日本だと、小学生への英語教育は年齢が早過ぎる、まずは自国語を習得してから外国語を学ぶ必要があるから小学生に英語教育するの駄目だ、といった見解が、けっこう広く受け入れられてますよね?
でも日本と同様に非-印欧語を母語とする、フィンランドでは9歳から英語をはじめとする印欧語の教育が始まり、韓国では小学3年生から英語の教育が始まります。
そして、この二カ国で、子供たちが自国語をきちんと習得できなくなったなどという話は聞いたことがありません。
別に、小学校での英語教育をやったところで、自国語が変になるなどと云うことは無いのではないでしょうか?
それから、早期英語教育は自国語の習得を妨げると考えている人々は、フィンランドや韓国の事情を、どのように受け止めているのでしょうか?
「フィンランドとか韓国とか、そんな遠くの国のことは知ったこっちゃねえ!」って事でしょうか?
喋る場合は、文字が見えないので無関係だと思います。
ジェスチャーを組み入れる人が多いのは、たんに派手好きだからではないでしょうか。
ラジオ放送という音声のみのメディアがあります。
英語の喋り言葉が意味がそのままでは伝わりづらいってのであれば、アメリカではラジオ放送は日本よりも衰退してる筈ですよね?
でも日本と米国とを比べた場合、ラジオ放送好きな人間の比率は、同じかアメリカのほうが高いぐらいなんですよ。
日本語の単語そのものの言葉力が強く出るのは、文字の場合ですね。
漢字とカナが混じってるから、文章が区切りやすい。
情報サーチがとてもし易い言語だと思います。
12歳からアメリカに移住して大学もアメリカで卒業した日本人で、「英語は速読には向かない」って言ってた人が居ましたよ。
英語などのアルファベット系の言葉は単語と単語を繋げて意味を成す文章にするし、
中国や韓国などの漢字・ハングルも漢字1文字が単語にもなるし、繋げて新しい意味を成す単語にもなる。
けれど、日本語の場合は「漢字仮名交じり文」という「漢字」と「ひらがな」という既に2種語から成り立っています。
また、同じ単語や同じ読みでもその場の雰囲気や用途次第でまったく違った意味を持ったりと他の国の言葉に比べても
のすごい複雑なものになっています。
しかも、中学になってからしか習わないとは思いますが・・・もうひとつの日本語である古文なんてのもあります。
これだけ、いろいろありながら英語の教育まで入れてしまうと、確かに覚えの早い幼少の時期でも日本語を覚える際に
歪みが出てくる心配があります。
Deno0922さんが言うとおり、英語をメインとしてしまっても良いのかなとは思いますが、国まるごと切り替わるまで
には数百年とかかるんじゃないでしょうか。
だんだん、日本語を教える習慣もなくなり、古文や日本語が象形文字のように解読しないといけなくなっちゃったりと
かして・・・・・。
そういえば、英語って本国ではやっぱり意味がそのままでは伝わりづらいのかジェスチャーを組み入れる人って多いで
すよね。日本語と違って単語そのものの言葉力や応用性が乏しいからなんじゃないでしょうか。
いっそのこと、日本語を世界標準語にしちゃえばいいのにとか思ってみたりw