メリットはあると思います。
こちらに興味深い記事があります。
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_07051701.cfm
羽田と成田の発着枠は満杯で、着陸料も高いとなると、新興の航空会社が着陸料などいろんなコストが安い千歳を拠点に、割安の国際線をつくる可能性が出てきます。
とすれば、羽田や成田からよりも、いったん千歳を経由したほうが安くなる路線が生まれる可能性があります。
関西や東京と、千歳の価格差を利用した航空路線が生まれてもおかしくないと思います。
こんな経験をしました。
名古屋(当時は小牧空港)からハワイへツアーの予約をしていました。
出発1週間ほど前にツアー会社が連絡があり「飛行機が満席になったので新千歳空港経由で(名古屋-新千歳-ホノルル)
行ってもらえないか?おわびにビジネスクラスにするから」と言ってきました。
よろこんでOKしました。
こういうこともあります。
とりあえず、ロシアのユジノサハリンスクには千歳と函館しか日本から飛んでいませんので、ココへ行くなら「羽田発千歳経由」というルートはあり得ますね。
また、以前KLMオランダ航空が「名古屋-千歳-アムステルダム」という路線を運航していましたが、その当時はKLMの成田路線は毎日運航ではなかったため、羽田-千歳間をJASとコードシェアしていました。実際、そのルートで千歳乗り換えを利用した旅客もそれなりにいたようです。
とはいえ、現在持ち上がっている「千歳空港に新しい国際線ターミナルを建設」というのは、ここ数年で急増したアジアからのインバウンド観光需要に既に応じきれず、現有施設ではパンク状態だから、というのが最大の理由です。現在は台湾や香港が中心ですが、中国の裕福層も今後かなり増えるでしょうし、オーストラリアからのスキー需要も堅調らしいですからね。
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