以前に中国産の冷凍ほうれん草から規定値以上の農薬が検知されたということから、中国からは輸入規制されているようですが、そもそも輸入ほうれん草というものを見かけません。
ほうれん草は国内自給率が高いのでしょうか?
日本人の一人当たりの消費量が、他国より高いのでしょうか?
近年のほうれん草の生産量や国内自給率、一人当たり消費量などのデータが見たいです。
http://www.food-mileage.com/blog/000253.html
自給率は9割ですが、
輸入の割合が増えてきています。
それも冷凍した状態で、こんな国から入ってきているのです。
1位 中国
2位 台湾
3位 ベトナム
4位 インドネシア
5位 チリ
6位 イタリア
7位 メキシコ
8位 アメリカ
9位 韓国
10位 タイ
(平成15年12月の日本貿易月表より)
ちょっと趣旨が外れますが御参考に。
http://earlybirds.ddo.jp/bunseki/Data/famires.html
2002年3月、輸入反対の立場を取る団体による検査データです。
外食産業では野菜など食材仕入れ値の季節変動を嫌い様々な調達手段を講じていますが、その一環として冷凍ほうれんそう~安価な中国産の採用があったのだと思います。ただし、残留農薬の発覚以降は使用していないと考えます。(コスト削減よりお客が来ない事の方が問題ですからねぇ。)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0617-2.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-7/index.html
で、厚生労働省側からH14年8月中国産ほうれんそうについて輸入の自粛要請が発令されていた様です。で、一旦解除されたらやっぱ違反があって再度自粛要請が出て、H16年6月17日付で限定的解除がなされたとあります。なにやらどこかの牛肉の話を思い出させますが、実際中国産のほうれん草を商品化しようというメーカーはしばらく出てこないのではないかと思います。
そもそも輸入ほうれん草というものを見かけません。
↓
それが、ある所にはあるんです。
輸入ほうれん草の使い道は、主に「冷凍食品」
あの蒲鉾型になっていてチンで調理する「ほうれん草のオシタシ」です。
いえ。生の輸入ホウレンソウというものを見かけないなあと思っているんです。
他の野菜にくらべて日もちしないからでしょうかね。
アジアではだいたいどこでも栽培されている・栽培可能なほうれん草。でも東南アジアで買うほうれん草は値段の割に長持ちせず、日本のスーパーのようにきれいに洗ってありません。
ほうれん草(生)の輸入が少ない理由は、①カットして1週間持たない。②日本の消費者は野菜の外観を重視するので、洗浄コストもかかる。③主な食べ方はおひたしや付合せで大量には消費しない。④日本人の好むほうれん草の種子は日本の種子会社が高値コントロールしている一方、油炒めが中心の海外では一般的でないので地元の販路が限られる。
なるほど。よくわかりました。
細かな解説をありがとうございました。
参考になりました!ありがとうございます。