10年後、どんな技術がどんな風にどんな人を幸せにしていますか?
エイズ治療薬:エイズで困る人々
癌治療薬:癌で困る人々
複合発電:世界中の人々
天候調整技術:世界中の人々
温暖化ガス圧縮削減技術:世界中の人々
外部記憶媒体:ビジネスマン
環境をあまり問わずにスピーディーに成長する木が開発されて、世界中が緑であふれる。たくさんの木がいろんなことを浄化し、人間にいろんなことを再発見させてくれる。うちの目の悪い娘も、緑を見続けて視力が良くなったりして。
カメラの小型化と記録メディアの大容量化で、生まれてから死ぬまでの全行動が記録できるように。メガネの横に数ミリのカメラがついているようなイメージですね。
10年後だとプライバシーの問題や法整備、人の心がついてこずいろいろな軋轢を生んでいる気もしますが、携帯電話と同じでその後10年ぐらいで落ち着く。
最初は子供の行動記録やビジネスの会議記録、業務記録から始まって、そのうち「スイッチのオンオフがめんどくさい」ようになって記録しっぱなしに。
無駄なデータが多くなりそうだが、意味のある動きや音がまったくないときはそういうタグがつく、言葉で「しおり」を挟めるなど、検索ソフトウェアとの連携で思った以上に便利に。
よい面:犯罪防止やビジネスの合理化、日記の代わり、物忘れや紛失がゼロになる。
悪い面:他者の録画、自分が間違っていたことを「忘れることができない」。
最終的に、過去を忘れられない、ウソがつきにくい、など「こころのあり方」に大きく影響を与えると思われますが、その状態が幸せかどうかは、その時代の人でなければ理解できませんね。
とりあえず記録媒体だけ取り上げてみました。これにネットワークと検索機能が加わって、「知識」のあり方が変わると思います。これは20年後かな。
恣意的形状指向型素材、通称AFOM(アフォム)の登場によりすべての製品は以下のようなことが可能になります。
1.AFOMキーボード
AFOMキーボードは、使う人のタイピング癖を自動検知し、それぞれのキーの大きさや反発を自動調整することで長時間の作業でもそれぞれの作業者に見合った最適なキーボード作業を提供します。
2.AFOMシューズ
今までは靴底が人の歩き方や癖によって様々な磨り減り方をしていたが、AFOMを使用することでどこがどう磨り減っていくのかを自動検知し自動的に補正します。AFOMシューズを使えば誰でも健康的な歩き方を実現できます。
その他、人間の癖や体質などによって最適な形状が異なってくる商品すべてにAFOMを使用することができます。結果、安価で事実上オーダーメイドのクオリティが実現できるわけです。
なお、AFOMを開発したのは三菱重工業ですが、もともとは軍事利用を目的としていたらしいが、その実用性を買われてノーベル化学賞を受賞。受賞後の世論によって軍事利用が現実的でなくなったため一般製品に広く使われるようになったという情報がウィキケミカルなどの有力国際機関で報じられたが真相は定かではない。
引用元:日本AFOM協議会
食料をゴミと光合成で合成する食料タンクがベランダに簡単に設置できるようになります。
人は働かなくても食べることには困らなくなり、
太った人がいなくなり、サラリーマンがいなくなり、その日暮らしスタイルが定着し、経済発展は0パーセントになります。
この結果、通勤ラッシュも通勤車もなくなり首都圏はバーチャル都市としてのみ存在するようになります。
・昔の技術(戦前の日本農業、文化)が見直されることで、少し時間の流れがゆったりすることにより、心の余裕が生まれる。ギスギス感、自殺やうつの減少。
・考え方やメンタル面でのフォロー技術(人の技)が見直される。東洋医学と西洋医学の融合により、痛みやホスピス的治療の拡大で、健康あるいは一病息災な人が増える。
キイワードは「人」「心」「文化」「宗教(新興でなく、既存の)」あたりではないでしょうか。
10年後
著名人やマスコミ等、世間に対して影響力のある人達の差別意識が払拭され
加えて、世間にいかに伝えるかの表現力が今以上に向上しているならば
大衆の差別意識は和らぎ
世間から差別(身分・障害・部落等久々)を受け苦しむ人々が
少しでも生き易い環境を作っていけているのではないかと思います。
お掃除ロボットのセンサーや識別装置が大幅に改良されて、実用に耐える商品としてヒットする。付属機能も充実させて価格もこなれてきて、まさにロボットメイドが家庭の必需品になる。まあ10年じゃあ無理かも。女性の家事労働が減って脂肪が増える。あらえっさっさ。
少し時間ができたのでもうひとネタ。
いちおう私の回答は10~20年以内に現実に実現可能なラインを重視しています。
小型・軽量・無配線のウェアラブルな骨伝導マイクと、音声認識によって携帯電話がある意味常時接続に。
もしもしとか言わない。通話ボタン押したりしない。接続瞬時。IPメッセな感じで。
「memo77さん、ちょっといい?」←目の前にいる人に話しかける感じで
「ん?誰?」声でわかれば「なんすか?tagaさん」←後ろから声をかけられた感じで
もちろん多重接続やプライバシーに配慮した機能は必要だけど。
これを受けて現在のネットの質問掲示板の声版が登場。
指定キーワードに対して登録したユーザーが瞬時に回答する。
「あれ?ICPOってなんの略だっけ?」
「Internet ProtocolかIntellectual Property」
気軽に聞けるので、誰でも回答者であり質問者。お礼も不要。知っていることはみんなが答える。
回答はネットワーク上で精査されてもっとも適したものが選択される。
ネットワークの向こうの「集合知」に対して話しかける感じに。
もちろん有料の「人力応答はてな」も登場(笑)。
雑談も「誰としているか、同じ人と話し続けているのかさえわからないけど、気の合う人や話の面白い人」と話し続けられるように。
「個人」という垣根が消えて、質問しやすくなることから、仕事の効率があがる。
時期的には遅れるけど、教育行政もそれに対応した暗記より応用中心に徐々にシフト。
ビジネス上では、外部からの問い合わせに対して「ひとり」が答えるのではなく、専門知識のある社員、対応力のある社員、決定権のある管理職などが入り交ざって、「会社」として応答するように。
商談の場でも、営業担当はいままで答えられなかった専門的な質問や判断の必要な質問にも即時回答できるように。
ビジネスはさらにスピードアップ。いや、それはそれで大変だ。
これらの恩恵はネットワークの発達した都市部から進み、現在のインターネットよりも遥かに地域による知識や環境の格差が問題に。
特に心のありようも含めて、貧しい国との間に生まれる「違い」が、埋めがたいものになるかも知れません。
これを縮めるのはなかなか難しいですが、100年たてば状況も変えられますかねぇ。
コメント(2件)
「あれ?ICPOってなんの略だっけ?」⇒「あれ?IPってなんの略だっけ?」
最初ICPOで書いたんだけど、わかりにくいなぁと思ってIPにしたら、かたっぽ直し忘れー。