http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%A...
完全に回復したとまでは言えないかもしれませんが、
雪印乳業の不祥事の後、商標を「MEGMILK」に変えて販売し、消費者の不安を緩和させています。
そして今後、「雪印牛乳」、「農協牛乳」、「全酪牛乳」などすべてを「MEGMILK製品」として販売することになっているので、雪印乳業の不祥事のイメージはほぼ無くなると思います。
食べ物をメインに扱う企業ではありませんが、ジャパネットたかたでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%8...
以前個人情報の漏洩がありましたが、その後一切の商業活動を一旦停止したことが逆に評価されることとなりました。
>この事件により、一連の広告活動や商品の販売を同年4月24日までの間自粛せざるを得ない事態に陥った(CS放送でも同期間テレビショッピングの放送を休止し、終日環境映像を流していた)。この時高田社長は会社清算も考えていたという。その1か月半の間でおよそ150億円の減収になったと報じられた。
>一方、事件発覚後の同社の被害者への対応は非常に素早く、事件が発覚した3月9日より同月12日まで毎日、またその後は事業再開まで1週間毎に謝罪と報告を繰り返した。これは、2005年4月1日より個人情報保護法が事業者にも適用されるのに伴い、漏洩後の事業者の模範対応例と言われており、この事件で同社または高田社長に対しては非難されるどころか、逆に高く評価されるに至った。
食品工業ではないですけれども、
「ロッキード事件http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B...」の全日空、「リクルート事件http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%B...」のリクルートなど。
どちらも意外な健闘ぶり。
雪印。倒産したじゃないかとか、業務を縮小したじゃないかと思われるでしょうが、雪印の社史を紐解いてみると、八雲工場事件と言うのがあります。
この事件発生時の佐藤社長は食中毒の知らせを聞くや即断で工場の生産を停止。自ら頭を丸めると同時に全社員に謝罪に回れと指示をしました。佐々淳行氏も著書の中で雪印が大量食中毒事件を犯したと聞いて、「雪印ならたいしたことにはならないだろうと聞いたときには思った」と書いています。
直後に森永がヒ素ミルク中毒事件をおこし、その対応がまずかったのと比べられたと言う幸運もありましたが。
その時の社長の「信頼を失うのは一瞬」は長く社訓として伝えられていましたが、いつの間にか無駄な教育の一つと考えられて行なわれなくなり、佐藤社長も集団食中毒事件の直前に亡くなられたようです。
最近顕著なのは建設業界ではないでしょうか?
「耐震偽造」問題を背景に、耐震性能をうたい文句にした
住宅が多いように思います。
地震対策 耐震 制震 免震|ミサワホーム:MGEO(エムジオ)
http://www.misawa.co.jp/kodate/tokutyou/pop-up/mgeo/index.html
みなさん、なかなか面白い回答をしてくださって、大変うれしいです。本来なら一人づつちゃんとコメントを残したいのですが、僕自身の都合であまり時間がないのでここのコメント欄でまとめさせてもらいました。
自社の不祥事への対応以外に、業界に対するイメージが悪化したときに、逆にそのことをうまく利用して同業他社を出し抜いたような企業と事例を教えてくださるとなおうれしいです。どうかよろしくお願いします。