みなさんは、こうした力を養うにはどういった知識や経験が必要だと思いますか?理由とともに具体的にお考えを教えて下さい。
「地球上で起きていることの本質を正しく理解し、時代を読む力」を一人で備えることは無理だと悟ること。
ゆえに、様々な分野のスペシャリストと交流する時間を持つ努力をすること。
まず、自国の歴史(日本で言えば日本史)を踏まえた上で、世界史と地理を勉強するのが重要かと思います。特に世界史は、一緒に地理も勉強しないとどうにもならないこともありますし、相手の国の方と話をする上で、最重要だと思います。
それから、自国のニュースだけでなく国際ニュースにも敏感になることです。今はインターネットがありますので、情報入手が一昔前より簡単です。
他国語は、もはや世界共通語と化している英語が(オリンピックではフランス語が主らしいですが)そこそこ読むことができればいろいろ情報は入りますけれども、優秀な通訳や翻訳がいればそのスキルも別に必要ないです。最重要ではないと思います。
もちろん、英語でコミュニケートできるに越したことはありませんが、それより、カタコトでも挨拶ができる、通訳を通してでも、フレンドリーにコミュニケートできる、などの、コミュニケーションスキルが必要かと思います(自国語で出来ない方は、さらにできないですよね。ですから、自国語でまずは培うことが第一です)。また、それゆえに、つまりコミュニケートする上で必要なので、世界史や地理等は欠かせないと前述いたしました。
ご質問文中の、
>この地球上で起きていることの本質を正しく理解し、時代を読む力を養うには、
>様々な学問に精通していることが必要だと考えています。
とのことですが、私はそうは思いませんし、そういうレオナルド・ダ・ヴィンチのごとき万能人間が世界にどのくらい存在するか、を考えたら、それを目指すことはあまり意味のないことだと思います。
様々な学問に精通している人間などそんなにいませんし、だから相手をそう考える必要もないのです。とにかく、時代を読んでいること、コミュニケーションができること、この2つが重要だと思います。
つまりは、
・コミュニケーションスキル
・メディアリテラシー
この二つをきちんと身につけ、さらに、情報もきちんと収集することを忘れなければ、やっていけると思います。
私が世界史・地理・自国の歴史・そして自国のニュースでなく国際的な情報の収集(あとは、最重要ではないと思うけれども、英語を読む能力とコミュニケーション能力が少々あってもいいのかな、っていうか業務やるうちに覚えると思うんですが。じゃなかったら大変です)、それらを身につけるのが先決だと思うのはそのためです。
もちろん、英語圏以外の海外を相手とする職業もいっぱいありますが、その時に通訳さんも来ると思うし、そのうち自分でも覚えなければならないときが来るでしょう。語学力なんて何とでもなるし、なにしろ言語は生き物なので、時代によってある程度変わりますから、その時でもいいのではないかと。例えば、うんと昔にニューヨークにいた方は、英語難なく使えると思っていたが、「携帯電話」が今ニューヨークでどのように呼ばれているかわからなかった、というのがありました(ネットで調べればすぐわかるのに)。その他にも、流行り言葉がビジネスで飛び交うこともありますし、外国語については、ずば抜けてではなく、ある程度の英語力を補う程度で十分なのではないかと思います。それで十分情報収集もできますし、また、他の言語を使うかもしれませんし。
ちなみに、
>地球規模で行政は政策を考えなくてはいけないし
とおっしゃっておられますが、行政とは、ほぼ、地方行政ではなく国ですよね?
地方行政で動く部分もありますが(友好都市等。あとは、最近ではちょっと島の問題がありましたが、領土のほうは国の仕事だと思うから国に頼る方向をもっと考えたら良かったと思うのですが……争うとかならほんとに外交なんだから)、外交は基本的に国同士がするものなので、そのあたりは、企業とは別になるかと思いますよ。戦略的にも別になります。
あと、1の方のおっしゃっている「旅行」は、ある程度のお金と時間がある方なら、私は大賛成です。金持ち旅行で高級ホテルというのではあまり意味はありませんが(笑)、いろいろな社会に触れること、いろいろな言語にも触れることにつながりますから、自分への投資としていいのかな、と。
旅行してみて初めて気付くこともあるはずです。何でこの国の人は私よりもJ-POPに詳しいんだ!とか。
ご回答ありがとうございます。
私も地理歴史は、世界を知る上で欠かせないものだと考えています。
たしかに世界中の人とコミュケーションする上でも地理歴史を知っていたほうがいいですね。
コミュニケーション能力は大切ですね。やはりそれぞれの専門家の意見をしっかりきけるような理解力であったり、信頼関係を築ける会話力みたいのは本当に大切だと思います。こういった能力を磨くために、何か心がけていることなどあったら聞きたいです。
行政や政治に関しては私は本当に素人なので基礎から学んでいきたいです。
私も旅行は行くのですが、そこで発見した何かから世界の繋がりとかを感じたことなどはあまりなく、単純に驚いたり感動したりということでした。やはりその国の歴史や地理、政治を理解しておいたほうがその辺を考える上で必要ですね。
ご意見ありがとうございました。
http://www.cato.org/cato-university/index.html
国際的なシンクタンクが主催するセミナーに参加してみるというのも、世情の捉え方、考え方の勉強になるし、刺激的なヒトが講演・講義してくれるので、視野を広げる経験になるのでは。
とくに米国のシンクタンクのセミナーは、開催場所もリッチ&コンフォートで素敵♪
といいつつも個人的には、
勉強もいいけど、世界で今問題が怒っている「現場」を見に行く方が有効というか、勉強の強い動機付けになるのでよいかなーと思います。
勉強はいつでも、あとからでもできますけど、世界で今起こっていることは、今見に行くしかないと思うので。(もちろん、死ぬ危険、国際問題になりかねない危険がある「現場」に単身乗り込むのは、ダメだと思いますが)
ベルリンの壁崩壊や阪神大地震、NY911とか、後から現地見に行きましたが、もっと事件直後に行くべきだったと痛感しました。
政策なり戦略なり、何か将来に向けたプランニングをするヒトは、
マスメディアやネットの二次情報だけで満足しないってことが、大切なのでは?と思います。
そこまで大きなセミナーは参加したことないですが、たしかにある分野の専門家の意見を聞けてとてもおもしろく勉強になりました。今後もいろいろ参加してみたいと思います。
なるほど、動機付けは大切ですね。それにメディアなどを通じての情報はたしかに、信頼できないときもありますね。自分の足で、多くの専門家や、現地へ行って調査することが大切ですね。
なるほどですね。自分のできる分野を極めたほうがいいということですね。