うまく伝えられずに申し訳ないのですが、単純に珍しい昆虫を知りたいのではない、ということなんです。余計わかりづらいですかね?
http://ethnicdaisuki.cool.ne.jp/thai20-5-2.htm
http://lannathai.nomaki.jp/musikui/musikui.htm
メンダー(タイワンタガメ)
タイで食用にします。非常によい香りのする虫で、洋ナシの香りがすると良く言います。わたしはコリアンダーの実をもうちょっとフルーティーにした香りだと思います。メンダーそのものを料理して食べたりもしますが、醤油やチリペーストにメンダーの香りをつけたものも販売されています。チリペーストはうちでも日常的に使っていますが、炒め物などに少量使うととても美味しいですよ。
バッタ類・イナゴ類・コオロギ類・ケラ
タイで食べます。揚げ物にしたり、炒め物などにするようです。さくさくして美味しいです。特定の種類ではなく、バッタみたいなものは分け隔てなく食べるんじゃないでしょうか。「おケラ」も同様に食べます。
タケツトガの幼虫
上記のURLでイモムシと言っている白っぽいワームがタケツトガの幼虫です。成長すると蛾になります。タイでは缶詰でも売られているようです。ちなみに、何かの蛹、というのも種類はわからないけれど、蛾の蛹です。
http://musikui.exblog.jp/4275093/
ゲンゴロウ
わたしは食べたことがないですが、タイではよく食べるようですね。
コガネムシ類
上記URLでカナブンと言っているやつです。硬そうですが、素揚げにするとさくっとして美味しいです。
ツムギアリ
上記のURLにはありませんが、タイで食用にします。日本のアリと違い、木の上で葉っぱをつづりあわせて巣を作ります。食べるのは白い芋虫状の幼虫と蛹、成虫も混ざっていれば食べるでしょう。タイでどのように食べてるのかよく知らないんですが、蜂の子のように佃煮にして食べると美味しいです。日本にあるタイ料理の食材店でも冷凍ツムギアリを販売していることがあります。
ヤシオオサゴゾウムシ
タイでも食べるようですが、以前お答えしたようにニューギニアなどでも食べます。サゴヤシの木を切り倒しておくとゾウムシという甲虫(こうちゅう)がやってきて卵を産んでいきます。それが育つと大きくて白いイモムシになるのですが、それが美味しいらしいです。わたしは食べたことがないので非常に食べてみたいです。
タランチュラ(大型のクモ)
タイでも食べますし、カンボジアなどでも食べるようです。以前、ふしぎ発見かなにかで言ってたことによると、飢饉で食べるものがなくなった時に食べてみたところ意外に美味しかったとのことで、今では食べるものに困っていなくても食べているとか。
食用ばっかりですみません。
東南アジアじゃないのでオマケで
以前の質問では南米のコチニールというカイガラムシのことをお答えしましたが、同じように赤い染料として使われるカイガラムシがトルコあたりにいるそうです。ケルメス(kermes カーミズとも言われます。たぶん英語読みです)と言います。
http://caffetribe.exblog.jp/6866130/
↑このページの写真のように、葉がトゲトゲした樫木につく虫です。クリスマスに赤い実のついたヒイラギを飾るのは、一説によるとケルメス虫のついたケルメス樫の木を模しているのではないか、という説を、むかし染め物の本で読みました。ヨーロッパの修道院でケルメス染めをしていたことと関係があるのではないかと書いてありましたが、本のタイトルは覚えていません。
食用している各国がわかりやすくのってました。
http://blog.goo.ne.jp/sakura707_2006/d/20070429
タイで200種類食べられているようです。
写真ちょっとグロいので注意。。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2353153/2659596
ありがとうございます。
やっぱり食用、という所に辿り着いてしまいますよね・・・
食用以外も是非お願いします。
染料にするといえば、ラック虫(ラックカイガラムシ)というのもいますね。東南アジアでとれるそうです。赤い染料にするほか、蝋のような分泌物をワックスにして木製品などを磨きます。
http://www.geocities.jp/lanna_thai_chiangrai/lac/lac.htm
日本のイボタロウムシという、これもカイガラムシですが、やっぱり蝋のような分泌物をワックスにします。高級な木製のタンスはこの虫の蝋で磨くそうですよ。
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/konchu/data/kamemusi/kaigara/ib...
ボーカレン族のセミ採り(食用ですが捕まえ方が面白いので)
http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/20070131#p2
ジャイ(セミの一種)
毎年3月の一ヶ月間だけ取れる。日が暮れたら焚き火をたいて、村人総出で竹の棒を叩く。この音が鳴き声の周波数に近く、焚き火の光と音にさそわれてセミが集まってくる。日本で言うとツクツクホウシのような小さなセミで、体は透明感のある黄緑色で美しく、翅は透明。現地ではジャイと呼ばれている。この方法で取れるセミはジャイだけとのこと。味付けはせず串刺しにして焚き火で焼いて食べる。味は鶏肉に似て美味(村人)。
健康をもたらすセミのおしっこ
http://www.oride.net/trivia/trivia422-428.htm
No.424 雨のようにおしっこを降らすセミがいる(番組評価 83/100へえ)
マレーシアに生息するドゥンドゥビアというセミはペタイツリーという木に群れをなして生活しています。この木はマレーシアの木の中でも多く水分を含んでいるため、水分を吸ったセミは雨のようにおしっこを降らします。セミは出会いが増えることと適から身を守るときに有利になるために集まる性質を持っていますが、ペタイツリーに多く集まるのは木から放出される化学物質がセミをひきつけるのではないかと言われています。さらに、ペタイツリーは匂いが強いため殺菌効果がある可能性が高いと考えられ、この木の水分を多く吸ったセミのおしっこも殺菌作用があると考えられています。そのため現地ではこのセミのおしっこは体に良いと人々に言い伝えられ、遠くからもおしっこを求めてたくさんの人が訪れます。ペタイツリーの木の幹にはセミが集まり、木の下にはそのおしっこを求めて人が集まるんですね。
↑わたしはこの話をトリビアの泉ではなくニュース番組で見たことがあります。毎年その季節になると、高い木からふりそそぐ雨をあびるためにあちこちから人が集まってくるそうです。あびると健康や幸せを得ると言われているとか。
ニューギニアで精霊扱いされているホタル
http://witch-vill.blog.so-net.ne.jp/2006-03-12-1
ニューギニアではホタルの大群が木にとまって一斉に点滅する現象が見られます。現地では精霊扱いされているそうです(そういう関わりもありですね?)。
これまた東南アジアやオセアニアに限定すると違うのでオマケですが、
博物館などにある骨格標本を作るのに、カツオブシムシの一種を使います。
死骸の肉をそぎおとしたあと、骨に残った肉をカツオブシムシに食べさせます。
【医療】
蛭で悪い血を吸い出してもらう、蛭治療。(写真はショッキングかも、ご注意下さい)
http://www.sundance-japan.com/yoshiko-5.htm
この韓国の漢方医は蛭、うじ虫を使って治療を行っているそうです。蛆虫を使って
壊疽を防ぐ臨床はイギリスや日本でも始まったとどこかで聞きかじったのですが。
http://www.kgmsa.com/promotion/jpn/link_24.php
http://abcdane.net/archives/000899.html
【食】
昆虫食だとWikiが詳しいですね。私自身はサソリのから揚げ、かぶとの幼虫炒めを食したことがあります。北京オリンピックが始まったら屋台からなくなるのかなあと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%86%E8%99%AB%E9%A3%9F
【娯楽】
子供のおもちゃとして。ゾウムシの風車(虫車)
http://www.afftis.or.jp/konchu/hanasi/h11.htm
【毒薬として】
狩りの狩猟用に槍や弓矢の先に塗りつける。
http://www.afftis.or.jp/konchu/hanasi/h14.htm
ちょっと横道にそれて
蜂に綿をくっつけて追いかけ、巣をつきとめ蜂蜜・蜂の子を頂く、または巣を破壊する『へぼ追い』を見たことがあります。 このURLだと『すがれ追い』と書かれています。
生きた蜂を(飛ばし)利用して本体を狩るやり方はすごいと思うのですが。
素晴らしいです!どうもありがとうございます。知らない情報ばっかりです。
ありがとうございます。
染料とかは良いですね。日本の染め物にも使われている虫がいるとか。
参考にさせていただきます。