「英語の名詞+な」で形容動詞化している例って、
- エレガンスな(装い)<どうせ言うなら「エレガントな」では?とツッコミが入る
- ラグジュアリーな(ひととき)<「贅沢な」でよいのでは?とツッコミが入る
- フレンドシップな(関係)<どうせなら「フレンドリーな」では?とツッコミが入る
- セレブな(女性)<「新語」扱い
- スノッブな(ホテル)<同上
- アートな(気分)<一昔かそれ以上前の流行語
のほかにももっと何かあったはずなのに、思い出せなくて隔靴掻痒の気分です。助けてください。
※【名詞】限定です。形容詞は今回は含みません(クレバーな、ムーディーな、などは除外です)。
※【英語】限定です。フランス語などは含みません(グルメな、などは除外です)。
「乙女チック」、「漫画チック」は、「日本語の名詞+英語の形容詞語尾」ですね。
これ以外にも造語で「なんとかチック」という言い方は自分でもときどき使いますが
(「~チック」で「~っぽい」の意味)、そういえば故ハシリュウ氏が総理のころ、
「油ギッシュ」という表現が出てきたことも思い出しました。
「ロマン」ですが、これはいろいろとねじくれた例ですが、
「ロマンな」という言い方が存在するんですね。
ややおどけた事例であるにせよ、初めて知りました。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22%E3%83%AD%E3%83%9E%E...
複合語で「大正ロマンな(着物)」は「自分でも使ったことがある」と断言できますが、
「ロマンなワンピース」(=「ロマンチックな雰囲気のワンピース」)は使ったことないです。
山川学而さんの「英語と日本語のふしぎな関係」はおもしろいですよね。
ご回答ありがとうございました。
“乙女チック/漫画チック”← ロマンチック(Romantic)
← ロマンティシズム(Romanticism)← ロマンス(Romance)
← ロマン(Roman)← ローマ(Rome)
── 崩れた俗ラテン語が各地に成長した。それがロマンス語である。
したがって、ロマンスのロマンはローマのことである。
http://homepage1.nifty.com/monet2/English/roman.html
── 山川 学而《英語と日本語のふしぎな関係》(21)
~ 翻訳語の世界:ロマン,ロマンティストは英語ではない ~ 》