よくテレビとかで、
「○○開催まであと954日です!」
と言うことがありますが、この「954日」は、どう読むのが正しいのでしょうか?
NHK ではどのように読むかを知りたいです。
お願いします。
ゆっくり回答してください。
この質問を読んで私もとても気になったので調べてみました。
結論は「きゅうひゃくごじゅうよんにち」でも「きゅうひゃくごじゅうよっか」でも、どちらでも間違いではないように思えます。
よみうりテレビのアナウンサーである、道浦俊彦氏がこの件に関してコラムを書いているのでご紹介します。
http://www.ytv.co.jp/announce/kotoba/back/0701-0800/0726.html
URLを確認する暇がないとのことですので、長文になりますが、そのまま道浦氏の文章を引用します。
<以下引用>
先日の用語懇談会の席で、休憩中に横に座っていたテレビ東京のKさんが、声をかけてきました。
「道浦さん、これ、何と読みます?」
そこには、
「W杯まであと34日」
と書かれていました。「W杯」は「ワールドカップ」でいいでしょう。問題は「34日」だな、とピンときました。要するに、
「さんじゅうよんにち」と読むか「さんじゅうよっか」と読むか。
ということなのでしょう。Kさんにそう確認すると、うなずいていらっしゃいました。この「4日」が二桁以上になったときの読み方に関しては、実は数年前に、同じ用語懇談会のメンバーのTBSのKさんからも質問を受けて答えられなかったことがあったのです。「リベンジ」とばかり考えてみました。
まず「さんじゅうよんにち」ですが、これは何も問題ないでしょう。数字の「34=さんじゅうよん」に日数を表わす序数詞「○日」がついたのですから。
そして問題は「34日」を「さんじゅうよっか」と読むかどうか、ですね。
「14日」「24日」は問題なく「じゅうよっか」「にじゅうよっか」と読んでいます。これは、1か月の日付の範囲内ですから。「34日」は、それから外れてしまってます。1か月は31日までですからね。
「34」より大きな数字で見てみましょうか。「44日」「54日」「64日」「74日」「84日」「94日」「104日」・・・。全部「よっか」でもいけますね。
逆に「10日」以降の読み方を見ましょう。「11日」「12日」「13日」は「じゅういちにち」「じゅうににち」「じゅうさんにち」ですね。「じゅうついたち」「じゅうふつか」「じゅうみっか」とは言いません。「15日」以降も「ごにち」「ろくにち」・・・というふうに読んで「いつか」「むいか」とはよみません。「14日」だけが異端なのです。なぜか?
数字の読み方には「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・」という「和語系」と、「いち、に、さん、し・・・」という「漢語系」があります。基本的に「10」までは和語系でも漢語系でも言えますが、「11」以降は「和語系」は「とうあまりひとひ」「とうあまりふたひ」のように、大変面倒くさい言い回しになるため、シンプルな「漢語系」に頼らざるを得なくなっています。そんな中で「4」だけは、「漢語系」を使うと
「じゅうしにち」
になってしまう。「し」は「死」に通じる「忌み言葉」として避けられるために「和語系」の「よっつ」を用いて「じゅうよっか」としているのではないでしょうか。
そして、先ほども述べたように、「14日(じゅうよっか)」「24日(にじゅうよっか)」はカレンダーの中にも出てくるために耳慣れていますが、「34日(さんじゅうよっか)」は、カレンダーでは出てこないので、耳慣れない感じがするのではないでしょうか。
「言霊の幸(さきわ)う国・日本」ならではの原因ではないかと思うわけです。
いかが?
------------------------------------
いかがでしょうか?
アナウンサーでも疑問に思っている方が多いみたいです。
NHKことばのハンドブックやNHK日本語発音アクセント辞典でも「4日」を「よっか」と読むとしか記載がなく、「14日」「24日」をなんと読むかは記していないところから、「じゅうよんにち・にじゅうよんにち」でも「じゅうよっか・にじゅうよっか」でもどちらでも間違いでは無いと解釈できます。
ただ、「14日」「24日」はカレンダーで出てくるので「じゅうよっか・にじゅうよっか」と呼ぶ方が多いようです。
「34日」以降はどちらでも間違いではなく、アナウンサーに任せているのではないでしょうか?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2958436.html
こちらの回答に 『NHK ことばのハンドブック』の引用が掲載されています。
それから判断すると
キューヒャクゴジュウヨンとなると思われます。
キューヒャクゴジュウヨン「ニチ」
でよいってことですよね?
決して、キューヒャクゴジュウヨッカではなく。
お返事があればこのまま続けて回答していただいて結構です。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2891169.html
先の回答で引用したHPを よく読んでみると
●日にちに関する上記の例外
4日:ヨッカ
というのが あるようなので ヨッカですね。
「キューヒャクゴジュウヨッカ」ですか?
URL 確認する暇がないのです。
申し訳ありませんが、引き続きお返事もらえますか?
上限はあげてあります。
百の位と十の位がある場合に「よっか」という呼び方はしないはずです。
「よっか」なら、まだ違和感がない方ですが、「きゅうひゃくごじゅうふつか」「きゅうひゃくごじゅうみっか」などは、明らかに不自然ですので。
「きゅうひゃくごじゅうよんにち」ということになるはずです。
たとえば、一般的に聞く1年間の365日は「さんびゃくろくじゅういつか」ではなく「さんびゃくろくじゅうごにち」ですよね。
ありがとうございます。
ふつか、みっか、いつかを例にした場合は不自然であることが良く分ります。
NHK の実例を待つのみです。
この質問を読んで私もとても気になったので調べてみました。
結論は「きゅうひゃくごじゅうよんにち」でも「きゅうひゃくごじゅうよっか」でも、どちらでも間違いではないように思えます。
よみうりテレビのアナウンサーである、道浦俊彦氏がこの件に関してコラムを書いているのでご紹介します。
http://www.ytv.co.jp/announce/kotoba/back/0701-0800/0726.html
URLを確認する暇がないとのことですので、長文になりますが、そのまま道浦氏の文章を引用します。
<以下引用>
先日の用語懇談会の席で、休憩中に横に座っていたテレビ東京のKさんが、声をかけてきました。
「道浦さん、これ、何と読みます?」
そこには、
「W杯まであと34日」
と書かれていました。「W杯」は「ワールドカップ」でいいでしょう。問題は「34日」だな、とピンときました。要するに、
「さんじゅうよんにち」と読むか「さんじゅうよっか」と読むか。
ということなのでしょう。Kさんにそう確認すると、うなずいていらっしゃいました。この「4日」が二桁以上になったときの読み方に関しては、実は数年前に、同じ用語懇談会のメンバーのTBSのKさんからも質問を受けて答えられなかったことがあったのです。「リベンジ」とばかり考えてみました。
まず「さんじゅうよんにち」ですが、これは何も問題ないでしょう。数字の「34=さんじゅうよん」に日数を表わす序数詞「○日」がついたのですから。
そして問題は「34日」を「さんじゅうよっか」と読むかどうか、ですね。
「14日」「24日」は問題なく「じゅうよっか」「にじゅうよっか」と読んでいます。これは、1か月の日付の範囲内ですから。「34日」は、それから外れてしまってます。1か月は31日までですからね。
「34」より大きな数字で見てみましょうか。「44日」「54日」「64日」「74日」「84日」「94日」「104日」・・・。全部「よっか」でもいけますね。
逆に「10日」以降の読み方を見ましょう。「11日」「12日」「13日」は「じゅういちにち」「じゅうににち」「じゅうさんにち」ですね。「じゅうついたち」「じゅうふつか」「じゅうみっか」とは言いません。「15日」以降も「ごにち」「ろくにち」・・・というふうに読んで「いつか」「むいか」とはよみません。「14日」だけが異端なのです。なぜか?
数字の読み方には「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・」という「和語系」と、「いち、に、さん、し・・・」という「漢語系」があります。基本的に「10」までは和語系でも漢語系でも言えますが、「11」以降は「和語系」は「とうあまりひとひ」「とうあまりふたひ」のように、大変面倒くさい言い回しになるため、シンプルな「漢語系」に頼らざるを得なくなっています。そんな中で「4」だけは、「漢語系」を使うと
「じゅうしにち」
になってしまう。「し」は「死」に通じる「忌み言葉」として避けられるために「和語系」の「よっつ」を用いて「じゅうよっか」としているのではないでしょうか。
そして、先ほども述べたように、「14日(じゅうよっか)」「24日(にじゅうよっか)」はカレンダーの中にも出てくるために耳慣れていますが、「34日(さんじゅうよっか)」は、カレンダーでは出てこないので、耳慣れない感じがするのではないでしょうか。
「言霊の幸(さきわ)う国・日本」ならではの原因ではないかと思うわけです。
いかが?
------------------------------------
いかがでしょうか?
アナウンサーでも疑問に思っている方が多いみたいです。
NHKことばのハンドブックやNHK日本語発音アクセント辞典でも「4日」を「よっか」と読むとしか記載がなく、「14日」「24日」をなんと読むかは記していないところから、「じゅうよんにち・にじゅうよんにち」でも「じゅうよっか・にじゅうよっか」でもどちらでも間違いでは無いと解釈できます。
ただ、「14日」「24日」はカレンダーで出てくるので「じゅうよっか・にじゅうよっか」と呼ぶ方が多いようです。
「34日」以降はどちらでも間違いではなく、アナウンサーに任せているのではないでしょうか?
ご丁寧にありがとうございます。
非常に面白い内容でした。
手元にハンドブックとアクセント辞典もありますが、ヨッカの件は詳しく載っていないのが現状ですね。
一段落 (いちだんらく) したのでリンク先も確認できました。
実は私の嫁がしゃべる商売なんですが、今朝仕事先から電話が来てこの件を聞かれました (ていうかなぜ私に聞く?)。
>アナウンサーでも疑問に思っている方が多いみたいです。
これにはほっとしました。
最後は NHK のニュース動画を見れれば完璧です。
日本語って面白いですね。
「あと954日」の「日」は、「ひ」ではなく「にち」なんです。
なぜかといえば、「日数(にっすう)」だからです。「ひすう」とは読みません。
三日や四日は、月曜日や火曜日と同じで、1単語ですが、ご指定の例ですと、「954」「日」です。
百の単位もある数字ですと、国道などが身近ですが、「なんびゃくなんじゅうなん号線」と、数字と単位は独立して読みます。
これと同様、月日ではなく、日数という数字である以上、数字と単位は独立して読むべきものです。
こちらでNHKのニュース動画が見れます。読みも聞くことが出来ます。ご希望の事例があるかは、ちょっとわかりませんが。
>日数だから
この理由があまり根拠にならないのではないかと思います。
nhk へのリンクありがとうございます。
ご丁寧にありがとうございます。
非常に面白い内容でした。
手元にハンドブックとアクセント辞典もありますが、ヨッカの件は詳しく載っていないのが現状ですね。
一段落 (いちだんらく) したのでリンク先も確認できました。
実は私の嫁がしゃべる商売なんですが、今朝仕事先から電話が来てこの件を聞かれました (ていうかなぜ私に聞く?)。
>アナウンサーでも疑問に思っている方が多いみたいです。
これにはほっとしました。
最後は NHK のニュース動画を見れれば完璧です。
日本語って面白いですね。