「人を殺してはいけない」という事に関する質問は何度かされているようですが、逆のケースについても知りたくなりました。
戦争?凶悪犯罪者?死ぬ間際で苦しみ続ける病人?殺してくれと懇願されたから?重い障害を持って産まれる事が判明した胎児?・・・色んなケースがあると思いますが、できるだけ多くの人が納得できる理由を教えてください。
どういう条件であれば「人を殺してもよい」事を多くの人が納得し受け入れられるのでしょうか?
こんばんは。
>人を殺す他なかった場合
上記について、考えました。生き延びる上で、人を殺める以外に選択肢がなかった、という理由でも、結果的には死刑になるかもしれません。無罪になっても社会的な制裁は受けるかもしれません。ただ、監禁されて命の危険があったとか、親に虐待されて逃げようとして事故で親を死なせてしまったなどというケースを想像すると、「誰がその立場に立たされても、他に選択肢はない」と社会に受け入れられやすいかもしれません。もちろん、積極的に殺害してよいというお墨付きをあたえる意図はないです。
誰もが納得する「人を殺しても良い場合」ってのは「人を殺す他なかった場合」だけだと思います。「人を殺す」と「人を殺さない」のどちらも選べるときは、「人を殺さない」を選ばなくてはならない、と考える人がそれなりにいると思います。
で、万人が納得する「人を殺す他なかった場合」としては正当防衛とか緊急避難くらいしかないと思います。「この人を殺さないと、他の人or自分が死ぬ」という状況ではじめて万人が納得すると思います。
(もっとゆるい基準で殺していいという人も多いでしょうが。例えば、死刑囚は殺していいとか)
ただ、「人を殺しても、他人はあまり責めない場合」というのはあると思います。例えば、「幼い子供を殺された親が怒りのあまり殺人者を殺してしまった」という場合、他人はあまり責めないでしょう。
「殺して良い場合」としてお墨付きを与えることに関しては厳しく判断すべきと思いますが、具体的に「殺してしまった」人に情けをかけていい場合はあると思うのです。