通常の輸送方法で輸送することは難しいのでしょうか?また、それ以外にも米税関における問題等があればご教授ください。
ただし、衣類や書籍、わずかな食品(レトルト・お菓子)等の輸送は経験がありますのでそれを前提にして下さい。
以下参考にしてください
http://www.melma.com/backnumber_105851_2466009/
>2006年2月9日
「日本酒の海外発送と郵便局のサービス向上」
昨年、お客様から日本酒を海外発送して欲しいと依頼があり、
調べた結果アメリカには日本酒を発送できない事がわかりました。
その後、日本郵政公社国際郵便営業センターの人が、
酒類発送の条件を詳しく調べて報告してくれました。
イギリスや中国など、お酒を発送できる国もあるようです。
唯一送る方法をあげるとすれば、飛行機の客室に持ち込んでCAに頼んで冷蔵庫に入れてもらい、地上に降りてからも振動に気をつけて保冷車でゆっくり移動するしかないでしょうね。つまり自分も移動しろということです。
どういった酒を送ろうとされているのか書かれていませんが、日本酒特に地酒と呼ばれる酒は振動・直射日光・高温・温度変化の4つを嫌います。そのため、海外への輸送で直射日光は避けることが可能ですが、特に振動と常温が長時間続くことで劣化してしまうといったのでしょう。
ただし、国内の流通でもそれをちゃんとやれているかというと実はできていなくて、まず卸までトラックで激しい振動で温度管理もせずに運ばれ、卸は温度管理をしたとしても小売でやっていないとか、日中温度管理もされずにバイクで直射日光が照りつける中を剥き出しのまま配達されたりしてかなり飲むまでに劣化している酒しか飲めないという一面もありますが。
過去に大阪の高槻で地場の蔵元直営の居酒屋で呑んだことがありますが、今まで聞いたこともない酒がものすごくおいしかったのを覚えています。
輸送する際の、温度調整などをあらかじめ確認する必要があります。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/yushutsu/ikenkok...
我が国から米国に清酒を船舶で輸出する場合、ニューヨーク等東海岸の地域へは35日程度必要となる。以前は、ドライコンテナを使用しており、輸送途中に日中は50度以上、夜間は20度程度まで変化するため、ビンを開封していなくても自然と燗冷ましの清酒になってしまい、品質が劣化してしまった。そこで、においを飛ばすため、消費者にHot Sake(熱燗)として提供せざるを得なかったが、近年、輸送方法が改善され、米国においてもCool Sake(冷酒)を良い状態で提供することが可能となってきた。
アルコール類の関税
http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/qa_01/04A-051021
1.少額関税制度
(1)贈答品免税: 非居住者(nonresident)が、72時間以上米国内に滞在する場合、100米ドル相当の品物を贈答品(gifts)として携帯し、関税・内国消費税を課せられずに(free of duty and internal revenue tax)、米国に持ち込むことができます。この贈答品免税は、免税額全体または一部を半年ごとに一回のみ申請できます。この中に葉巻(cigars)100本は算入可能ですが、アルコール類(ビール、ワイン、蒸留酒等)は算入できません。キューバ産の葉巻は持ち込み不可です。
贈答品控除は、一家族につき100米ドルの免税額が適用されます。免税適用後6ヵ月以内に、米国に再入国する際には、200米ドル相当額までの品物を個人または家族使用目的の場合に限って、持ち込むことができます。この200米ドルの免税額に含められる品目には数量制限があり、紙巻たばこ50本、葉巻(非キューバ産)100本、アルコール類150ミリリットル、香水150ミリリットルとなっています。また、茶、スパイス、肉製品等の食品類は申告・検疫が必要です。青果や肉、肉類加工品は原則持込できません。
また、そもそもアルコールを輸送できるかどうかも、法律などで調べたほうが良いと思います。
http://sapporo.usconsulate.gov/wwwhjcustom.html#7
アルコール飲料を郵送することは米国郵便法で禁止されています。
国によって発送が禁止されていたり、量によって関税がかかったりしますが、送る事自体は可能だと思いますよ。
http://www.sakin21.com/FAQ.html#hassou-07
下記の「国際郵便として送れないもの」のリストをチェックしましたが、アルコールが引っかかるのは「引火性の物」の項目の「アルコール類(メタノール、ブタノールおよび変性アルコールを含む。)およびこれを60%以上含有する製品(香粧品、酒類等)」だけみたいです。日本酒のアルコール度数はだいだい15−18%程度なのでこれには引っかからなそうです。
http://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/index.html
http://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/mail_method.htm...
http://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/usual.html
http://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/parcel.html
最初のリンクに会ったEMS便でアメリカに遅れる小包の大きさや重量はここにあります
ここに定められた企画の範囲内の重量、体積に荷物をまとめれば送れるんじゃないでしょうか。
http://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/country.php?cid=7
イギリスには何回か5合瓶を送った事があります。その時は服やタオルなどでぐるぐる巻きにして生理/生活用品と一緒に箱詰めして送り問題なく届きました。確かデクラレーションフォーム(小包を送る時に書かされる緑色の紙です)には「贈り物」「内容:古着、生活用品」「金額:1500円」と記載してました。
味に関してですが「間違いなく劣化する」と懇意にしている酒屋さんに断言されました。お酒は基本的にデリケートなもので冷蔵庫に入れる時だって扉には入れちゃダメだ(開閉の度に動くから)と言われるぐらいなので、まぁ、むべなるかなと思います。EMS便なら3−4日で着くとは言え、天地なんておかまいなしで放り投げられますから。ですから生酒、吟醸など繊細な味わいが身上のお酒は送らない方がいいと思います(勿体ないですし、なにより蔵と酒屋に泣かれます)。
梱包する時の注意点ですが、とにかく「雑」に扱われる事を予想して、厳重に緩衝剤で梱包した上で、万が一割れてしまった時の事を考えてタオルでぐるぐる巻きにしてビニールに包んでおく、ぐらいの事はしておいた方がいいと思います。それから、丈夫な箱で送る事!
アメリカの個人輸入品目にかかる関税や、どれだけの頻度でどれだけ厳しく個人の発送品について税関で検査をするのか(個人的な経験ですがイギリスは皆無に近いです、日本からの場合)は、すいませんが調べきれませんでした。
最後に、蛇足になりますが出和桜酒造がアメリカに向けて発送を行っています。事情を説明して、蔵に直接発送の仕方を教えて頂く様、お願いするのも手かと思います。
http://www.dewazakura.co.jp/export/export.htm
じゃ、頑張ってください。
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