ずばり 知りたいです。 日本では 京都など伝統工芸や技術で時代を経て受け継がれているものを 特別に総称するような言葉が あるでしょうか?・・・・個人的な意見というより具体的な理由や裏づけがある回答が希望です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
Curio
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=Curio&kind=ej&...
フランス語ではアンティーク(Antique)
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骨董品
http://eow.alc.co.jp/antique/UTF-8/?ref=wl
古いことが価値となる物品を、最も幅広く総称する一般的な言葉は「骨董」。
英語ならantiqueにあたる。
古美術=antique art
古本=antique book
と、形容詞としても使われる。
この場合、「古風な」という皮肉めいた使われ方をすることはあるが、
used=「使い古した」というニュアンスは少ない。
http://eow.alc.co.jp/vintage/UTF-8/
英語では、vintageも近いニュアンスがある。
"vin"(ヴァン)はワイン。元々は、ワインの経年変化による熟成を意味した。
それが転じて「古き良きもの」を意味するようになった。
例えば、
古着の場合、ただ着古したもので、希少価値や素材・デザイン等の価値がないものは、used clothes、
希少価値があり、高値で取引されるものは、vintage clothesと言い分けられている。
日本でもこの区別は、この10年で定着した。
拙HPの「アンティークとヴィンテージの違い」からコピペ
http://www.nurs.or.jp/~lionfan//omoshiroi/omoshiroi_078.html
「マリ・クレール」1994.11、p293
アンティークとヴィンテージのちがいについて述べた記事。
ハリエット・ラヴの“ヴィンテージ・シック”という本によれば、
1.アンティークという言葉は普通、百年以上たったものに使われ、
2.ヴィンテージという言葉は、二十世紀の服やアクセサリーに対して使う
のが適切・・・と書いてあるそうだ。
そして、価値あるヴィンテージとして認められるには、
(1)製造年代がはっきりしていること
(2)その時代の美の基準に符合していること
(3)大量にはないという他との差別化ができること
(4)再度、売ることができること
この4つの価値を満たさないものは、単にセカンドハンド(中古・使い古し)で、
ヴィンテージにもアンティークにもなり得ない、とのこと。
patina(パティーナ)
とはラテン語で、経年変化の味わいといったような意味だそうです。
以前NHKスペシャル「デザインウォーズ」”新型ケータイ開発競争”2007.7.25放送の中で
ソニーエリクソン本社内でのブレインストーミング中にこの言葉が出てきたのを思い出しました。
新しい携帯電話に「使い込んでいく内に生まれる味わい」といったものを表現できないか、
という話の中で、ある(おそらく)欧州の人が
「(それをひとことで言い表すなら)パティーナだ!」と言っていました。
会議には世界各国の様々な人が参加していましたが、ほとんどの人たちが「patina」という単語で
共通の認識が出来ていたように思います。
一方、英和辞典で意味を調べると
{pat・i・na
━━ n. 緑青(ろくしょう); 古色; 寂(さび); (人の)貫禄(かんろく).}
ラテン語の意味の他に、 緑青といった意味があるそうです。
同様の意味のことばを日本語で当てはめるなら「寂び」がもっとも近いのではと思います。
Wikipediaによると
{寂(さび、寂びとも)は動詞「さぶ」の名詞形で、本来は時間の経過によって劣化した様子(経年変化)を意味している。転じて漢字の「寂」が当てられ、人がいなくなって静かな状態を表すようになった。同様に金属の表面に現れた「さび」には、漢字の「錆」が当てられている。英語ではpatina(緑青)の美が類似のものとして挙げられ、緑青などが醸し出す雰囲気についてもpatinaと表現される。}
http://ja.wikipedia.org/wiki/寂
>どうして古いものが価値があるのか?
成熟した文化には、古くなってしまったモノの中にも「美」を見いだせる寛容性があるからだと思います。
ありがとうございました。
NHKスペシャルは見逃したのですが、その内容は聞いていたので
詳しいことがわかりました。
緑青のたとえは わかりやすいですね。参考になりました。
イタリアとかドイツとか・・・で 同じような概念を表す
表現は ないでしょうか?
具体的な わかりやすい回答、ありがとうございました。
スペイン、イタリアなどで どんな言い方をするのか?
知りたいです。