【環境】
1.windows 2003 server sp2 が2台
2.1台はDBサーバ、もう片方はWEBサーバ
3.利用者はIEからWEBサーバのURLを参照することにより勤怠登録ページにアクセス
【質問】
1.トラフィック量とは、利用者(IE)→WEBサーバ→DBサーバの通信データ量という認識で問題ないでしょうか。
2.どのような方法でトラフィック量が取得できるのか、ツールまたは手順を教えてください。
>1.トラフィック量とは、利用者(IE)→WEBサーバ→DBサーバの通信データ量という認識で問題ないでしょうか。
概ね認識は間違いないですが、WEBブラウザの画面を表示させるデータは利用者(IE)←WEBサーバ←DBサーバ と言う風に流れることに留意してください。
> 2.どのような方法でトラフィック量が取得できるのか、ツールまたは手順を教えてください。
いくつか方法はあると思いますが、この様な「特定のアプリケーションのトラフィック量」の算定であれば以下のようにやるのが厳密で正確だと思います。
1, アプリケーションの操作パターンをすべて洗い出す
2. 1. で調べた操作パターンがどれくらいの回数・頻度で行われるかアプリケーションのログなどから把握する・あるいは業務内容から推測する
3. 1. で調べた操作パターンについて個々の操作についてどれだけの通信が発生するか測定あるいは推定する
4. 2.と3, の数字を掛け合わせる
簡単な例で説明すれば、例えば
1. 操作パターンが入力操作の1つだけ
2. 200人の社員が毎日一回操作を行う(200人x営業日)
3. 入力操作で発生する通信量は1kbytes
4. 1営業日あたり 200kbytes
と言う感じででます。
さて、問題は3. の調査方法だと思いますが
1. アプリケーションの仕様より推測
2. 実際に操作して観測
という2つの方法があると思います。正確を期すのであれば2. がいいでしょうが、実運用している機器ではトラフィック計測する仕掛けをするのが大変だと思います。
簡易的で多少の誤差が許されるならば 1. の方法が良いと思います。各操作でどれくらいのデータのやりとりがされるのかという点をキチンとは悪できていれば概算は出るはずです。注意点としては実際の通信に置いてはTCP の3way ハンドシェイクや終了処理等でアプリのデータ以上の通信量があるというところに留意しておくという感じでしょうか。
2. の茨の道を進むのであれば、私ならば以下のようにやります。
1. 本番環境とほぼ同様のテスト環境を用意する。もしくは本番環境があまり操作されない時間帯に観測テスト行う
2. 実際に操作して各サーバークライアントのインターフェイスの通信量を観測する(netstatコマンドやネットワークモニタやパケットダンプソフト等を使用)
という感じです。
まとめると「簡単なツールを一つ入れてどうにかなる話では無い」と言うことです。上記で上げたように一つ一つ数字を積み上げるしかないと思います。
【質問1の回答】
社内LANの増強という話であれば、利用者とWebサーバとの間だけになります。
Webサーバ-DBサーバ間のデータ量は、利用者に関係ない(別のシステム設計)です。
※ 普通にWebサイトを見るには大丈夫だけど、そのWebサーバだけは遅い…という状況であれば、ボトルネックとして疑います。
【質問2の回答】
@ITに、Windows標準ツールを使ったトラフィック計測方法が紹介されてます。
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tokusyuu/08net-const/net-cons...
例ではWindows2000ですが、流用できると思います。
もっと簡単に、コマンドプロンプトでコマンド
> netstat -e
を実行すれば、サーバが起動してから後の通信量が取得できます。
時間を区切って引き算をすれば、その時間内のトラフィックが算出できます。
コマンドプロンプト上で実行してみてください。
WindowsOSであれば、標準でついています。
ただ、これではバッチを組むなり自分で手作業するなり、工夫が必要です。
~蛇足~
もし、サーバが接続されているのがインテリジェンスSW-HUB(Ciscoのルータなど)である場合、snmpでパケットの流量を計測できます。
【条件:監視サーバを別途用意できる場合】
サーバが接続されているポートのトラフィックが見れるものとして、昔からあるのが MRTG というツール。
最近流行しだしたのが、Cacti(カクタイ)というツールです。
いずれも5分感覚で情報収集を行い、結果をグラフで表示します。
最大値、平均値などの数値も表示されます。
これは本格的な運用監視に使ってます。
コメント(1件)
結局、Wiresharkというツールで、私のIEから勤怠入力後、対象のサーバとのパケットを解析し、トラフィック量をサマリー表示して、使用人数を掛け合わせ、参考資料を作成しました。情シス側でもMRTGなどでサーバ管理を行っていたらしいので、トラフィック量を把握していたようです。ありがとうございました。