来月引越しです。自宅兼事務所です。会計上の処理を教えてください。
敷金は資産?
礼金は経費?(詳細な科目は?)
不動産屋に払う手数料は?
礼金と手数料は年末に按分の振り替えをすればよい?
(家賃の30%を事務所費にしていますので、礼金と手数料も30%でよいのか?)
分かりやすく教えてください。
よろしくお願いします。
不明点があれば、コメント欄に書き込んでください。
●個人事業主で、2年前に引っ越ししました。
敷金は資産? → 払ったときは雑費、返ってきたときは雑収入にしました。
礼金は経費?(詳細な科目は?) → 経費。雑費にしました。
不動産屋に払う手数料は? → 雑費にしました。
家賃の30%を事務所費にしているが、礼金と手数料も30%でよいのか? → 妥当だと思います。
●経験上ですが、1,000万以上の収入があるのなら別ですが、そうでないのなら「つじつまさえあっていればいい」と思われます。
(1,000万以上の収入があるのでしたら、最初から税理士さんに頼んだ方が節税になることが多いかと思います)
●敷金や礼金、手数料などをどの科目に入れるかについてですが、どの科目に入れようが、税率は同じです。
●科目を分類するのは単に「税金を払うのに必要な情報だから」というものではありません。
事業を健全に運営するために、金銭の出入りを把握しやすくする目的で−今年は消耗品費が多いなあ、とか−行うことも重要です。
●なお、「雑費、雑収入でいいのでは」と判断したのは、これが毎年発生するものではなく、一時的なものだからです。
その場合、敷金は全額資産に計上し、費用とはなりません。
礼金は税務上の繰延資産と呼ばれるもので、
通常5年で均等償却して費用に算入していきます。
ただし、その礼金の額が20万円未満の場合には、
一括して費用とすることができるケースもあります。
http://qa3.zeijimu.com/archives/4
敷金について
資産科目となります。自宅兼用でも「敷金」がよろしいと思います。
相手科目は「事業主借」となります。
返還されないと決まった時に修繕費等になります。ただし、自宅兼用なので按分となります。
資産に計上時は全額をのせます。
礼金 手数料は、そのまま按分です。
弥生会計で調べたところ、
敷金は入出金・振替の扱いになります。
相手勘定:敷金
摘要:敷金を預けた
礼金や不動産屋に支払う手数料は引っ越しの費用になりますので経費で大丈夫です。
相手勘定:礼金
摘要:礼金の支払い
相手勘定:支払い手数料
摘要:仲介手数料の支払い
といった感じです。
割合は家賃と同じにしてください。
ありがとうございます。
たしかにおっしゃるとおりですね。
金の流れが分かって健全であれば、
その科目の名前が何でも実際問題大丈夫ですね。