質問は、筋肉が破壊されると成長ホルモンが分泌されるそうですが、これが熟睡につながっているのでしょうか?
検索すると、これは熟睡すると出るホルモンだと書いてあります。熟睡してるから出るのか、それとも成長ホルモンが出るから熟睡してるのかわかりません。この辺の医学的な根拠を示したサイトとかありませんか? また、運動すると熟睡できるのは他の理由によるものでしょうか?
成長ホルモンは睡眠に入ってから出るのが普通です。
ノンレム睡眠時に良く出ますので、最初のレム睡眠からノンレムに移ってからですね。
http://www.kusamado.com/contents/sc_baio09.html
運動が眠りの質を良くするのは、自律神経の機能を正常にするためという説が一般的です。
http://www.tecoplaza.com/hotcafe/biyou/iyashi/hirou.htm
http://www.kyosai-cc.or.jp/health/ifm/donguri/exe/exe_a/exe_a002...
下のサイトにもあるように、本当の意味での疲労と睡眠の関係は分かっておりませんが、いわゆる「運動」が眠りを誘うと考えるのが無難だと思います。
眠ることによって、成長ホルモンを含めた、各種ホルモンが分泌され、体が作られます。運動によって生じた筋肉の損傷に対する修理や、補強を行う時間が睡眠なのです。
成長ホルモンがでるから眠りたくなるのではなく、眠ることで成長ホルモンが分泌されるのです。ですから、運動すると、身体に修理の時間が必要であると、脳が認識するのです。これが眠りを増やす(質を上げる)理由であると考えられます。
運動によるホルモンの分泌量と熟睡の度合いの資料があれば…。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9D%A1%E7%9C%A0
後述する入眠ニューロンは体温の上昇によって活動が亢進するため、入眠前の入浴や入眠時に寝室を暖かくすることが有効である。
運動して体温が上昇することにより入眠ニューロンが活性化することが原因のようです。
運動したのは、午前中なので 今回の説明には当てはまらないと思います。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/s0331-3.html
定期的な運動習慣は熟睡を促進します。ただし、眠ろうとして急に強い運動をするとかえって寝付けなくなることもあるため、日常生活の中で体を動かすように心がけたり、定期的な運動習慣をもつことが重要です。高齢者の場合には、夕方の軽い散歩なども効果的です
昨日まで熟睡できていなかったのが、多少の筋トレで即日で熟睡感を得られた現象の説明になっているでしょうか?
2番で回答したものです。
運動と成長ホルモンとの関係については、以下に示すサイトで簡単な例が示してありました。
このサイトにある「軽い負荷」というのは、筋肉をほとんど傷つけないような負荷です。それに対して、「重い負荷」の方は、ウェイトトレーニングで用いられる典型的方法ですので、こちらの方が筋肉の微細損傷は多くなります。すなわち、トレーニング効果が高い運動です。
http://www.mizuno.co.jp/card/report/no004/no4_2.html
成長ホルモンと熟睡との関係ですが、これは直接的関係はないと思います。質の良い睡眠を欲することと、成長ホルモンが分泌されることは、別の機序であると考えられます。
質の良い睡眠は脳が欲することであり、成長ホルモンの分泌は身体が欲するものだからです。この二つの機序がうまくリンクして、効率よく体が作られているのだと思います。
実際、睡眠の質が良くなる程度の運動というのは、先のサイトに載っているような負荷の高い運動だけではなく、成長ホルモンの分泌を促進しない程度の軽い運動でも、睡眠は深くなることが知られています。このことからも、成長ホルモンと睡眠の深さは直接的な関連が少ないことがうかがえます。
http://www.gussuri.net/010_10/ent257.html
また、運動が眠りを誘う機序ですが、運動は全身の血流を増やす効果があります。運動が終わっても、筋肉の修復や疲労回復のために、血液は全身に回りますので、体温上昇などの作用によっても眠気を催しやすくなると考えられます。ストレス解消などの精神的効果もあると思います。逆に、運動しすぎると眠りづらくなると言うのは、交感神経が働きすぎるからだと思います。
ですから、ホルモン分泌と睡眠の深さについては、一見関連してそうであっても、直接的な関連はないように思います。
成長ホルモンと熟睡は関係なさそうですね。いったい、何が熟睡感の原因なのでしょうね…。
睡眠の機構は非常に複雑かつ多様で、現在でも解明されていない部分があります。
最も単純な説明は運動によって普段よりも疲労したため、睡眠(休息)が強く促される。その結果、質の良好な睡眠(熟睡感)が得られるということです。
成長ホルモンとの関係ですが、日本睡眠学会の「睡眠の基礎知識」
http://www.jssr.jp/kiso/kiso.html
の一節「2種類の睡眠機構」の中に説明があります。
http://www.jssr.jp/kiso/kagaku/kagaku08.html
抜き出しますと「成長ホルモンを放出する特定の脳ホルモンと、特定の催眠物質が同時に脳内に分泌され、睡眠を促す。この分泌の時間が熟睡と同調している。熟睡状態を利用して成長を定期的に実行する」。仕組みとしては「熟睡を利用して成長を促す」ということになります。
お役に立てば幸いです。
ありがとうございます!
即日で自立神経が正常になったのでしょうか?