ボルシェビキというのはロシア語で単に「多数派」を、メンシェビキは「少数派」を意味するだけですが、実際には時勢によってどっちも多数になったり少数になったりしますので、もっぱら発想や思想的な違いを指します。ボルシェビキはレーニン主唱のコンセプトで、少数精鋭のプロフェッショナルな革命家が政府を作り、強力な中央集権体制にするという発想であり、メンシェビキはもっと緩やかな、いわば同好会的な、民衆に開かれた路線を主張します。この種の路線闘争は、以後世界の左翼陣営で見られるようになり、日本の学生運動の内ゲバなんかでも言われたりします。たしかにキツく締めないと発足後の革命路線が骨抜きになる恐れはありますが、同時にそれって恐怖政治につながり皇帝専制支配とあんまり変わらんという批判もうなずけます。
いわゆるヨーロッパでいう社会民主党がメンシェビキで、共産党がボルシェビキにあたります。前者はマルクス、エンゲルスの指導していた党で、後者はレーニンが率いていた党です。
ありがとうございます。社会民主党と共産党はざっくり言い切るとどう違うか、おおざっぱに教えていただけると助かります。
社会民主党は「選挙など合法的なやり方で政権を獲得する」
共産党は「革命など暴力的な手段に訴えてもとにかく政権を奪う」
というふうに教わりました。
後に社会民主党系の勢力の影響を受けてヒトラーが政治家になり、国家社会主義ドイツ労働党(いわゆるナチ)運営の参考にしました。
ですから共産党は「やり方があからさま(猪突猛進)」であり
社会民主党は「外堀から埋めていく」タイプという風に認識しています
期待してたざっくり感です。わかりやすくて助かります。ありがとうございます。
ありがとうございます。過激な赤がボルシェビキ、穏健な赤がメンシェビキ、てかんじですか。実際の(主張する)政策上の具体的な違いまで、もし知ってたら教えていただけると助かります。知ってたらで構いませんのでよろしくお願いします。