冬は、夏に比べて空気が乾燥していますよね。
にも関わらず、洗濯物の乾きが遅い気がします。
湿度と気温の関係で、洗濯物が乾く速度の変化を、科学的に説明してください。
※注意
・気温が低いから
・日照時間が短いから
・着ている物が厚いから
といったのは、誰にでも分かりますので、ご遠慮ください。
夏期及び冬期における自然乾燥試験
http://www.eccj.or.jp/lifestyle/05/pdf/131-134.pdf
「理論的には、風の影響がないものとすると、衣類の乾き具合(乾燥速度)はぬれている
洗濯物における水蒸気分圧と周囲空気の水蒸気分圧の差に依存する」
だそうです。
速度変化まではわからないですが、冬は気温が低いので空気中に存在可能な水蒸気量が気温が高いときよりも少ないです。そのため、冬は絶対的湿度としては乾燥してはいるものの、相対的湿度としては飽和状態にあるんじゃないでしょうか?
結果として、洗濯物が乾燥するのには時間がかかると。
ありがとうございます。
飽和水蒸気量で考えてはどうでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%BD%E5%92%8C%E6%B0%B4%E8%92%B...
(飽和水蒸気量)-(洗濯物を干す前に空間中にすでに存在している水蒸気量)=(洗濯物から飛ばすことのできる水分量)
とすれば、
乾燥していても、温度が低い場合は空間に水蒸気(気体)として存在できる量(飽和水蒸気量)は少なくなるため、乾きが遅くなることがある。
逆に湿度が高かったとしても、温度が高ければ湿度の基準となるその温度での飽和水蒸気量が多いので、乾きが早くなることがある。
ただし、気温と湿度によっては、必ずしもそうとはなりません。
湿度=
(ある温度で大気中に含まれる水蒸気の量)/(その温度での飽和水蒸気量)×100 (%)
以下の例は夏の方が乾きやすくなる条件です。(夏の湿度が80%だと逆に乾きにくくなる)
例)冬 気温10℃ 湿度30%
飽和水蒸気量 9.4g/m3
大気中に含まれる水蒸気の量 9.4×0.3=2.82g/m3
洗濯物から飛ばすことのできる水分量 9.4-2.82=6.58g/m3
夏 気温30℃ 湿度70%
飽和水蒸気量 30.4g/m3
大気中に含まれる水蒸気の量 30.4×0.7=21.28g/m3
洗濯物から飛ばすことのできる水分量 30.4-21.28=9.12g/m3
ありがとうございます。
「乾燥している」というのは相対湿度を指しています。空気にどれだけの水(つまり水蒸気)が溶けるかを示すには絶対湿度を使います。
30℃で溶ける水蒸気の量は5℃の時の約10倍です。
つまり30℃、相対湿度80%でも5℃ RH8%
と同等の水蒸気を空気は含むことができます。それだけ、衣服から水分を吸収できることが可能になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%BD%E5%92%8C%E6%B0%B4%E8%92%B...
ありがとうございます。
ありがとうございます。