私の認識では、ロールオーバーとは直近の期限の先物を清算して時期の先物を買うということだと思っています。
そこで疑問があります。
1:なぜロールオーバーする必要があるんでしょうか? 満期までもってSQがきたら買い換えればいけないのでしょうか?
2:みんながロールオーバーしたいと思えば直近のねはくずれ、次期の先物の価格が高騰してしまうと思うのですが、なぜそうならないのでしょうか?
3:そもそも先物というのはとりあえず売られていますが、一番初めに持っているひとはだれなんでしょうか?株なら会社が株券を発行しているからわかるのですが、先物は気がついたら板が厚くなっているので謎です。
http://kabuyougo.blog15.fc2.com/blog-entry-216.html
http://www.traderssec.com/learn/glossary/detail/198.html
現物決済を避け、先物取引のポジションを更新・維持する
先物というのは、売りポジションと買いポジションがありますよね。ロールオーバーの対象になるのは、通常、
・現物の個別を持っていて
・ヘッジとして先物を売っている
人たちで、つまり裁定狙いですね。なので、
1.
>なぜロールオーバーする必要があるんでしょうか?
現物ポジションを軽くしない限り、それに見合った先物売りポジションが必要です。
>満期までもってSQがきたら買い換えればいけないのでしょうか?
これはちょっと自信がないのですが、満期で消滅してから次のを買ったのでは、価格の安定性、十分な取引量、空白期間が生じるリスクがあるからではないでしょうか。
なお、「買い換え」とおっしゃていますが、買いポジションとは限らないことはご存知ですよね?
2.
売りポジションと買いポジションの枚数は常に同じです。なので、売りポジションの人がロールオーバーしようとすれば下げ圧力になります。
どうしても「ポジションを持つ」=「買う」と考えがちなのかもしれませんが、売りと買いは対等です。
3.
一番始めはみんなゼロです。17000円で10枚売りたい人と、10枚買いたい人が現れると、その間で取引が成立して、+10のポジションと-10のポジションがこの世に出現する、というわけです。
損益もポジションも常にゼロサムなんです。
現物株とは異なり、持っていなくても売れるわけなので、「17000円なら売り」という人と「その価格なら買い」という人さえいれば売買が成立するということです。モノの売買ではなく「お金の受け渡しに関する契約」ですからね、先物は。
ご近所なら、喫茶店で語りたいところです(笑)
ふむふむ、だいたいわかりました。
普通の銘柄なら、売りポジションと買いポジションの数はたいていの場合買いのほうが多くて信用倍率1倍の銘柄といえばおかしな銘柄なのでどうしても買い優勢であることが前提という先入観がありました。
あと、形から入るので先物先導で下げとか仕掛けという言葉から先物を知ったので現物株や信用株を持ってヘッジとして先物を買う(ポジションを取る)という世界も今日はじめて意識した概念でした。(考えてみれば、当たり前のことなんですがw)
ところで現物決済を避けとかいてありますが。
つまりSQが17033円で17540円で買いポジションを取ったら。その差額の50万7000円だけ払うという考えでした。 この場合でしたら証拠金ではなく現物として1754万円払うということですね?
>この場合でしたら証拠金ではなく現物として1754万円払うということですね?
いえ、225先物では、現物による決済はいっさい行われません。
強制的に差額で決済されます。#1さんが書いた「現物決済を避け」というのは、シカゴの豚肉とか大豆の世界じゃないでしょうか。
繰り返しですが、モノの売買ではないので、SQで最後に一致するという点以外、現物とは関係ない(というと明らかに言い過ぎですが)のです。
>ひとつの限月が終了する前に反対売買で決済してしまう取引では、SQはさほど関係ありません。しかし反対売買による決済をしないまま(つまり建て玉を持ったまま)最終売買日を迎えた時は、買い建て、あるいは売り建てしているポジションは、すべてSQの値段によって強制的に決済されます。それゆえにSQは「最終清算値」と呼ばれます。
◆裁定について
裁定取引をやる人たちは、現物の日経平均と先物との差が一定値以上(短期金利と売買手数料から計算される)開いた瞬間に現物買い、先物売りのポジションを持ち、その差が一定値以上に縮まるか、SQ(現物と先物の価格が一致させられる日)が来たら反対売買します(みんながいっせいにポジションをゼロにしたら現物がガーンと下がって先物が上がらないか?という疑問があるかもしれませんが、そんな気配があれば反対方向の動きをして利益を得ようとする人が出てきますし、そもそもいっせいにポジションをゼロにはしません)。
彼ら(裁定取引での利益を狙う人たち)は、価格の上下ではなく、現物と先物の開きだけから利益を得ています。市場金利に勝てればそれでオッケーという世界なので、リスクを取って売りか買いかを判断する我々とは別次元です(笑)
◆ヘッジについて
実際には先物だけでなくオプションも絡んでいるので単純ではありませんが、そこらは私もよくわかりません、難しくて。
なお、今回の下げでは証拠金以上の下げが発生しているので、高いところで買いポジションを持った人は、証拠金に余裕がなければ強制決済されて資金がゼロになり、さらに借金取りがやってくる世界ですね。
ふむふむ、だいたいわかりました。
普通の銘柄なら、売りポジションと買いポジションの数はたいていの場合買いのほうが多くて信用倍率1倍の銘柄といえばおかしな銘柄なのでどうしても買い優勢であることが前提という先入観がありました。
あと、形から入るので先物先導で下げとか仕掛けという言葉から先物を知ったので現物株や信用株を持ってヘッジとして先物を買う(ポジションを取る)という世界も今日はじめて意識した概念でした。(考えてみれば、当たり前のことなんですがw)