http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS...
小松左京の『継ぐのは誰か?』です.
アイディアはちょっと古い気もしますが,ここに描かれているネットワークはまさに21世紀のインターネット社会だと思います.1960年代前半に書かれた作品とは思えない先見性です.
子供の頃に読んだと思いますが内容を忘れてしまいました。もう一度読んでみます。
ちょっと有名どころですが、攻殻機動隊。
厳密には今から30年後の情報社会を描いてますが、90年代に発表された原作ではネットに覆い尽くされた現代の情報社会と、その中で起こりうるサイバーテロなどを見事に予見しています。
ここで描かれている内容は、既に現在にも当てはまるところが多いと思います。
ありがとうございます。観てみます。
こんにちは
パソコンやインターネットというものは、ある意味で大衆の支持により草の根的に発展した世界です。為政者や大企業が押し付けたものではありません。その意味では、この技術が萌芽する前に、正確に予見できた人はいないと思います。
それほど革命的であったということであり、一時民主主義を標榜する国々の中で萌芽しかけた全体主義的傾向や衆愚政治的傾向を解体する作用をしています。
従って、ビシッと当てた人はいないわけですが二つほど例題を挙げます。
1.2001年宇宙の旅
映画版
小説版
もちろんクラークの続編も参考いただきたいのですが、HALという人工知能がいわばエージェントとして人間を補佐するという設定です。それのみか、基本指令を忠実に実行するため殺人まで犯してしまうことになります。
HALについては下記の文献も参照ください
2.1984
オーウェルの想定したのはITが全体主義的為政者の支配ツールとして使われる社会でした。双方向テレビに似たインテリジェントツールが出てきます。
1984年はともかく2001年宇宙の旅の人工知能はITとは無縁に思えるのですが、、
ヴァレリア・ファイル シリーズ
攻殻機動隊などほかの映像でみせるタイプの作品は、情報通信は人間からみて極々簡素で便利にアクセスできるように、呼べば目の前にホログラムディスプレイが表示されたり、声で操作できたり、端末を体を改造して取り付けたり、とかアニメチックに描かれています。
が、この作品はそれに比べていくぶん現実的というか、事務所の子汚い部屋から、ちまちま端末叩いてハッキングして、入手した情報は別媒体に移して人手で渡すといった、現実にそういったやり方で飯を喰ってるやつがいるとしたら?という視点でキャラクターの行動が描かれていたような気がします(読んだのが14年以上前なのでうろ覚えです)。
後半はだんだんと話が大きくなってくるのでアニメチックになってきます。
以前は角川スニーカー文庫で発売されていましたが、今は違うみたいです。古本ならおそらく一冊\50~\200ってところです。
ありがとうございます。
攻殻機動隊がでてくるのなら、根っこはまず必要かと…。
電脳三部作は予見というより、まだ現実は追いついてないところが多いですが。
http://www.na.rim.or.jp/~majio/bookshelf/book/Gibson_IDORU.html
http://cruel.org/cut/cut199712.html
そういう意味ではこの作品の方が「予見」というお題に近いかもしれません。
1996年に書かれた近未来の日本を舞台にしたネットアイドルのお話。
2ちゃんねるとおぼしき巨大掲示板も登場します。
ウイリアム・ギブスンの小説はそうですね。ありがとうございます。
攻殻機動隊のようなITの用語が出てからの作品がOKなら、リアルタイムオンラインゲームを扱った空談師
なお、質問者の意向で回答受付中はコメント受け付けない設定のようなので、この場を借りて、前回回答の補足。
HALという仮定の人工知能が現在のITとは関係ないという質問者のご指摘でしたが、まさにそのあたりの事情つまりHALのインパクトがどのようにコンピュータサイエンスに影響を与えたかが〈HAL伝説〉の主題でもあります。
回答文の中で〈エージェント〉という用語をあえて使っていますが、確かに現在においても思考するマシンは開発されておりませんが、AI関連技術は現在のコンピュータ・コンピュータ通信に多様な形で組み込まれております。是非この点認識を改めていただきたいと思います。
蛇足ですが、攻殻機動隊などはそれこそAIに関する問題が主題となっていますね。
ありがとうございます。読んでみます。