現在国内の現代作家によるミステリ小説では、京極夏彦先生の「京極堂シリーズ」、島田荘司先生の「御手洗シリーズ」、森博嗣先生の「S&Mシリーズ、Gシリーズ」などを読んできました。
新しい推理小説を読みたいと思うのですがどのシリーズを読めばいいか悩んでおります。作品の好みとしてはとにかく濃度・密度が濃い作品を好みます。トリックが秀逸なのももちろん必須条件です。
おススメの推理小説家および作品の紹介をお待ちしてます。そのシリーズの素晴らしさや、とくにシリーズの中ではこれがいい!などの紹介も歓迎いたします。
ただし、現代作家でさらに、国内の作品の紹介をお願いします。つまり古い作品(金田一シリーズとか)や海外の作品は否ということです。
あと、有栖川先生、赤川先生の作品たちは個人的に趣味ではないのでご紹介はご遠慮下さい、ごめんなさい。
笠井潔の矢吹駆シリーズはいかがでしょうか。多少ペダンチックですが、読み応えがあります。哲学に興味のある人ならなおさらです。
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0204_02.html
ただし、シリーズは必ず順番通りに読んでください。(後の作品で以前の犯人について語っていたりするので。。)
サマー・アポカリプス (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
やっぱり笠井潔先生のおススメきましたね。これを機会に是非読みますvありがとうございました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/250-761595...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A0%E4%BA%95%E6%BD%94
笠井潔著 矢吹駆シリーズ 第一作 バイバイ、エンジェル(著者処女作になります)
作家は処女作で全てを出し切るなどとも申しますが、これは単なる推理小説ではなく哲学的なややこしい話や若者の恋路のような話までジャンルを超えた厚みがあります。
重いと感じてしまうかもしれませんが、事件に目を向けて単純に推理小説としても楽しめますのでご安心を。。。
主人公は無口でクールな青年。
実直な警官を父に持つヒロイン。。。後は読んでのお楽しみ。。。
矢吹駆シリーズは順序に関係無く読んでも判るようになってますがバイバイ、エンジェルだけは一番に読むことをお勧めします。
2つ後の薔薇の女も凄いです。
笠井潔先生のおススメふたりめですね!
これはやはり読まねばですね(^^)
東野圭吾さんはいかがでしょうか?
ガリレオ探偵シリーズ
探偵ガリレオ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167110075/
予知夢
http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%88%E7%9F%A5%E5%A4%A2-%E6%9D%B1%E9...
容疑者Xの献身
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163238603/
まだ3作しかなく、長編が1篇だけとボリュームに欠けるかも
しれません。特に容疑者Xの献身はおすすめです。
また、QEDシリーズは私もお勧めです。
探偵さんメインからは外れてしまうのですが、島田荘司さんを継ぐものと
言われているらしい柄刀一さんもトリックが秀逸で面白いです。参考まで。
ifの迷宮
http://www.amazon.co.jp/if%E3%81%AE%E8%BF%B7%E5%AE%AE-%E6%9F%84%...
東野圭吾先生って白夜行しかしらなかったのですが、これを機会に読んで見ます(^^)
綾辻行人さんはどうでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%BE%E8%BE%BB%E8%A1%8C%E4%BA%B...
館シリーズが有名ですが、デビュー作でもある『十角館の殺人』 がオススメです。
館シリーズですか。そそられます(^^)
おススメをありがとうございましたv
もう少し説明がたくさんあると助かるのですが。これはシリーズ作品なのですよね・・・?
浅見光彦は趣味から外れそうなのでこちらを。
精神分析医・氷室想介シリーズ。
吉村達也からもうひとつ、推理作家・朝比奈耕作シリーズ
吉村達也ミステリはポピュラーさと読みやすさが魅力でしょうか。多作で当たり外れもある作家さんで読みやすさが薄いと感じられることもありますが、時々情念のにじみ出た読み物があり、そういう話がかなり好きです。初期のものに多いかも。
また、ホラー作品もかなり発表されてます。
・吉村達也
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%9D%91%E9%81%94%E4%B9%9...
精神分析医という職業に非常にそそられます(^^)
ただ、読みやすい作品である必要はあまりないです。そのかわり質問文に書いたように濃度・密度が濃い作品を好みます。
http://www.bk1.co.jp/product/1706507/review/77427
殺意の集う夜 西沢 保彦〔著〕
税込価格 *620円
出版 : 講談社
発行年月 : 1999.11
利用対象 : 一般
>>六つの箱に分けられた男七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。エレベーターで16秒間に解体されたOL。34個に切り刻まれた主婦。トリックのかぎりを尽くした九つのバラバラ殺人事件にニューヒーロー・匠千暁が挑む傑作短編集。新本格推理に大きな衝撃を与えた西澤ミステリー、待望の文庫化第一弾。
<<
どうでしょう??
ご紹介をありがとうございます。ただ、短編はちょっと・・・。質問文に書いているように密度・濃度が濃い作品が好きでして、となるとやはり長編が好ましいのです。
麻耶雄嵩の名探偵、メルカトル鮎のシリーズをお勧めします。
とにかくこの麻耶雄嵩と言う作家は「既存のミステリの枠」をぶち壊す作家なので、読んでいてクラクラします。
特にデビュー作となった『翼ある闇』は衝撃を受けること間違いなしでしょう。
その他、シリーズとしてはこれだけ出ています。
『夏と冬の奏鳴曲』
『痾』
『メルカトルと美袋のための殺人』
『木製の王子』
『鴉』
『名探偵 木更津悠也』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E8%80%B6%E9%9B%84%E5%B5%A...
>「既存のミステリの枠」をぶち壊す
興味深いコメントです(^^)読んで刺激になることを期待します(^^)
猫丸先輩シリーズはいかがでしょーか。
あのクチの悪さは一度しびれてしまうともう二度と離れられません。
人物描写に愛があります。
三十過ぎてアルバイトで生計たててる謎の童顔男、猫丸先輩の推理に惚れ惚れするのはわたしだけじゃないはず。
「お前さん、どこで物を考えてるんだよ、その首の上に乗っかってるのはパイナップルか、
その頭の上に詰まってるのは、ジューシィーな果汁百パーセントかよ」
「甘ったるくて聞いちゃいられられなかったぜ、金平糖にザラメまぶして生クリームで和えたのを
チョコレートでコーティングしてカラメルソースかけたみたいに甘ったるかった」
以上、猫丸先輩のせりふより。
幻獣遁走曲―猫丸先輩のアルバイト探偵ノート (創元クライム・クラブ)
>猫丸先輩シリーズ
噂に聞いたことはあるんですよね。これはつまり、猫丸なる先輩のキャラにはまればいけるということなのでしょうか。でも、それだけではちょっと困りものです。
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%A5%E6%9C%9F%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%...
米澤 穂信
春期限定いちごタルト事件
夏期限定トロピカルパフェ事件
ライトノベルなのでちょっと食い足りないかもしれないです。
事件らしい事件が起こらないのですが、ここのエピソードが積み重なって、ラストにつながっていく感じが面白いです。
これも聞いたことあります。
問題はわたしの求める濃度密度が存在するか否かなんですけれども・・・でも、読んでみますね。
http://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/
二階堂黎人先生の二階堂蘭子シリーズはいかがでしょうか?
「地獄の奇術師」は二階堂先生のデビュー作でもあり、少々トリックが弱くて賛否両論ですが、2作目の「吸血の家」から、ぐっと面白さがましたように思います。
>2作目の「吸血の家」から、ぐっと面白さがました
ということは真の評価は二作目を読んでからということですね。ご紹介をありがとうございました。
おススメありがとうございます!
七回死んだ男ならタイトルだけは聞いたことがあるのです(^^)