戦前、日本の統治下にあった台湾や朝鮮では台湾銀行券や朝鮮銀行券といったその地域でしか利用できない紙幣が発行されていました。
これらの地域では日本銀行券も流通しており、なぜ地域限定の紙幣を発行する必要があったのかよくわかりません。
http://naguraka.fc2web.com/museum/japan/chosen/history.htm
こちらのサイトによると……
『中国大陸と隣接した朝鮮半島にて同じ日本銀行券を使用すると、有事の際に大陸・朝鮮における貨幣制度が混乱した場合、日本本土でも通貨価値の混乱を招く恐れがあるから、などと説明されています。つまり、中国大陸の「圓」と日本帝国の「圓」の緩衝地帯の役割が期待されていたわけです』
との事ですが、レートが固定され常に日本銀行券と交換可能な紙幣がなぜ緩衝地帯として機能するのかわかりません。
というわけで、台湾銀行券や朝鮮銀行券を発行するメリット、日本銀行券のみを流通させた場合のデメリットを出来るだけ詳しくお教えください。
また、この事について詳しく書いてある書籍などもありましたらあわせてお教えください。
下記URLを参照ください。
朝鮮銀行券
http://naguraka.fc2web.com/museum/japan/chosen/history.htm
「ところで、どうして対馬海峡を隔てただけの距離にあった朝鮮半島で日本銀行が発行する「日本銀行兌換券」(昭和19年からは、日本銀行券)ではなく、わざわざ新銀行まで設立して銀行券を発行しなければならなかったのでしょうか。理由には、いくつか考えられますが、中国大陸と隣接した朝鮮半島にて同じ日本銀行券を使用すると、有事の際に大陸・朝鮮における貨幣制度が混乱した場合、日本本土でも通貨価値の混乱を招く恐れがあるから、などと説明されています。つまり、中国大陸の「圓」と日本帝国の「圓」の緩衝地帯の役割が期待されていたわけです。」
台湾銀行券
http://homepage1.nifty.com/oj-hiroba/sentaihold/sentai_7.htm
*引用先が誤っていましたので、訂正します*
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/staff/youran/kagotani.pdf
通貨圏構想としての「日本帝国主義」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%B...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%A...
最近の事例ではフォークランド紛争が参考になるでしょう。
フォークランド諸島は一時アルゼンチン軍に占領されましたが、あらかじめフォークランド諸島の通貨は「フォークランド・ポンド」になっていたため、仮にアルゼンチン軍が諸島内の通貨を接収した場合でも、アルゼンチン側にイギリスの国富が流出しないようになっていました。
なるほどねぇ、そういうからくりですか。
……あれ、でもそうなると樺太限定の紙幣がなっかたのはなぜ?
経済規模が小さくて万が一の時に失うものが少なかったから?
でもそれならフォークランドだってたいした金は持ってないだろうし……
この辺りの事情を説明できる方、もう少し踏み込んだ回答を引き続きお待ちしてます。
質問を理解できないなら無理して回答していただく必要は無いんですよ。