あれ?ホラーにするつもりだったのに、なんかナポリタン風味になっちゃった。
〜〜〜
朝日を浴びる彼女は、この時、人生で最高の喜びの中にいた。
愛し合う二人のために開かれた、このささやかな結婚式。
牧師に促されるまま、二人は愛を誓いあい、接吻を交わし、
そして新郎は新婦を抱きかかえて、ドアの外へと歩き出した。
彼女の両親は涙を流していた。
ドアの向こうでは結婚式の朝らしく白い服に身を包んだ人々が、
天使のように盛大な拍手で二人を出迎えた。
新郎は新婦を抱きかかえたまま、特別に設けられた赤い絨毯の上を
一歩一歩進んで行った。
新郎は思った。今夜は眠れない夜になりそうだな、と。
〜〜〜
この際、なんでもお好きなように回答してください。
新婦は瀕死の病で、もはや余命いくばくもなかった。
病状を見守り、回復を待ちわびていた恋人は、最後の日が来る前に式を挙げることを決意する。病室である個室に牧師を招き、朝日のなかで永久の誓いをたてた。
医師の見立てでは、今日が新婦の最後の日。最後の時を自宅で迎えるべく、新郎が新婦を抱き病室の扉をあけた。
足繁く通い、恋人の回復を祈り続けた新郎に病院の看護士や職員も惜しみなく祝福の拍手で出迎えた。赤い絨毯は短いものではあったが、特別の許可をもらって借りてきたものを特別の日のために敷いたのである。
看護士に伴われ、自宅に帰る。最後のときを自宅で迎えるための、ホスピスならではのサービスだ。
死の後の儀式や夜伽のために今夜が眠れないことは、悲しみを通り越して思考が混乱している新郎にも、はっきりした事実として覚悟されていた。
以上、結婚式では白は花嫁のための色なので、白い服に身を包んだ人がいる場所を想定してみました。病院から出て行く際の様子に無理があるので、ホスピスに居た事にこじつけてしまいました。
新婦は瀕死の病で、もはや余命いくばくもなかった。
病状を見守り、回復を待ちわびていた恋人は、最後の日が来る前に式を挙げることを決意する。病室である個室に牧師を招き、朝日のなかで永久の誓いをたてた。
医師の見立てでは、今日が新婦の最後の日。最後の時を自宅で迎えるべく、新郎が新婦を抱き病室の扉をあけた。
足繁く通い、恋人の回復を祈り続けた新郎に病院の看護士や職員も惜しみなく祝福の拍手で出迎えた。赤い絨毯は短いものではあったが、特別の許可をもらって借りてきたものを特別の日のために敷いたのである。
看護士に伴われ、自宅に帰る。最後のときを自宅で迎えるための、ホスピスならではのサービスだ。
死の後の儀式や夜伽のために今夜が眠れないことは、悲しみを通り越して思考が混乱している新郎にも、はっきりした事実として覚悟されていた。
以上、結婚式では白は花嫁のための色なので、白い服に身を包んだ人がいる場所を想定してみました。病院から出て行く際の様子に無理があるので、ホスピスに居た事にこじつけてしまいました。
大正解です。
私はホスピスまでは思い至らなかったのですが、この回答の方がこの問題にはマッチしてますね!
うーん、さすがにはずしそうだなあ…。
続きとしてはこんな感じか?
彼女が急に倒れ、その病名がほぼ絶望的なものであると告げられたのは結婚しようかどうかまだ新郎が迷っているころだった。
手術を受ければ助かる可能性がほんの少しだけあった。
彼女は頼んだ「もし、このまま死んでしまったらと思うと恐くて手術を受けられない。せめてあなたの妻になってから死にたい」と。
そうして挙げられたささやかな結婚式。
外には白衣を着た病院スタッフが待つ。手術にはかなり長い時間を要するだろう。
今夜は…祈りながら…けっして眠ることはできなさそうだ。
えーと、頭にあったのはブラックジャックの1エピソードです。新郎が執刀医で自分が手術するので(そりゃ当然)眠れない…のほうが感動的だけどそれだとそのエピソードそのままなので。
これも正解です。
情景が目に浮かぶようです。
SIDE 新婦
私の命がもうわずかしかないことは、私が一番よくわかっていた。
最後のわがままを聞いて欲しいと彼に自分の願いを話すと、
彼は無理に微笑みながら頷いてくれた。
私はもうすぐ彼の花嫁になる。
母の手作りのドレスとケープ、そしてブーケを荒い息の中身に付けてもらうと、
それだけで身体の中が何かに満たされていくような気がした。
もうすぐ彼が来るからがんばるのよ、という看護婦さんの声が聞こえる。
ああ、でも。
朝の光が私を照らしている。
今の私は彼にきれいに見えるだろうか。
そうね、私は幸せね。きっと今誰よりも。
遠くで彼が私の名を呼ぶのが聞こえた。
私は途切れていく意識の中、「ごめんなさい、ありがとう」と呟やき、
ゆっくりと目を閉じた。
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というわけで以下キーワード推測。
>朝日を浴びる彼女は、この時、人生で最高の喜びの中にいた。
>愛し合う二人のために開かれた、このささやかな結婚式。
>牧師に促されるまま、二人は愛を誓いあい、接吻を交わし、
結婚式
>そして新郎は新婦を抱きかかえて、ドアの外へと歩き出した。
すでに新婦は自分で立つことが出来ない。
>彼女の両親は涙を流していた。
新婦が亡くなった悲しみと、最後の晴れ舞台の切なさに。
>ドアの向こうでは結婚式の朝らしく白い服に身を包んだ人々が、
>天使のように盛大な拍手で二人を出迎えた。
病院の医師と看護婦さんたち。
>新郎は新婦を抱きかかえたまま、特別に設けられた赤い絨毯の上を
>一歩一歩進んで行った。
新婦を搬送
>新郎は思った。今夜は眠れない夜になりそうだな、と。
今夜はお通夜になる。
もっとえぐいのも考え付きそうですが、とりあえずスタンダードにいってみました。
正解です!
私の想定している答とほぼ一致していますね。
新婦サイドの文章がいいですね!
新婦は「人生最高の喜び」を味わっています。つまり、この結婚式以降にはもう何もないということを示唆しているのではないでしょうか。また、新婦を抱きかかえたままであることや、新婦の両親の涙、ささやかな結婚式であること、特別に設けられた赤いじゅうたんなどから、新婦は余命いくばくもないほどの重病であり、最後に愛する人と結婚式を挙げたいと言う希望をかなえたのではないかと思います。もしかすると式場は病院であったのかもしれません。
さて、「今夜は眠れない夜になりそうだ」と新郎が思っていることからして、新婦はこの夜亡くなってしまうのではないかと思います。これは天使のような人たちに迎えられるという表現からも予想されます。そして結婚式の翌日には葬儀が行われる、そういう結末のホラーではないかと。どうでしょう…。
正解といたします!
やはり「眠れない」の解釈の仕方で回答がいろいろ分かれるみたいですね。
「新郎!新郎!」
誰だ、誰かが俺の体を揺さぶり動かしている。
「新郎!新郎!新郎!」
よしてくれ、昨晩のことで俺は疲れているんだから、
「もう遅刻しても、かあちゃん知らないからね!!」
はっ!!
(よかった、夢精してない。内緒で洗うのが大変なんだ。)
夢オチ!?
舞台は病院。新婦は余命いくばくもない患者。新郎はその新婦の担当医。
白い服に身を包んだ人たちは看護師。「天使のように…」というのは白衣の天使を暗示しているのでしょう。
「今夜は眠れない」というのは、今夜にも息を引き取りそうなので眠るわけにはいかないということでしょう。
また、新郎の両親が登場していないので、実際には婚姻届を出さず彼女に幸せな気持ちで息を引き取ってもらうために用意した場かもしれません。
歩くことさえ出来ない患者に、病院が用意した出来る限りの思いやり。
正解です!
回答者された方についてはほぼ同じ内容でしたね。
みなさん警戒して、あまり積極的に回答できなかったのでしょうか?
大正解です。
私はホスピスまでは思い至らなかったのですが、この回答の方がこの問題にはマッチしてますね!