先日、けがをして足首の骨折をしました。足首の骨折は足首の外側と内側の2カ所あり、皮膚を開いのちに外側はチタンのプレートとチタンのスクリューで止めて、内側はチタンのスクリューとステンレスの鋼線で止めて骨折はきれいに戻りました。今は松葉杖歩行です。足首の内側の骨折を止めた金属では、異なる金属(チタン・ステンレス)を同じところに使用すると化学反応をおこし骨が溶解することがあるか教えてください。異なる金属同士は接触してませんが、狭いところでは間が5mmぐらいです。担当の医師に聞いたら、まれにそういうことがあり金属を早めに抜くことがあるといわれました。
それ以前に、体内に異物がはいってるので5mm離れていても
どういう反応が起こるかは、個人差があると思います。
チタンだけだって、そういう可能性はありそうな。
結局は、抜釘手術するんで気にしなくてもよさそうな。
http://homepage2.nifty.com/meganehamaya/battei.index.html
>担当の医師に聞いたら、まれにそういうことがあり
>金属を早めに抜くことがあるといわれました。
まれってどれぐらいの確率かきいたほうがよいと思います。
溶けるとしたら、レントゲンでも確認できると思うので、
今後どうして言ったらよいのか聞いたほうが・・・。
少し専門的になりますが、これは金属の腐食(電飾)の話です。
電飾とは、チタンとステンレスとが、接触もしくは同時に電解質に接触したときに、イオン化傾向の強い方の金属が溶解し腐食する現象です。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C5%BF%AA
チタンについて(真ん中当たりの「電蝕について」参照)
http://homepage2.nifty.com/bolt-nut/newtype/d-titan.html
いまの場合、ステンレスが溶解し、一方チタン部分では水素が発生します。この時同時のアルカリが発生しますので、これが骨を溶かすと思われます。
ご存じのように、人間の体内には電解質(NaClなど)が存在しますので、金属同士が接触していなくても電飾は起こります。
化学的にはこのような説明ができますが、実際の体内でどの程度の速度でこの電飾が起こるかは、医者じゃないのでよく分かりません。しばらくなら大丈夫なのかもしれません。そのあたりは、医者に十分に確認してください。(医者は案外化学にうとい場合がありますので、十分に説明を求めるのが良いと思います。)
有難うございます。大変わかりやすい回答を有難うございます。
異なる金属を塩溶液に浸すと電気陰性度の差により、腐食します。
しかし、元々、ステンレスやチタンは非常に腐食しにくい合金であり、さらに、医療用のものは規格化され安全性が確認されているものです。
http://www.wel.iwate-u.ac.jp/chiba/seitaizairyoutoha.htm
体内に埋め込まれたステンレスとチタン生涯埋めっぱなしにするものでなければ、5mmも離れていれば電気陰性度の差による腐食は問題ありません。
有難うございます。大変わかりやすい回答を有難うございます。
済みません、補足です。
電飾の結果、アルカリが発生しますが、アルカリは骨の主成分であるリン酸カルシウムを溶かしません。ただし、アルカリはタンパク質を溶かす(分解する)ので、骨に含まれるコラーゲンを分解します。さらに、筋肉や血管などもタンパク質でできていますので、これらも分解します。
いずれにせよ、体には良くないことが起こるように思います。
有難うございます。大変わかりやすい回答を有難うございます。
確かにその通りだと思います。でも骨折が治癒し強度が強くならないうちに抜くと、骨折することがあるそうです。半年か1年後に金属を抜去する予定と言われました。有難うございます。