【イエはてな】リブ・ラブ・サプリ~FORTUNE #002
「今日をちょっと楽しく、ちょっと特別にすることって何だろう?家で過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運」。イエと日々に幸運を呼ぶ、幸福を招く、ちょっと幸せな気分になる、そんな暮らしのサプリを生み出していきませんか?衣食住、健康、リラックス、生活習慣…。日々の小さな幸せになることなら何でもOK!毎回のテーマをヒントに、幸せのサプリ、そこにこめた思いや由来とともにメッセージ下さいね。
※日本と世界の言い伝え&おまじないも常時募集しています!
#002 THEME:「器」「映画」「玄関」+「言い伝え&おなじまい」
サプリ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071128
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#SapriF
※今回の「いわし」ご投稿は12月3日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。
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土器を焼く!!
Oregano2007/11/28 15:56:016pt
小学生のころ、土器を焼いたことがあります。土器に使う粘土には、なぜか砂を混ぜます。この砂を混ぜる割合で、うまく焼けるかどうかが変わるそうです。砂を混ぜて練って練って、そしてビニール袋などに詰めて一週間は寝かせます。ただ土を練って焼くだけかと思いましたが、土器作りには意外に時間がかかることを学びました。
粘土が十分熟成されたら形作りです。作る前にまた粘土を練り直して、ヘトヘトになったころに、やっと器の形作りに突入できます。土器の底の部分は団子状にした粘土を木の葉などに押しつけて作ります。そしてひも状に伸ばした粘土を重ねて形を作っていきます。
大まかな形ができあがったら、竹製のヘラや縄などを使って模様を付けていきます。貝殻や石なども模様付けの大事な道具です。
模様を付け終わったら日陰でゆっくり乾燥させます。急激に乾燥させると焼く前に割れてしまうので、ゆっくり乾燥させるのがこつです。乾燥後1日から3日くらい様子を見て、内側をなめらかな丸い石などで研磨します。釉薬をかけない土器でも、こうすることによって汚れにくく漏れにくい器に仕上がるわけです。縄文人はこの研磨作業に大変労力を使ったそうです。研磨の仕上がりが器としての機能を左右するからです。
研磨が終わったら、さらに乾燥させて、全体が満遍なく白っぽくなるまで待ちます。私の時は二週間くらいかかったと思います。完全に乾燥したら天日干しです。これは晴天の乾燥した日を選んで、一日だけ行いました。
翌日、野焼きにかかりました。これもただ焼けばいいというものではなく、まず焚き火の周りに土器を置いて、時々向きを変えながら数時間余熱を行います。そして焚き火の真ん中を空けて土器を置き、薪で何重にも覆って本焼きにとりかかります。大量の薪が全て燃え尽きて土器が冷めればやっとできあがり。とにかく土器作りは時間と労力の必要な作業でした。昔の人たちの器作りにかける苦労がよくわかりました。
こうした土器作り体験は、各地で行われているようです。機会があったら皆さんもぜひ土器を焼いてみてください。ただ単純に土を素焼きにしているだけではない、様々な古代人の知恵に触れることができると思います。人の文化は数千年前からこんなに高度なものだったのだと感心します。
土に還る
asukab2007/11/28 17:46:495pt
粘土をこねる作業は、まさに土に還ることですね。焼き物に夢中になる原点が、この土との交わりだと思います。子どもたちの泥んこ遊びも、ここからきていますよね。この前の「布」とともに「器」「土」も、五感にうったえる要素を考えると、たまらなく魅力的な世界です。
すごい!!
TinkerBell2007/11/29 17:10:124pt
土器って、そんなに手間と時間をかけて作られた物だったんですね。
本当に、古代の人のいとなみが伝わってくるようです。
地球が創られてから悠久の時間を経て生み出された土に、
技術をこらし美を盛り込んで形にして、時間と火の力で器に焼き上げる。
きっと古代の人にとって、それはとても神聖な物だったのではないかと思います。
私も土器作り、体験してみたいなぁ。
土には本当に、五感にうったえかけてくる何かがありますね。
それははるか古代からずっと受け継がれてきた遺伝子の記憶なのかもしれませんね。
とても手の込んだ器だったんですね
CandyPot2007/12/02 00:59:513pt
ただ土を素焼きにしただけの原始的な物かと思いましたが、逆にただの素焼きだからこそ、実用に耐える器にするための技術や手間がこらされていたのが土器だったんですね。乾かした後に内側を磨き上げるなんて知りませんでした。釉薬が発見される以前の時代の知恵ですね。
土器作り、私も体験してみたいです。そして古代の人たちの手作りの暮らしを感じてみたいと思います。
そうだったのか
Fuel2007/12/02 08:57:472pt
私も土器というと極めて原始的な製法で作られていたように勘違いしていましたが、
それは大きな誤解だったようです。
考えてみると縄文土器は少なくとも氷期が終了する前には作られていたとされていますから、
弥生文化の勃興で一区切りつくまでに、
縄文土器には6千年以上に渡る時間と技術の積み重ねがあるわけです。
これだけの時間をかけて発展してきた縄文土器の文化はあなどれないということですね。
ものつくり魂がうずきます
momokuri32007/12/02 15:02:211pt
土器製作、いいですね。ものつくりの魂がうずいてしまいます。縄文土器には6千年以上の歴史の積み重ねですか。縄文時代は気の遠くなるような長い時代だったんですね。
いまだに謎の邪馬台国の卑弥呼がいたとされるのが、たしか西暦200年代。それから現代まで、たかだか1800年くらいしかたっていません。それを3回繰り返してもまだ縄文土器の歴史の方が長いとなると…。これはもう想像もつかないほどですね。その間ずっと器として使われてきた土器。ぜひ私も作ってみたいです。
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「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。
これ以上回答リクエストを送信することはできません。制限について
小学生のころ、土器を焼いたことがあります。土器に使う粘土には、なぜか砂を混ぜます。この砂を混ぜる割合で、うまく焼けるかどうかが変わるそうです。砂を混ぜて練って練って、そしてビニール袋などに詰めて一週間は寝かせます。ただ土を練って焼くだけかと思いましたが、土器作りには意外に時間がかかることを学びました。
粘土が十分熟成されたら形作りです。作る前にまた粘土を練り直して、ヘトヘトになったころに、やっと器の形作りに突入できます。土器の底の部分は団子状にした粘土を木の葉などに押しつけて作ります。そしてひも状に伸ばした粘土を重ねて形を作っていきます。
大まかな形ができあがったら、竹製のヘラや縄などを使って模様を付けていきます。貝殻や石なども模様付けの大事な道具です。
模様を付け終わったら日陰でゆっくり乾燥させます。急激に乾燥させると焼く前に割れてしまうので、ゆっくり乾燥させるのがこつです。乾燥後1日から3日くらい様子を見て、内側をなめらかな丸い石などで研磨します。釉薬をかけない土器でも、こうすることによって汚れにくく漏れにくい器に仕上がるわけです。縄文人はこの研磨作業に大変労力を使ったそうです。研磨の仕上がりが器としての機能を左右するからです。
研磨が終わったら、さらに乾燥させて、全体が満遍なく白っぽくなるまで待ちます。私の時は二週間くらいかかったと思います。完全に乾燥したら天日干しです。これは晴天の乾燥した日を選んで、一日だけ行いました。
翌日、野焼きにかかりました。これもただ焼けばいいというものではなく、まず焚き火の周りに土器を置いて、時々向きを変えながら数時間余熱を行います。そして焚き火の真ん中を空けて土器を置き、薪で何重にも覆って本焼きにとりかかります。大量の薪が全て燃え尽きて土器が冷めればやっとできあがり。とにかく土器作りは時間と労力の必要な作業でした。昔の人たちの器作りにかける苦労がよくわかりました。
こうした土器作り体験は、各地で行われているようです。機会があったら皆さんもぜひ土器を焼いてみてください。ただ単純に土を素焼きにしているだけではない、様々な古代人の知恵に触れることができると思います。人の文化は数千年前からこんなに高度なものだったのだと感心します。