下記のような場合を、どう思われますか?例えばですが・・・
患者は、ある医師に治療を受けましたが、信頼が出来ず、別の病院に移りました。治療方針に一貫性が無いと患者が混乱するという事で、別の病院でも、その病院の担当医のやり方では無く、最初の医師の方針で治療を行うようにしました。また、さらに、周囲の人が別の事を言うと患者が混乱するという事で、周囲の人にも同じようにさせ、最初の医師の決めた方向に心的誘導をし続けました。これは全て患者に隠してされました。
(患者は、混乱はしません。患者はそういうものだと認識し、治療はスムーズに行き易いです。ただ、本来得られる自然な機会を奪われました。自然な状態で、それぞれの人に関して、また、事象に関して、正しく状況・環境を把握していたら、違う事を感じ、違う選択をしていたかも知れません。長期的には、そのために患者が本来無かった苦しみを抱える可能性があります。逆に、本来無かった幸福が生まれる可能性もあります。)
この行為は、しても良い事ですか?
【Yes】 OR 【No】 +そう思う理由・背景は?
精神障害者福祉にかかわる仕事をしていらっしゃる方という事で、さらに聞いてみたいのですが・・・宜しければ教えて下さい。
精神科では、患者に対して、治療方針や医師の行為に関する説明をしない(薬以外の部分)、もしくは、正しくしない事が多々あるように思いますが、それは下記のどのような要素が強いですか?何か経験等もあれば可能は範囲で教えて下さい。
●医師の都合・利益(時間が無くて説明していられない・嫌がる人を説得するのが面倒・上手く説明できない・患者が何も知らない方が医師がコントロールし易い 等)
●患者の人権に対する意識の欠如(精神科患者の多くは、判断力が無い状態だから、
●医師が自分が絶対に正しいと思っている。(医師が決め、医師の指示に従う事で絶対に良くなる。医師の指示に従わせるのが最優先で、患者が拒否する可能性があるなら説明しない方がいい。)
●体の状態にだけ目を向けている。(体や脳の状態の改善で全てが良くなる。納得感があっても無くても変わらない。)
●隠して行う事そのものが治療(質問のような例ですと・・・周囲は本当に最初の先生の方針に同感で、同調している。と思わせる事で、本当は人それぞれが違う事を思い・感じ・伝える事を、一方向に統一して、患者にそういうものだと感じさせて、そう行動させる・・・という形で患者の行動を医師の思う形で変えた・・・医師からすると治療なのだと思います。)など
それぞれの場所で、それぞれの風潮があるかと思いますので、ご経験の範囲で構いません。
可能であれば宜しくお願い致します。
医療内容に納得がいかずによその病院に移る際、紹介状(診療情報提供書)を提出したのではないでしょうか。
措置による入院であった場合や、公的補助を受けたりしている場合に、診療情報が患者の知らないところで交換される場合があります。措置の場合は、診療情報の交換は致し方ないと考えられる側面があります。
また、精神科治療の主たる手段である投薬は、厳重に医師の管理下で行われない場合に急激な悪化の原因になることがあります。そのために、診療情報を提出されている場合には、以前に行われていた治療内容から、患者の様子を観察したり、訴えを取り入れて徐々に変えていくというのが一般的な方法としてとられるように見受けられます。
このような経験がある患者さんは、診療情報を提出しないで他の病院を受診する場合があります。いわゆるドクターショッピングです。ドクターショッピングで、相性の良い先生と出会う機会も、実際にあると思います。
薬に関しては素人ではありますが、実際に投薬内容の変化によって人がどのように変わるか目の当たりにしている立場から、ある程度よりも重篤な症状で長期間服薬していたり投薬量が多かったりする場合は、危険なことだと思います。
(精神医療施設を経て、精神障害者福祉にかかわる仕事をしています)