長くなって覚えにくい気がしますが。。
「国際空港」は、海外から来る人を意識して、名前が付けられるためではないでしょうか。
名前を覚えるというより、空港名からどこの国・地域かを連想しやすくしたためだと思われます。
モンゴルのチンギスハーン空港ですが、地名のウランバートル国際空港とも呼ばれていて、空港コードはウランバートルの「ULN]です。
http://www.narita-airport.jp/jp/travel/link/link01.html#05
また、イタリアのレオナルドダビンチ空港も、フィウミチーノ空港が本来の名前です。
http://www.narita-airport.jp/jp/travel/link/link01.html#04
国内ならば、国際空港がある都市ですからいざ知らず、海外の人に視点を置くと、ウランバートルやフィウミチーノという地名を知らなくても、レオナルドダビンチやチンギスハーンを知らない人はいない、ということが大きいのではないでしょうか。
ダビンチ=イタリア、チンギスハン=モンゴルというイメージが非常に強いこともあると思います。
日本でも、成田空港の名称は以前、千葉県成田市にあるにもかかわらず、「新東京国際空港」でした。
こちらも、「東京」は世界的に認知度があり、知名度が高かったためだと思われます。
こちらのブログに、ご質問に類する興味深い考察があります。
http://d.hatena.ne.jp/d-sakamata/20060522/p1
建築家の芦原義信の言葉を引用されたものも掲載していました。
以下がその引用です。
かつては港がその国の表玄関であり、また文化の象徴である時代もあった。しかしながら、現在では国際空港が港に代ってその国の代表的な表玄関となりシンボルでもある。その国際空港に人名をつけようという背景には、その国の代表的な人物を強く人々に印象づけるという配慮のほかに、個人の尊厳と存在が裏づけられ、その個人の功績を顕彰しようという意図も感じられる。
http://q.hatena.ne.jp/1188428396
国際的には有名な歴史的人物などを冠することによって親しみやすさと存在感をアピールするために、国内的にも親しみやすさと誇りを喚起するために、いわば愛称的に人名を付けているのではないでしょうか。
その国を代表する人物の名前なので、都市の名前をつけるよりも覚えやすいと思います。
バートヴィンツハイム空港といわれてもどこの国にあるかわかりませんが、ベートーベン空港といわれたらドイツとわかる人は多いと思います。
そこで違和感を感じられるのは、文化の違いでしょう。
外国だと例えば台風やふね、通りの名前なんかにも人名を付けますからね。
で、付けられるのは超有名人なのですから、覚えにくいはずなどありません。
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