しかし、そんな金額を見て、それが高いのか安いのか、まったく見当がつかずにいつも「ふ~ん」で終わってしまっています。
それを「ぬぉ、そんな高値で・・・大丈夫かな」とかそんな感想を抱けるようになれば、もう少し日経も楽しんで読めるかな、と思います。
そこで、皆さんにご質問ですが、そういった情報を見るときに自分の価値観といいますか相場感といいますか、そういったものはお持ちでしょうか。
もしお持ちでしたらその内容をお教えください。
またこういった価値観・相場感を身につけるために便利なサイトや書籍等ご存知でしたらお教えいただけますでしょうか。
よろしくお願いします。
その買収が高いか安いかはそう簡単に判断できるものではないと思います。
企業の価値を判断する場合に、将来性なども考慮しますので、不確定要素が沢山あります。
単純には資産総額が現在の価値ですが、それは解散させた場合で、簡単に解散させる事が難しい場合もあるので何ともです。
アメリカあたりではよくあるようですけどね。
未活用の土地などを持っている会社に目を付け、強引に買収してしまい、即、資産売却、会社解散(倒産)させて利ざやを稼ぐのです。
もちろん、資産売却に失敗すれば損失が出る事になります。
その結果次第で、高かったのか安かったのか判断できますね。
日本では、そういうやり方がなじまない、難しいのであまりないようです。
企業を存続させるとすると、今後の利益がどの程度上がるかで判断が大きく分かれると思います。
資産価値も考慮し、今後の利益が買収額を上回れば安い買い物だし、そうでなければ・・・
一般的な投資基準として、インフレ率+5%程度で回収できれば良とするようです。
十数年で投資額全額を回収し、その後の利益は全て純益となる訳です。
毎年順調に1億円の純益を稼ぐ企業なら、十数億円で買収しても十分元が取れるという事です。
もちろん、それに固定資産などもプラスして考慮します。
yahooみたいなのはもっと判断が難しいですね。
デジタル業界は浮沈が激しいので、10年後にyahooがまともに存在しているという保証はまるでありません。
MSも業界に君臨していますが、基本的にはwindowsしかありませんので、これとて今後どうなるか全く予想は付きません。
ゲイツさんの資産のほとんどはMSの株なので、MSがどうにかなればゲイツさんもフォーチュン誌から姿を消す事になります。
> たいていの方が漠然と「すごい金額・・・」と思う感じですかね。
投資をされている方で、決算書を読んだりして企業価値を算定している方ならわかるでしょう。
超単純に考えるなら、時価総額で計るのはいかがでしょうか。
(正確にやるなら、ちゃんと企業価値を測らないといけませんが)
ご回答ありがとうございます
やっぱりそういう感覚を得るのは難しそうですねぇ・・・
こんにちは。
「価値観・相場観」というご質問で、下記書籍を思い出しました。もしご存じでしたらすみません。
文庫改訂版 あの金で何が買えたか―史上最大のむだづかい’91~’01 (角川文庫)
金融機関・企業の不良債権や債務の額は、あまりにも巨大で、どのくらいのものなのかイメージするのは難しい。しかも、巨額の税金が注入されながら、再び危機が叫ばれ、誰も責任をとろうとはしない。「知る」ということは、年を追うごとに、さらに重要度を増しているのだ。十億円という金はいったいどのくらいの価値があるのか?十億円あれば何が買えるのか?百億円、一千億円、一兆円、十兆円、百兆円だったらどうか?毎日毎晩、新聞で目にし、ニュースで読み上げられる、そういった数字を、実感としてイメージする「知る」ための絵本。(※内容紹介を引用)
以上、参考になれば幸いです。
ご回答ありがとうございます。
初めて知りました~
ぜひ呼んでみたいと思います、ありがとうございました
日経新聞を読めるように(内容を理解できる)ようになりたいということだと思うのですが
私見として1億円で買収するのと1兆円で買収するのとでどっちが高いのかといえば1兆円が高いですが
どれほどの価値のある企業を買収するのかではトヨタを1兆円で買収するのと町工場を1億円で買収するのでは1兆円のほうが
安い(いい買い物)といえるでしょう。
これには貸借対照表や損益計算書などその企業の価値を客観的に評価するものが大切です。これが読めるようにならなければいけません。
そのほかにもたとえば全然関係の無い業種を買収するのと関係が深い業種で長所を伸ばして短所を補える企業を買収するのとでは
その企業にとっての見えない部分の価値はかなり違ってくるのではないでしょうか。
こういうことをきちんと理解できるようになるには大学の商学部などで学ぶのが手っ取り早いですがそのほかにも
株式投資を始めてみることで日々発表される人事のようなニュースを自分と関連付けてみるといいと思います。
そのほかにも上記と同時進行で簿記の勉強をしてみてはどうでしょうか。貸借対照表や損益計算書がどのような意味を持つのかや
どんなことが書いてあるのかなどが良くわかるようになります。
あとは書いてあるニュースでわからないことがあったらすぐに辞書などで調べてみることも大切です。
ご回答ありがとうございます
なかなか難しいんですね、やぱり
アドバイスありがとうございます^^
こんばんは。
回答1や回答2のように財務諸表からいろいろわかるという話で
頑張って勉強してみましたが、やはり、相場観とかなかなかわかないですね。
相場とか価値とかは分からないですが、その会社の資産状況と利益率とかからみて
その金額が大きいのか小さいのかは分かるようになったつもりです。
あと、財務諸表からでは読みきれない価値もあると思うので、どうやって読むんだろうと
すこし疑問です。
日経文庫A1 経済指標の読み方(上) (日経文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E7%B5%8C%E6%96%87%E5%BA%ABA1-%...
企業価値を創造する会計指標入門
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E7%B5%8C%E6%96%87%E5%BA%ABA1-%...
書籍の紹介ありがとうございました^^
こんばんは。
同感です。英語でmillionとかbillionとかになるともう記憶もできません。。
ですが、そのものと同じ種類の金額が身近にあると、相場観?が多少身に付く気がします。
例えば、自分の会社が年商○○億円、自分の会社の商品が売り上げ年○○円、というのがあれば、それと比べて、
例えば「あの会社の人数はうちと同じくらいなのに売り上げすごいな〜」とか、その逆とか。
(「東京ドーム○個分」というのも東京ドームの大きさを実感として知っていないと理解できないですよね)
あと、参考にはなるか微妙ですが、私なりの計算方法は
*物の値段なら
100万…車一台
1000万…すごい人の年収
1億…一軒家一個 とかのざっくりとした概念や、
*税金なら とりあえず一億で割ってみて、国民一人当たりこれくらいか! とか
*販売数でも、一億を割ってみて、○人に一人もってるのか、つまり学年に△人か、多いな〜 とか計算してます。
ご回答ありがとうございます
そうですね、身近な例を考えるとわかりやすいですね。
自分の身近なところに使える数字がないか探して見ます
ありがとうございました^^
『「大きい金額」全般においてのお話』とのことですので、あえて空気を読まずに。
「590億ドル(約6兆7800億円)」を1つの目安にしてはどうでしょうか。
これは、2007年度のビル・ゲイツの資産総額です。
個人が、一代で築き上げた資産としては現代では最大クラスです。
逆に言えば、これを大幅に越える金額であればどんな商売の天才であっても個人で築けない金額、となります。
また、日本における大卒者の平均生涯賃金は3億数千万円、と言われています。(いまのところは)
ですので、こちらで何人分の生涯賃金に相当するのか、を計算してみるのも手かと。
ご回答ありがとうございます。
なるほど生涯賃金というのは目安としてはいいですね
ありがとうございました^^
ご回答ありがとうございました。
う~ん、難しいですねぇ・・・ということは企業買収とかで値段を見て、それが「高いなぁ~」とか直感で感じられる人というのは、ほとんどいない感じなんですかね。たいていの方が漠然と「すごい金額・・・」と思う感じですかね。
※この質問は企業買収とかの話だけではなく、「大きい金額」全般においてのお話ですので、その他の方のご意見も歓迎です。よろしくお願いします^^