首の打撲=ムチ打ち?
後遺症=違和感?
プールで首を蹴られ、お医者さんには首の打撲いわゆるムチ打ちですと言われましたが
打撲とムチ打ちって一緒なんですか?
「むち打ち」というのは、その名の如く、体(あるいは頭)に加わった衝撃によって、頚部がムチのようにしなることで、頚椎や頚部の筋肉に障害が生じる病態のことを指します。
この言葉がもてはやされたのは日本でも乗用車が普及しだした頃であり、当時の車にはヘッドレストがついていませんでした。そのため、追突の衝撃は体を前に押し出しますが、頭部は慣性の法則により後方に取り残されます。その際に頚部が急激に伸展され、その後反動で強く屈曲するような状態になること、これがむち打ちの原因でした。ヘッドレストが発達した現在、昔ほどむち打ちは怖がる怪我ではないはずなのですが、「むち打ちは怖い」と言う認識だけが取り残されているのです(ただ、実際には怪我の程度や元々の頚椎の状態によっては症状が強くのこる人もおられます)。そのため、現在ではむち打ちという言葉を使わずに、「頚椎捻挫」とか「外傷性頚部症候群」という名称が用いられています。それに対し、打撲というのは外からの力が直接患部に伝わり、局所の組織を傷害することです。
ですから、原則的にはむち打ちと打撲とは別物ですが、実際には区別しにくい所はあると思います。
むち打ちの怪我の程度は頚椎に基礎的な疾患がない場合、基本的には外からの力と首がどれほど急激に動かされたかによってその重症度は決定されます。泳いでいた人の足のあたり具合によってはむち打ちと言っても支障ないと思いますが、交通事故での受傷などと比較すると、その重症度はそれ程高くないことはお解りいただけると思います。
むち打ちの症状がのこりやすいのは確かですが、頚椎部に違和感を感じる人は、むち打ちを経験したことのない人にもたくさん見られます。ですので、それまで顕著に表れていなかった症状が、むち打ちなどの外傷を契機に症状が出てくると言うことはよくあることです。今まで腰痛を経験したことの無かった人が、荷物を持った拍子にギックリ腰になり、それ以降腰痛持ちになるのと同じ事です。
あと、神経質さですが、これはむち打ちに限らず、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みの感じやすさという点では、ストレスや不安などによって変化する脳内物質が関連していることは明らかになっています。ですから、こういう意味では神経質な人は痛みを感じやすいと言うことはあると思います。
「違和感を感じる」→「不安になる」→「痛みを感じやすくなる」→「更に不安になる」という悪循環が指摘されていますので、症状が強い人には抗不安剤などが処方されることがあります。
ありがとうございました。
後遺症や違和感は実際に感じるものです。
ただ神経質な人と無頓着な人とでは多少感じ方に相違があると思います。
打撲とは、転倒やものに強くぶつかるなど体外からの力による、傷口を伴わない軟部組織の損傷。
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10510400.html
ムチ打ちは、頚部周辺の軟部組織に損傷を受けることによって生じた様々な病態。
首に限りません。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~isa502/mutiuti.htm
http://www.ino78.com/i/muchiuchi.htm
後遺症は病気・怪我が治癒した後にもなお残っている症状。
違和感は寝違えて首が回らなかったり、ちょっと体の動きが悪い時にも「何かいつもと違う」と感じる感覚です。
大きく見れば打撲の中にムチ打ちが含まれるのではないでしょうか?
ムチ打ちを診断書に書いてもらう時には「頚椎捻挫」が一般的です。
ありがとうございました。
http://www.tahara-seikei.com/709.htm
むち打ちとは頸椎捻挫の略称です。
http://www.tctv.ne.jp/sshima/i/info.html
打撲
打撲と捻挫の違いです。
ありがとうございます。
プールで前の人の泳いでいる足が首に接触してしまった場合はムチ打ちになるのでしょうか?
素人ではありますが・・・
むち打ちとは頚椎捻挫であり捻挫とは筋が損傷したという意味です
打撲は捻挫などの内側(抽象的ですみません)ではなく皮膚等表面的なことなので違うと思います。
ありがとうございました。
「むち打ち」というのは、その名の如く、体(あるいは頭)に加わった衝撃によって、頚部がムチのようにしなることで、頚椎や頚部の筋肉に障害が生じる病態のことを指します。
この言葉がもてはやされたのは日本でも乗用車が普及しだした頃であり、当時の車にはヘッドレストがついていませんでした。そのため、追突の衝撃は体を前に押し出しますが、頭部は慣性の法則により後方に取り残されます。その際に頚部が急激に伸展され、その後反動で強く屈曲するような状態になること、これがむち打ちの原因でした。ヘッドレストが発達した現在、昔ほどむち打ちは怖がる怪我ではないはずなのですが、「むち打ちは怖い」と言う認識だけが取り残されているのです(ただ、実際には怪我の程度や元々の頚椎の状態によっては症状が強くのこる人もおられます)。そのため、現在ではむち打ちという言葉を使わずに、「頚椎捻挫」とか「外傷性頚部症候群」という名称が用いられています。それに対し、打撲というのは外からの力が直接患部に伝わり、局所の組織を傷害することです。
ですから、原則的にはむち打ちと打撲とは別物ですが、実際には区別しにくい所はあると思います。
むち打ちの怪我の程度は頚椎に基礎的な疾患がない場合、基本的には外からの力と首がどれほど急激に動かされたかによってその重症度は決定されます。泳いでいた人の足のあたり具合によってはむち打ちと言っても支障ないと思いますが、交通事故での受傷などと比較すると、その重症度はそれ程高くないことはお解りいただけると思います。
むち打ちの症状がのこりやすいのは確かですが、頚椎部に違和感を感じる人は、むち打ちを経験したことのない人にもたくさん見られます。ですので、それまで顕著に表れていなかった症状が、むち打ちなどの外傷を契機に症状が出てくると言うことはよくあることです。今まで腰痛を経験したことの無かった人が、荷物を持った拍子にギックリ腰になり、それ以降腰痛持ちになるのと同じ事です。
あと、神経質さですが、これはむち打ちに限らず、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みの感じやすさという点では、ストレスや不安などによって変化する脳内物質が関連していることは明らかになっています。ですから、こういう意味では神経質な人は痛みを感じやすいと言うことはあると思います。
「違和感を感じる」→「不安になる」→「痛みを感じやすくなる」→「更に不安になる」という悪循環が指摘されていますので、症状が強い人には抗不安剤などが処方されることがあります。
とても解りやすいご回答ありがとうございました。
とても解りやすいご回答ありがとうございました。