青空文庫はよく読んでいます。いつか自分でも好きな作品のアンソロジーを作ってみたいです。
「楽しい冊子」ということで、まずは私が青空文庫で初めて読んで、おなかがよじれるほど笑った文章です。
夢野久作、『創作人物の名前について』
http://aozora.gr.jp/cards/000096/files/2138_21908.html
創作の中の人物の名前なんかドウデもいいじゃないか。どうせ出鱈目(でたらめ)に附けるんだから……とか何とか云っている血も涙も無い人々には特に大きな声で申上げておく。創作中の人物の名前を選むという事は、吾児の名前や、自分のペンネームを附けるよりもモットモット苦心するものである。それこそ血のにじむほど涙ぐましい……という程でもないが、相当の神経衰弱に価する苦心を要するもの……という事だけは記憶しておいて頂きたい。
季節感ということでいうと、そろそろ外れてしまいそうですが、若山牧水の『秋草と虫の音』。
http://aozora.gr.jp/cards/000162/files/885_17665.html
漱石からのつながりで、寺田寅彦もよいのではと思いました。
http://aozora.gr.jp/index_pages/person42.html
例えば『柿の種』、随筆集です。特に好きなものだけ抜き出して印刷して綴じてもよさそうです。
http://aozora.gr.jp/cards/000042/files/1684_11274.html
日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、ただ一枚のガラス板で仕切られている。
このガラスは、初めから曇っていることもある。
生活の世界のちりによごれて曇っていることもある。
二つの世界の間の通路としては、通例、ただ小さな狭い穴が一つ明いているだけである。
しかし、始終ふたつの世界に出入していると、この穴はだんだん大きくなる。
しかしまた、この穴は、しばらく出入しないでいると、自然にだんだん狭くなって来る。
岡本綺堂が翻訳したダニエル・デフォーの作品も青空文庫に入っています。これは冊子のかたちで読みたいと思う作品です。青空文庫にあるのは『ヴィール夫人の亡霊』という怪奇小説、短編です。
http://aozora.gr.jp/cards/001087/files/42304_16647.html
鈴木三重吉も印刷して読みたいです。下記は『やどなし犬』という作品です。
http://aozora.gr.jp/cards/000107/files/18375_14450.html
漱石なら『永日小品』や『二百十日』もぜひ。
http://aozora.gr.jp/cards/000148/files/758_14936.html
http://aozora.gr.jp/cards/000148/files/751_14958.html
怪奇小説風味の『變な音』もおもしろいかもしれません。
http://aozora.gr.jp/cards/000148/files/764.html
それから、今年から青空文庫に入った坂口安吾。下記は『ピエロ伝道者』(随筆)です。
http://aozora.gr.jp/cards/001095/files/45716_23676.html
『風博士』も電子テクストになっています。
夏目漱石の「硝子戸の中」是非お願いいたします!
さっそくの回答をありがとうございました。
そうですね。あの静かな感じは何度読んでもいいですね。入れます。
ありがとうございました。
冊子の目的がわからないので、コンセプトから外れていたらノーポイントでオネガイシマス。
芥川を入れるなら、ロシアの芥川(え?)ゴーゴリも是非。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person207.html#sakuhin_list_...
冊子は、「楽しい本」がコンセプトです。あとで、読みますね。回答者様がお気に入りなら、それでいいんです。ありがとうございました。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person93.html#sakuhin_list_1
南方熊楠「十二支考」。
青空文庫にはまだ、虎、兎、蛇、馬しかないですけど、作業中の作品に期待しつつ一項目ずつ製本して、ゆっくりコレクションしていく楽しみがありそうです。
ほら、子供の頃、ありませんでした? 小さな薄い絵本が可愛いケースにまとめて収まっていたようなセット。将来的にはそれと似たような大人のコレクションが作れそうですよ。ちょっと楽しくなってきます(^-^)
また、こういうPCではちょっと読み疲れしてしまう作品こそ、冊子作りには最適ではないかとも思います。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html
日本国文部省「あたらしい憲法のはなし」。
今、憲法問題がやたら激しく政治の舞台で語られていますが、
といったことを知るための一つの手がかりがここにあります。
もう、めったに見ることのない文献だけに、この一編に潜む価値は極めて高いと言えるでしょう。
この文献から、戦勝国押しつけの卑屈さが見えるのか。それとも、やっと手にした平和と自由への希望が見えるのか。
私たちが憲法問題を語るのは、それからです。
ありがとうございます。ちょっと難しいかも。でも、見てみますね。
折口信夫「死者の書」http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/4398_14220.html
下に冒頭の3行を写しますが、不思議な雰囲気の小説です。「大津皇子の屍骸が、その魂の目覚めを得た」というシチュエーション。高校生のころよ見ました。
彼(か)の人の眠りは、徐(しず)かに覚めて行った。まっ黒い夜の中に、更に冷え圧するものの澱(よど)んでいるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。
した した した。耳に伝うように来るのは、水の垂れる音か。
ありがとうございました。見てみますね。
まだまだ、募集中です。よろしくお願いします。
いいですね。ちょっとむずかしいですけれど。
ありがとうございました。
http://www.aozora.gr.jp/index.html
青空文庫
「青空文庫は、利用に対価を求めない、インターネット電子図書館です。著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものをそろえています。」
(*´▽`*) 青空文庫、いいですよね!!
ステキな本が出来上がるといいですね^^
宝物になりそうですね!
私のオススメは有名どころですが、
作品名: 最後の一枚の葉
作品名読み: さいごのいちまいのは
原題: The Last Leaf
著者名: オー・ヘンリー
短くてあったかい↑
作品名: 若菜集
作品名読み: わかなしゅう
著者名: 島崎 藤村
その中の、「初恋」等。
↑昔の言葉遣いのロマンのようなものを感じます。小説限定だったらごめんなさいね!
いえいえ、「初恋」は忘れてました。
大好きなんです。あの詩。
オーヘンリーもあるんですか。知りませんでした。
どちらもヒットしています。ありがとうございました。
青空文庫はよく読んでいます。いつか自分でも好きな作品のアンソロジーを作ってみたいです。
「楽しい冊子」ということで、まずは私が青空文庫で初めて読んで、おなかがよじれるほど笑った文章です。
夢野久作、『創作人物の名前について』
http://aozora.gr.jp/cards/000096/files/2138_21908.html
創作の中の人物の名前なんかドウデもいいじゃないか。どうせ出鱈目(でたらめ)に附けるんだから……とか何とか云っている血も涙も無い人々には特に大きな声で申上げておく。創作中の人物の名前を選むという事は、吾児の名前や、自分のペンネームを附けるよりもモットモット苦心するものである。それこそ血のにじむほど涙ぐましい……という程でもないが、相当の神経衰弱に価する苦心を要するもの……という事だけは記憶しておいて頂きたい。
季節感ということでいうと、そろそろ外れてしまいそうですが、若山牧水の『秋草と虫の音』。
http://aozora.gr.jp/cards/000162/files/885_17665.html
漱石からのつながりで、寺田寅彦もよいのではと思いました。
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例えば『柿の種』、随筆集です。特に好きなものだけ抜き出して印刷して綴じてもよさそうです。
http://aozora.gr.jp/cards/000042/files/1684_11274.html
日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、ただ一枚のガラス板で仕切られている。
このガラスは、初めから曇っていることもある。
生活の世界のちりによごれて曇っていることもある。
二つの世界の間の通路としては、通例、ただ小さな狭い穴が一つ明いているだけである。
しかし、始終ふたつの世界に出入していると、この穴はだんだん大きくなる。
しかしまた、この穴は、しばらく出入しないでいると、自然にだんだん狭くなって来る。
岡本綺堂が翻訳したダニエル・デフォーの作品も青空文庫に入っています。これは冊子のかたちで読みたいと思う作品です。青空文庫にあるのは『ヴィール夫人の亡霊』という怪奇小説、短編です。
http://aozora.gr.jp/cards/001087/files/42304_16647.html
鈴木三重吉も印刷して読みたいです。下記は『やどなし犬』という作品です。
http://aozora.gr.jp/cards/000107/files/18375_14450.html
漱石なら『永日小品』や『二百十日』もぜひ。
http://aozora.gr.jp/cards/000148/files/758_14936.html
http://aozora.gr.jp/cards/000148/files/751_14958.html
怪奇小説風味の『變な音』もおもしろいかもしれません。
http://aozora.gr.jp/cards/000148/files/764.html
それから、今年から青空文庫に入った坂口安吾。下記は『ピエロ伝道者』(随筆)です。
http://aozora.gr.jp/cards/001095/files/45716_23676.html
『風博士』も電子テクストになっています。
本当に丁寧な回答をありがとうございました。ひとつずつ、打ち出してみようと思います。感謝します。ありがとうございました。
本当に丁寧な回答をありがとうございました。ひとつずつ、打ち出してみようと思います。感謝します。ありがとうございました。