中学生にも分かる平易なことばでお願いします。
いわゆる推理小説は除外してください。当方としては
純文学が望ましいと思っています。
日本に鉄道文学が存在するかということについての
コメントでも結構です。
たとえば太宰治の「列車」
たとえば藤原智美の「運転士」(107回芥川賞作品)。
抽象と具象 ~ 文学は非日常、小説は日常性に ~
一般的に「戦争文学」が「戦争小説」よりも多用されるのは、戦争の
実態が“非日常”であることに起因するのではないでしょうか。
したがって「戦争・伝記・聖書・宗教・政治」などは非日常に属して
「中世文学・江戸文学」のような時代区分とも共存します。
しかるに「恋愛文学」が存在するとしても、慣用的に「恋愛小説」と
呼ばれるのは、特殊な社会環境を除いて、日常的主題だからでしょう。
つまり、恋愛そのものを哲学のように論述する場合は「恋愛文学」で、
恋愛を通じて人間や人生を描写する場合は「恋愛小説」がふさわしい。
日常にありふれた「鉄道・自動車・船舶・飛行機」などに「文学」を
付加すると、いささか大げさで、そぐわないのではないでしょうか。
もうひとつの区分に「抽象名詞と普通名詞」もあります。
やっかいなことに「人称小説」のような呼び方も出現しています。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3804618.html
主語の条件 ~ 三人称・単数・現在のすすめ ~ (ANo.3)
なお、Yahoo! 辞書《大辞泉》では、つぎのように収集されています。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%96%87%E5%AD%A6&dt...
「文学」で終わる項目を検索すると77件、「小説」で終わるのは48件。
言葉としての形容の仕方は確かにそぐわないという点はありますね。機械文学のようなものになりますね。
鉄道を楽しむことを主眼とした小説みたいなもの。たとえば内田百けんの
阿房列車
紀行文学としての内田百閒は確か別格ですね。言葉の技による車窓風景は
つい唸ってしまいます。
鉄道が添景されている小説が確かにほとんどですね。純粋さを求めるとすればその部分だけ抜き取って、例えば、文章による車窓絵画と規定するのもあり得るかなとも思いました。