>私立大学の入試科目が主に「3教科」であることは、何の理由からですか?
高校までの勉強の基本は、
「国語・数学・理科・社会・英語」
しかないからです。
文系=国語・社会・英語
理系=数学・理科・英語
どちらも最低限は3教科となります。
出来るだけ出題範囲を減らすことで偏差値が上がり、受験もしやすくなり人が集まりますので、最低限のみの試験を行う大学がほとんどです。
理由1:DRYさんが書かれていますが、3科目に絞ることによって、受験者しやすくしている。
理由2:伝統的に、理系の学問には文系の、文系の学問には理系の知識はそれほど必要ないと考えられて
いたから。
これは、高校で基礎的なことは学習しているというのが前提になっている考えなのですが。高齢
の教官にはそのような人はまだ残っています。
もちろん、現実に研究をやっていくと、必ずしもそうでないことは判るのですが。
理由3:入試を行うためのスタッフの問題。
理系の学部には文系の、文系の学部には理系の教官は非常に少数しかいません。もし、この状態
で4科目以上の入試を行うと問題作成が非常に困難になります。また、コストも高くつきます。
個人的には理由1と理由3が大きな要素だと思います。各大学とも、できるだけ低コストで優秀な学生を取り
たいと考えていますから。
ちなみに、3科目に特化した学生だけでなく、5科目(正確には6科目)をまんべんなく受験勉強したタイプ
の学生を選抜したいと考える大学はセンター試験を利用する入試も併用するケースが出てきています。
ありがとうございます。次のような理由もあるようですね。(特に単科大学だと困難ですよね)
・(入試)問題作成が非常に困難
ありがとうございました。
ありがとうございます。私立という営利が絡む部分で、科目を限定することは次のように利がありそうですね。
1)出題範囲を限定→偏差値が上がりやすい
2)出題範囲を限定→受験し易い
3)出題範囲を限定→上記2)に関連し受験生を集め易い