地球温暖化などを始めとする環境汚染の要因として、次の事柄とは何か関連性があると思いますか?


1、人間のモラル、人格の低下
2、人口過多

関連性があると思うなら、どのような仕組みで関係しているのかご説明お願いします。

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温室効果ガスの増加には人間の生活・生産活動が大きく関与しています ラージアイ・イレブン2007/12/20 17:10:26ポイント1pt

JCCCA Web::全国地球温暖化防止活動推進センターWebサイト - (3) 温暖化の原因は?

http://www.jccca.org/content/view/1118/766/

地球の平均気温が14℃と生物に適した温暖な状態に保たれているのには、地球を取り巻く大気が大きな役割を果たしています。大気中に含まれるある種の気体は、太陽光により暖められた地表面から宇宙空間に向かって放射される赤外放射を吸収し、それを地表面にむかって再放射しています。この作用のために、大気は暖められ、温暖に保たれているのです。こうした気体を温室効果ガスと呼びます。もし、このような気体がなければ、地球の平均気温は-19℃であり、氷の世界になってしまうということです。(参考資料・イラスト/温室効果ガスと地球温暖化メカニズム)

http://www.jccca.org/content/view/1038/779/

 温室効果ガスとしては、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロン類などがあります。(参考資料・グラフ/温室効果ガスの特徴)http://www.jccca.org/content/view/1037/778/ さらに、大気中の水蒸気も大きな温室効果を持つことが知られています。

 このように重要な役割を果たしている温室効果ガスですが、近年、これら温室効果ガスの大気中の濃度が急激に増加してきていて、それに伴い、地球の平均気温が上昇していることが大きな問題になっています。これが、地球温暖化問題です。

 温室効果ガスの中でも、地球温暖化に最も大きな影響を及ぼしているのは二酸化炭素です。地球温暖化の6割は、二酸化炭素の増加による影響とされています。(参考資料・グラフ/温室効果ガスの地球温暖化への寄与度)http://www.jccca.org/content/view/1036/777/ 特に、日本においては、排出される温室効果ガスの9割以上は二酸化炭素です。(参考資料・グラフ/日本における温室効果ガス別排出量2003年) http://www.jccca.org/content/view/1044/814/

 18世紀に始まった産業革命により、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料の使用が急増し、大気中の二酸化炭素濃度は産業革命以前(1750年頃)に比べ約30%以上増加しています。(引用文献*1 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「第3次評価報告書」2001年 )、(参考資料・グラフ/二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の大気中濃度の変化・過去1000年) http://www.jccca.org/content/view/1035/776/

 二酸化炭素は、近年、私たちが地中から石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を大量に掘り出して燃やしていることに伴い、大気中の濃度が増えてきています。化石燃料は、燃やすと大きなエネルギーを得ることができますが、大量に二酸化炭素を大気中に放出します。化石燃料を燃やすということは、私たち人間が便利で快適な生活をしてエネルギーを大量に消費するようになったことと深く関係しています。例えば、自動車などの交通機関の燃料として、工場での燃料として、電気を発電するときの火力発電所での燃料として、暖房用の燃料として化石燃料は燃やされています。また、植物は光合成の際に二酸化炭素を吸収しますが、森林が刈り払われて、土地が開発されていることも二酸化炭素の増加に影響を及ぼしています。刈られた木が燃やされるときにも二酸化炭素が出ますし、二酸化炭素を吸収する森林が失われるためです。

 同じく温室効果ガスの一種であるメタンは、腐ったゴミ、水田などから発生するほか、牛や羊、山羊などのゲップにも含まれています。

 一酸化二窒素は、物の燃焼や窒素肥料の施肥などにより発生します。  

 フロンガスは、人間が全く新たに作り出した人工化学物質で、スプレー缶や冷蔵庫・エアコンの冷媒などとして使われてきました。オゾン層の破壊の原因物質でもあることが判明したため、1987年にできたオゾン層保護の国際的な約束「モントリオール議定書」により規制されることとなりましたが、そのかわりに近年使用量が増えているのが代替フロン(HFC、PFC、SF6等)です。これらはオゾン層を破壊することは少ないので、フロンの替わりに使用されることが多くなって使用量が増えているのですが、強力な温室効果ガスであることには変わりがないので、地球温暖化の面からは問題となっています。

 いずれも、温室効果ガスの増加には人間の生活・生産活動が大きく関与しています。  

環境と倫理とのかかわりについての学問のことを、環境倫理学といいます。

日本では、いろんな人が環境倫理についての研究を進めており、たとえば今道友信氏はエコエティカ―という環境倫理を提唱しています。

エコエティカ―生圏倫理学入門

http://d.hatena.ne.jp/asin/4061589466

エコエティカ―生圏倫理学入門 (講談社学術文庫)

エコエティカ―生圏倫理学入門 (講談社学術文庫)

環境倫理学のリンク

http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/EV_KR.html

デリー会議(COP8)で、倫理的観点から全国でネットワークを広げる民衆組織「倫理と気候変動・インド ネットワーク」(INECC)が環境倫理の観点から発言していました。

 

JCCCA Web::全国地球温暖化防止活動推進センターWebサイト - vol.69 デリー宣言の文案 明らかにされる

http://www.jccca.org/content/view/377/600/

この集会に先立って、INECCは26日、デリー市内にあるインド・プレスクラブで記者会見を行いました。

 この記者会見で、インド科学技術省専門家委員会の元委員長である人類学者のK・C ・マルホトラ博士は、「自然に頼った彼らのライフスタイルこそが、温室効果ガスも出さず、最も持続可能なのです。破壊された森林の回復が進められている 今、二酸化炭素をたくさん出している富裕な国が吸収源と呼んでいる森を守っているのは、最も貧しい人たちなのです」と語りました。「京都議定書を批准していない米国は、このような貧しい民衆のことを考えていないのです。これは倫理的な問題ではないでしょうか?」

 

INECCのマルホトラ博士の指摘は重要です。マルホトラ博士をふまえて考えるなら、“先進国の”人間のモラル、“先進国の”人格の低下、“先進国の”人口過多については、地球温暖化などを始めとする環境汚染の要因となっていると考えることは可能と思われます。

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