少子化対策と聞くと、いつも「子育て環境の充実」という方向の話しか聞きません。
ここで、疑問に思うのが、少子化の原因は、
1)結婚はしているけど、経済・(労働)環境のせいで子供を産むことにためらいがある。
2)付き合っている人は居るが、結婚まではしていない。結婚のメリットが感じられない。
3)そもそも彼女/彼氏自体が居なく、喪男/喪女である。
だと、そんなに圧倒的に1の比重が高いんでしょうか?
2や3に対する対策って、全く聞いたことが無いんですが……
(対策の取り用が無いのかもしれませんが)
ちなみに、僕の周りでは、3の壁が一番高い壁で、
これを乗り越えた人は、結構簡単に結婚までいって、結婚した人達はほとんどが2人前後の子供を産んでるような気がします。(20代後半の話)
この辺に関するデータはどうなんでしょうか?
あと、上で挙げた、2や3の人への対策ってのも国は何か考えているのでしょうか?
3個の例をあげられましたが、もう一つあります。
私もそうなんですが、遺伝の関係でこどもを諦める(私は結婚そのものもしないつもり)人がいるといいう事です。
とても悲しいです。
2や3の人への対策は、個人の問題的な要素が強いので、
国がどうこうと対策を取ることが難しいと思います。
例えば、
お見合いパーティーなんてしようもんなら、
世論は「税金の無駄遣い」って糾弾することは間違いない!
また、1の場合に於いても、
等の少子化対策はとられてはいるものの、
等の逆の要素も大きいのが現状です。
ちなみに、私は33歳男性で子供が2人います。
ああ、個人の問題………
確かにそうですね………
国の口出すことじゃねーってか。
いや実際のところ、2や3は、少子化にどのくらい起因しているんですかね……
ご指摘のとおり、結婚しない(もしくは、未婚パートナーを持たない)人が増加していることも、大きな原因です。
>>2や3に対する対策って、全く聞いたことが無いんですが……(対策の取り用が無いのかもしれませんが)
いえいえ。結構2,3も問題視して、研究してる人もいます。
ここのフローチャートによると、「若者の就労環境の整備」も、その対策らしいです。
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g121...
未婚率も上昇中
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g121...
そして、結婚できない・しない理由ですが、
意外にも、「相手が見つからない」というのが、べつに増えていなくて、「必要性を感じない、自由でいたい」という、むしろ「結婚したくない人」が増えているそうです。(少しデータふるいですけど)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g121...
国の考えとしては
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g322...
の項目のようなもので、一応表向きは、未婚者対策も検討の視野にはいってるみたいですよ。
確かに、この結果を見ると、2、3対策はそれほどは必要ないのかもしれませんね。
例えば、
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g121...
と
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g121...
とを比べると、何れは結婚するつもり、と思っている人達と同じくらいの%が、50歳時点では結婚しているわけで、
(50歳時点というのが微妙ですが)
急激に結婚率が悪化していない限りは、特に3の影響は限定的…と。
いや、でも、急激に結婚率も悪化してるような気がするんだけどなあ。
ちなみに、これ、できない理由としない理由に分けられてますけど、
できない/しないの比率はどうなんですかね?
身近じゃ、できない/しない=10/1くらいだ……
(しないといいつつも、いい相手が居れば結婚すると思っている人も含めると)
確かに、減ってきているのは不思議だけど、
異性とうまく付き合えないも含めると、
依然として、相手がいないは最大の原因ですよね。
でも、経時変化を見ると大したことが無いのかな。
うーん、そうか。
>対策の取り用が無いのかもしれませんが
その通りなのではないでしょうか。
2)と3)は 上のhiroaki-nさんと同じく、国が対策を取るものではないと思います。また 1)を解消することで、つまり
子どもを育てる環境が充実 = 子を持つ本来の喜び
家庭を持つことへの憧れ = 結婚、事実婚増加 2)を解消
パートナーを持ちたいと思う 1)を解消
というふうになるのが自然ではないでしょうか?
ちなみに事実婚と書きましたが、比較的に福祉が進んでて注目されている北欧スウェーデンでは事実婚 > 出産 > (数年を経て)正式結婚というのが、かなり多いらしいです。
良いか悪いかは議論が必要でしょうが、個人的に自然な感じがします。
と少し逸れましたが、やはり1)が重要だと思います。
うーん、結婚願望を高めることで、
それの前段階としての2と3も解消ってことですか……
そうなのかなあ。
というか、政府が解決出来るのは1しかないと思いますよ。
結婚のメリットを増やせば偽装結婚が増えるだけですし、結婚出来ない人に理想の彼氏彼女作らせるってのはどう考えても無理ですし。
3の人は理想が高いだけだと思いますけどね。
ブサイクで貧乏で性格悪くてもいいならいくらでも相手がいるはずです。
ありがとうございます。
最後の一行はごもっともですね。
限られた予算内で政策を選択するので、費用対効果を考えて1)の解決が優先されるのが当然と思います。
極端な話3)を解決するために国がお見合いパーティをやってもいいわけです。地方自治体ではやっているところもあるかもしれません。でも効果が見込めないのでやらないと思います。
2)については、配偶者のある人を独身者に比べて極端に優遇するような政策(税制など)を行えば効果は見込めますが、あまりやり過ぎると独身者差別といわれるリスクもあります。
戦争の時代なら「産めよ増やせよ」とかいって全国民を洗脳すればよかったけど、こんなに情報が自由に流通して価値観が多様化してしまうと、選択肢はかなり限定されると思います。
ああ、確かに、3に対する政策は、
費用対効果でいくとすっげー薄いかも。
ああ、洗脳されたいです。
(というより、周りもみんな洗脳してくれ)
まあ、中国でさえ最近は情報統制できてないんだから、
北並にやらない限り、現代国家では無理なんだろうなあ。
(3)のパートナーがいないのが、第一の壁ですよね、たしか、20代の男性/女性でパートナーのいない人は半数以上だったと思います(テレビのニュースで見たのでURLはないです。ごめんなさい)
これが「第一」の壁なので、これを超えないことにはどうにもならないですよね。(3)は少子化の原因の中でも比重は高いはずですよ。
ちなみに、私の住んでいる自治体では、出会いの場を提供しようという運動を行政がやっています。人権だとか個人の自由だとかいろいろ批判もありますが、それでもやはり出会いを求める人が多いようで、行政もなんとかして助けになりたいと考えているようです。
他にもそういう自治体、多いんじゃ無いでしょうか?
そんな自治体もあるんですねえ。
ありがとうございます。
他にも選択肢を挙げれば幾らでもあるとは思いますが、
(例えば、同性愛とか、対人恐怖症とか数え上げれば幾らでもありそう)
ここは、きっと多いほうから三つかな??
と思う三つの例で勘弁して下さい。
ようは、1ばっかりが話題になるけど、
ほんとに1が多いの?ということを言いたいんです。