私の場合、ダイナフォントやモリサワパスポートだけではクライアントの要求に答えていけなくなってきました。
皆さんはどうされていますか?
そろえていくと,きりがないですよね。
基本的には,今までの成果物をサンプルとしてお見せし,プロの観点からいくと,このフォントがお勧めです,とごり押しします。
こだわりのあるクライアントだと,これは通用しませんよね。
いくらフリーのフォントが増えてきたとはいえ,プロのフォント屋のデザインは又違いますからね。
後は,フォント指定代金を明記することで逃げています。
クライアントの強い要望は,お金を出してでも実現したいという表われ,と捉えています。
モリサワフォントはそろえても悪くないと思いますが、それこそ本当にきりが無いので、
自分の手持ちのフォントのリストを見本つきで用意して、
そこから代用できないもの・別途どうしてもという強い要望があれば、
フォント資料を添付して提出します。
POPなデザインやモード系のデザインだと結構フリーフォントでまかなえたりもしますが、
企業などのある程度かっちりしたデザインには、
どうしてもシェアウェアフォントが不可欠ですし……。
また、最近モリサワでは
「モリサワパスポート」なるシステムを導入していますので
こちらに加入することも考えてはいかがでしょうか?
1年間、モリサワの全てのフォントを利用できるシステムです。
きりがありませんよね。
モリサワパスポートとダイナフォントは使用中。
しかし、どのフォントからは別途料金を請求できるかというボーダーが分かりません。
パスポートは使用されていたんですね、大変失礼しました。
これもひとつの案ですが、
こういうサービスを使ってみるのはいかがでしょうか?
どういう風に使うのかは工夫がいりますが、
表示させたい文字(15文字まで)で見本を作ることができますので
いいかもしれません。
フォントを探すというのは別問題で、あることはあるのですが、今知りたいのは、毎回クライアントに合わせて購入されているのか、そして全てのパソコンにどこまでの書体をインストールしておくのがウェブ業界では標準なのか知りたいです。
現在は違いますが、web製作会社経験者です。
フォントの用意についてはweb製作会社によってかなり差があると思います。
それこそDTPもこなすデザイン会社であれば十分な用意はあるでしょうし、webディレクションよりの会社であれば用意が少ない可能性もあるでしょう。
軽んじれる事ではないですが、web製作という括りになると一部分の話になってしまうと思うんですよ。
1台ごとにライセンス料がかかるような物で、あまり使用しないものであれば複数台にインストールはしないのではないでしょうか。
2つ目の質問の、手持ち以外のフォントを指定された場合、
写真やイラストの指定と似たような扱いになってしまうのでは。
(a)クライアントに素材(文字が組まれた状態のEPSファイルなど)を用意して貰う
(b)指定料金を貰って外注
こんな所でしょうか。
手持ちフォントが無いからという事は言わず、指定する場合はこういったシステムにしているという説明が良いでしょう。
カーニングやら行間、ベースライン調整まで行くと、そこでもキリがないので指定料金を高めに提示し(a)を勧めます。
それでも(b)になった場合は、なんとかして条件でやってくれる外注を探すしかないですね。
完璧な製作環境があれば素晴らしいですが、そうは言ってられない事が多いですよ。
やはりaの考えになりますよね。私の会社はデザイン会社ではなくwebディレクションよりの会社です。モリサワの基本書体ぐらいはそろえておかないとクライアントからの信頼を得られにくいと感じることがありました。一部のパソコンにモリサワがあっても、短時間での仕上げに対応するための作業分担ができなくなります。ですのでせっかくインストールされているPCがあるのにもかかわらず結局統一されるほうが優先されますから、使わずじまいにってしまいます。
もちろん完璧な作業環境を求めるのは贅沢なことだと思っておりますが、会社の仲間のスキルや能力、努力とは関係ないところでクライアントに不信を抱かれたり会社ごと否定されるのは悔しくてなりません。
kokkuriさんのおっしゃいますとおり特殊な書体の指定の場合はaで対応するつもりです。
他社の事情も想像がつきました。有難うございます。
こちらはプロですがクライアントも分野の違うプロです。ブランドが確立していて、カタログやポスターやCMなどの世界観も作りこんで統一しています。
フォントがない製作会社って大丈夫なの?って思われてもしかたない気がします。