あくまで科学の事例ということで、データが検閲を受けて差し替えられたり、そもそも研究成果自体が一切知られないように情報制限がかけられていた事例などが知りたく思います。
有名な例としては地動説弾劾などが該当するかと思いますが、なるべく近代科学の事例をお願い致します。
確かにフックは天才でしたが、ライバルをけ落とすのにも熱心でした。
フックが生きている間は、年下のニュートンと対立……というか、ニュートンを全力で妨害したわけで。
(フックは王立協会の事務局長だった)
「プリンキピア」も、フックのせいで協会は後援してくれず、出版を阻止されるところでしたし(ニュートンの友人のハレーが出費してくれたのでなんとか出版できた)。
出たら出たで、フックが「あれは私のアイデアを盗んだものだ」。
もしニュートンが先に死んでいたら、「光学」は出版されなかったかも。
……で、今度はニュートンがライプニッツを……
科学者同士の対立は他にもいっぱいありそうですね。
米国のどこかの州に於けるインテリジェント・デザイン説も該当しそうな気がしますが、それはさておき、
軍事的でも宗教的でもない理由から情報の隠蔽や歪曲が行われた例としては、ニュートンによる物が挙げられると思います。
被害者はロバート・フック。カメラの絞りや時計の天輪を発明し、細胞をcellと名付け、ボイルの法則の発見にも貢献するなど、優れた科学者でした。ロンドン大火の復興にも携わったりしています。が、光学に関してニュートンと激しく対立した為に、後に権力を得たニュートンによって業績を徹底的に抹殺されてしまいました。ライプニッツと違って英国人だったし、先に死んでしまったので、本当に「いなかった事」に…(汗)
http://www.roberthooke.org.uk/