1、人間のモラル、人格の低下
2、人口過多
関連性があると思うなら、どのような仕組みで関係しているのかご説明お願いします。
今年の夏は確か70年か80年ぶりに日本の歴代最高気温の記録を塗り替えていましたが、なぜそれほど時期を開けて塗り替えたのが不思議に思ってましたが、当時はまさに戦争をしていたから異常に暑かったということでもあるのでしょうか?
しかし不思議に思うのは、映画「ALWAYS3丁目の夕日」などでも見られるように、戦時近くの時代の方が現代より人々の人情が熱かったと言われがちな点です。
また、戦後は精神至上主義から物質至上主義の時代に入ったともよく聞きます。
戦後、日本のモラルは結局、向上したのでしょうか?
思うに戦後直後に向上して、そこからしばらく経つとまた下降線に入ってしまったのでしょうかねえ?
1、人間のモラル、人格の低下
ここではモラルと人格はほぼ同一のものとして述べます。
モラルが高ければ、環境の状態を判断して少しでも温暖化などを誘発する行為はやめておこうと努力するだろうが、低ければそのような判断をしなくなります。たとえば、「みんな湯水のごとくにエネルギーを使っている。オレだけ節約したって」と考えると、環境は破壊されていきます。そうでなく、たとえ他の人がだめであったとしても自分(たち)だけでも環境を破壊しないようにしようとすれば、そこから環境保全への動きは始まり、周囲を巻き込んで加速していきます。
もっとも環境破壊の著しい行為は戦争です。そして、戦争を誘発するのは経済の仕組みと民族的感情と政治的動機と破壊への誘惑です。一見モラルが高そうな人であっても、心の底で自己の利益を最優先していたり闘争心が強すぎたり破壊本能に勝てなかったりすると、意外にあっさりと群集心理に飲み込まれ、戦争に荷担する結果となってしまいます。昭和半ばの日本・イタリア・ドイツのみでなく、米英等の各国もそうでした。
自分が依って立つ価値観をしっかりと持ち、他者に振り回されないことでのみ戦争しない意志を継続することができます。ここで、モラル・人格の高さが大きな意味を持ちます。
2、人口過多
すでに発言が出ている通り、影響力の小さな人口が少々多くても、環境への負荷は大きくはなりません。むしろ、少人数でもエネルギーや物の消費の多い人の活動の方が影響が大です。
しかし、貧しいことが環境負荷の小さいことにつながるわけではありません。
たとえば、アフリカのサハラ以南で起こっていることですが、ゲリラ戦などで疲弊した国が崩壊し、無一物で難民化した人々が、生き延びるためにわずかな周囲の水をくみ上げ辛うじて家畜を飼い草木や糞を燃やして食事を作ることなどにより、徹底的に植物の無い土地を作り出しています。その結果、土壌流亡を起こして土地が痩せ、食料生産ができないようになっています。
そのようなことを考えると、政治的・経済的動機でそれらの地帯に武器を供給し戦争を促しつつ停戦を妨げている人々の責任はまことに重大です。
1.2.をまとめていうと、人口過多+戦乱や国の崩壊・モラルの低さは、環境汚染のみならず環境破壊すべての大きな要因です。