論文などを書く際に,先行研究から引用しますが,そこで「先行研究では~~~~といわれている」などと表現します.
ここの「~~~~といわれている」の表現なんですが,「言われている」としても正しいのでしょうか?なんとなく「言う」とするとしゃべっているという表現に近い気がしてなかなか変換する勇気がありません.でも「云う」というのもあまり見ません.言われている,云われている,謂われている,いわれている・・・・日本語としてはどれが正しいのでしょうか?
これは、私も気になって先週調べました。
答えは、「いわれている」になりますが、「言われている」でも間違いではありません。
因みに、云、謂、は常用漢字ではないので、あまり使いません。
漢字は話すという行動を伴うイメージが強く、平仮名は話すという行動があまりイメージされない場合に使うと理解すると良いと思います。「先行研究では~~~~といわれている」の場合は、伝聞の意味合いが強いので、「言う」よりも行動の度合いの弱い「いう」をつかう方が良いのです。しかし、相手に論文の著者がそのような話をしたというイメージを持たせたい時は、わざと漢字を使うのも良いと思います。
この上の文章に使用した「という」は、言葉を強調するためのいうです。これも平仮名でつかう「言う」です。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%84%E3%81%86&enc=UTF-...
日本語としては謂うが正しいと思いますが、「謂う」は一般的に使われていませんし、「いう」と書いたほうが望ましいと思います。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/6130/kanji/dokunigigo...
仮名表記が無難な感じがしますねぇ・・・ありがとうございます.
『広辞苑』では「必ずしも伝達を目的とはせず言葉や音声を発する表出作用をいう」として、いう・言う・云う・謂う、をいっしょくたにしています。つまり、どれも同じということらしい。
東京堂出版の古い『類語辞典』を引っ張り出してみたところ、かなり詳しい。
・言「心に思うことをことばにして述べること。自己の言うことを主にして、相手に重きをおかぬ場合」
・曰「孔子曰くというように、人の言辞をそのまま引用するときに用いる。また物に名づけるとき、曰く仁、曰く義というように物を数えるときにも用いる。漢文の場合、曰は文尾に置かない」
・謂「言に似ているが用法が多い。人のうわさをするとき、人に話しかけるとき、物を名づけるとき、批評するとき、口に出さず心中で思うことなどに用いる」
・云「曰くに似ているが、やや軽くいう。漢文の場合、文の終りに云を置くのは、これこれということだの意味」
辞典を調べていただき,ありがとうございます!なんかわかってきた気がします.
これは、私も気になって先週調べました。
答えは、「いわれている」になりますが、「言われている」でも間違いではありません。
因みに、云、謂、は常用漢字ではないので、あまり使いません。
漢字は話すという行動を伴うイメージが強く、平仮名は話すという行動があまりイメージされない場合に使うと理解すると良いと思います。「先行研究では~~~~といわれている」の場合は、伝聞の意味合いが強いので、「言う」よりも行動の度合いの弱い「いう」をつかう方が良いのです。しかし、相手に論文の著者がそのような話をしたというイメージを持たせたい時は、わざと漢字を使うのも良いと思います。
この上の文章に使用した「という」は、言葉を強調するためのいうです。これも平仮名でつかう「言う」です。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%84%E3%81%86&enc=UTF-...
やっぱり同じような疑問を持たれた方が!結構いるとは思っていましたが.おられました.かなり確信をつくお答えをありがとうございます!
私の場合は仮名表記がよいように思いました.助かりました!
やっぱり同じような疑問を持たれた方が!結構いるとは思っていましたが.おられました.かなり確信をつくお答えをありがとうございます!
私の場合は仮名表記がよいように思いました.助かりました!