今、世間ではギョーザの話題でもちきりですが、これから日本の食の安全はどうなっていくと思いますか?
生産する側、販売する側、消費する側、その意識、世界市場との戦い、経済、デフレ、食料自給率、安全、安心、偽装問題、外交・貿易問題などなど・・・
マタリと意見をください。
中国で農薬を洗う洗剤があるとニュースで取り上げているのを見ましたが、日本でも昔、野菜や果物をママレモンで洗うのはごく普通のことでした。あえて商品名をあげたのは、ママレモンの用途として、野菜洗いが公式に掲げられていたからです。洗う理由は農薬ではなく、ばい菌かなにかを落とすためだったと思いますが、ママレモンで野菜を洗っていた頃、日本でも農薬の悪影響が問題になっていたはずです。カネミ油症事件のような、食品に危険な薬剤が混入していた事件もありました。日本の食は、決して昔から安全だったわけじゃないです。今も安全かどうかはわかりませんけど、昨年は偽装だらけでしたし、雪印の事件も記憶に新しいです。
食の安全についてはここ最近問題になっていますが、こういったことは昔からあったのではないでしょうか。
私などはむしろ、昔のほうがいいかげんだったように感じます。
消費期限偽装については最近話題に上がりますが、零細商店でのラベルの張替えなどは昔からまことしやかに言われていました。
法令順守の考え方をする人が増えて、内部告発もメディアで取り上げるようになったので偽装が多くなったように感じるだけと思います。
消費者をだますことで痛いしっぺ返しをもらうということが浸透してきましたので、これからはだんだん減っていくのではないかといい方に予想します。
メディアもただただ煽るだけでなくて、消費者の意識や販売者の意識が良いほうに変わっていくことを祈ります。
子供の頃(30年くらい前)うちのじーちゃんと外食してぼくがハンバーグとか頼んだ時、「ひき肉なんてどういう肉か分からないものを子供にたべさせるな」と両親に文句を言っていたのを覚えています。
近所の顔見知りの肉屋で買ったひき肉ならともかく、繁華街の通りすがりの店のひき肉なんか、どういう素性の肉か信用できないという感覚です。
ぼくの両親世代だとひき肉についてこういう感覚はうすい見たいですが、祖父の世代だと食料が不足した時代をくぐり抜け来たせいか、市販されている加工品を信用しない感覚がかなり強いみたいです。
すっかり忘れていた出来事ですが、ミートホープ事件の時にふと思い出しました。
今回のギョーザの件で再びクローズアップされている中国の農作物や畜産物の農薬、抗生物質など薬の問題も、記憶を掘り起こしてみると数十年前には日本の食品にもそういう問題はたくさん指摘されていましたよね。
最近の中国の食品についての報道を見ていると、なんとなく昔の日本を見ているような気がします。
そうやって考えてみると今までも日本の食品が安全だったわけではなく、ただ消費者がそう思い込んでいただけなのではないか、もしくは比較的安全な時期があったとしてもそれはここ最近のごく短い期間だけのことではなかったのかと思いますね。