高校生です。
多読によって現代文の成績は結構良いので、苦手な英語も読書で何とかなるんじゃないかと思い、洋書に手を出そうと決めました。
小学生の時にハマったハリポタを読もうと思ったのですが、
http://www.amazon.co.jp/Harry-Potter-Sorcerers-Stone-Paper/dp/customer-reviews/059035342X/ref=cm_cr_dp_hist_5?ie=UTF8&customer-reviews.sort%5Fby=byExactRating%5F5&customer-reviews.start=1#customerReviews
http://www.amazon.co.jp/Harry-Potter-Philosophers-Stone-Paper/dp/0747532745/ref=pd_ts_fb_47?ie=UTF8&s=english-books
↑の二つのどちらを読むのがオススメでしょうか?
イギリス英語版とアメリカ英語版の二つのようですが……
自分としてはできたら原書のイギリス英語の方を読みたいのですが、現代の高校の英語はやっぱりアメリカ英語が主流なんですか?
もしそうなら、アメリカ英語の方を読むのですが。
それとも、ほとんど差はないんでしょうか?
趣味に勉強もくっつけようという軽薄な考えですが、アドバイスをお願いします。
そのほかにも、注意点やオススメの読みやすく勉強になる洋書などあったら合わせてお願いします。
アメリカ英語のほうをおすすめします。
あなたは受験をされるようなので、その勉強に役立てるためということは、その中で記憶されていく単語が米英のほうがよいからです。
辞典には、単語の説明に
【英】、【米】と書かれている単語があります。
同じ日本語でも、イギリス英語とアメリカ英語とでは違う単語を使う場合があります。
ですから、ハリポタを読んでいて要らない単語を調べると、
「こういう意味か」と頭に入ってしまいますよね。
もしテストや受験で、イギリス英語で書いた単語や表現を × と判断されてしまったら、不利になります。
日本では、アメリカ英語を学び使っている人が多いので、採点者が違いまでをも知っていないとそのようなことが起こります。
多少の違いで、後から抗議する時間がある場合は直してもらえますが、そうはいかない場合もあるでしょう。
単語を調べた時に、ついでに違いも学ぶのもおもしろいことですし、イギリス英語を話す人と話す時などには
役立つと思います。
テストのときなどには、使い間違いや混合してつかうことがあると英、米どちらからみても間違った使い方となって
しまうということも発生しますので、気をつけてください。
米版、英版の順に2冊読むのもおもしろいやりかたです。
違いがわかりやすいですし、一冊読み終えた後で似たものを読むのは、大変勉強になるでしょう。
読むと同時に声に出す、話す(勉強のときは、たいてい一人でですが)ことも記憶によいですよ。
原書を読みたいという気持ちは、他の、例えば国々の歴史や文化などを「理解したい」という気持ちがでるときと
同じことです。
つまり、あなたは本質を知ろうとしています。大変よいことです。
なるほど、確かに試験で×を食らって「でもこれはイギリス英語です!」っていつでも言えるわけじゃないですもんね……
「勉強」という面も考慮するなら米英の方がよさそうな気がしてきました。
イギリス英語は大学に入ってから読んでみようかな。
どうもありがとうございました。
高校の英語はアメリカ英語が基本でスペルも違うものがあるので勉強を考慮するのであればアメリカ英語版がいいでしょう。
殆ど差がないかどうかは主観の問題なので微妙ですが、イギリス英語版とアメリカ英語版の両方があるという事実から言えば、それなりに違うと思っておいたほうがいいと思います。
ただ、巷で言われているほど英語の本を原書で読んだところでそれほど英語の勉強に役には立たないように思います。
完全に役に立たないわけではないですが、それを主に期待してやるとか受験勉強の英語はそれで何とかしようと考えると危ないです。
趣味と割り切って、イギリス英語版で読むのもいいかもしれません。
また、ハリーポッターの日本語版は良くも悪くも訳者が楽しみながら(?)独特の訳をしていますので、英語版の日本語訳の解答として使うのには向いていません。
確かに、ほぼ同じであれば二つに分ける必要がないですものね……
ええ、確かにそういった洋書を読んでも文法の知識などはつかないことは分かってます。
しかし、「読み慣れる」というのも大事かな、と思いまして……
難しい問題集を解けずに諦めるよりは、まだそこまで力にならなくても継続してできるものをやろうと思ったのです。
日本語版はかなり意訳がされているのですね。知りませんでした。
どうもありがとうございました。
どちらでもいいと思います。
まず、英語の小説を読むのって英語に慣れる、総合的な文章読解力をあげるためにはなると思うのですが、高校や入試のための英語の学力にはなかなか直結しないものだと思います。
実際に大学入試などの長文ではエッセイや軽い小論文のようなものが出題されることが多く、小説ってあんまり出ませんよね? (少なくとも私のころはそうでした)
現代文が得意ならわかっていただけると思うのですが、基本的に小説を読むのに必要な技術と小論文やエッセイを読むのに必要な技術ってちょっと違いますよね。
特に英語は構造にうるさいので軽いエッセイでも序論とか結論とか付けるように言われたりします。
語彙も口語的な小説と試験問題に出てくるような堅めのコラムやエッセイ、小論文なんかでは結構違います。
つまり、英語の小説を読んで身に付く英語力は学力にはあんまりなりません。
で、実際に学力に繋げたいという気持ちが強いのであればむしろハリーポッターではなく、興味の持てそうな分野の軽めのエッセイやコラムなどを読まれたほうがいいと思います。
英語の軽いエッセイやコラムを集めた本や、英語の雑誌、英語のニュースサイトのコラムを読むのなども手軽でいいと思います。
が、楽しみながら英語力にもちょっとはプラスになればいいな、というのならあんまり深く考えないで自分の好きなものを読むほうがいいと思うので、どちらでも楽しんで読めると思う方でいいのではないでしょうか。
教科書なんかの英語は基本的にアメリカ英語なので、アメリカ英語のほうが慣れているから読みやすい・イギリス英語まで覚えるのはちょっとキツイ、と思うならアメリカ英語を。イギリス英語の言い回しも含めてハリーポッターの世界をもっと楽しみたいならイギリス英語でいいと思います。
イギリス英語とアメリカ英語ですが、高校レベルではあまり気にしなくていいと思います。
私は高校ではイギリス人のネイティブの先生にも教わっていたのですが、イギリス英語の言い方も覚えたぞ、くらいの感じでした。イギリス英語の言い方を覚えても教科書で出てくるアメリカ英語を忘れることはないでしょう。こんな言い方したっけ? と思ってどちらも確認したりするので、違いも含めて二重に勉強しているようなもので印象が強くてどっちもあんまり忘れなかったり。
学校の試験や大学入試に際してもあまり気になったことも問題になったこともありません。試験で答えに迷うものが出てきても普通にアメリカ英語の方で解答すれば問題はないですし、あまり答えに迷う問題に出会ったこともなかったと思います。
私のいた大学では受験問題の作成時点で、出題者側で答えが分かれそうなものは避けていたようです。問題・解答例を作る人がアメリカ英語の話者であっても、受験問題は通常複数の先生でチェックを行うのでアメリカ英語の話者のみで作成することってないと思います。
センターなどのマークシートでは答えの分かれる選択肢は普通入れないと思いますし。
出題者側もイギリス英語くらいまでは想定範囲なのではないでしょうか。
また、近年はアメリカ英語・イギリス英語以外の英語の重要度も増してきています。新TOEICなどではイギリス英語、アメリカ英語のほかにオーストラリアの英語、カナダの英語などもわかることが求められていますし、色々な英語を知っておいても損はないと思います。
英語の小説を読むこと自体は学力には繋がらなくても総合的な英語力になると思うので、ぜひやってみてほしいと思います。
文章の量をこなせば英語のリズムとでもいうようなものがわかってきます。小説の文章は論文などより感覚的なので、小説の文章が読めるようになると文法ではなく感覚で英語がつかめるようになると思います。
何より小説でも洋楽でも映画でも、自分の好きなことをやるほうが苦手意識も湧きにくく、やる気も出るし続くので、最終的には英語力アップの近道になると思います。
小説を読むだけでなく勉強のためにももうちょっと何かやってみたいなと思ったら、
①英語音声+日本語字幕で映画を見る、英語でどんな風にしゃべっているかもちょっと気にする
②英語で小説を読む、文字だけではイメージしにくいところをチェックしておく
③本を手元に英語音声+英語字幕で映画を見る、英語で内容を理解、解らなかったら本に戻って復習、文字だけでは解らなかったところをチェック
④英語音声(+英語字幕)で映画を見る、出来るところは会話を声に出して真似してみる
というのをお勧めします。
もちろん映画は原作とは違うところも多々ありますが、実際に会話の音声の手本があること、映像で原作の描写の確認ができるので教材としては悪くないと思います。
ちなみにハリーポッターは舞台が現代なのでまだ読みやすいのですが、ファンタジーの場合特殊な用語や言い回しが多くなるので辞書に載っていない単語が出てきたり、苦労して調べた割りに普通の英語ではあまり役に立たないことも結構あります。
ハリーポッターを読んでみて「やれる!」と思ったら、ぜひファンタジー以外の現代小説などにもチャレンジしてみてほしいと思います。
なるほど、確かに模試にもあまり小説はでないですね……
さすがに新聞はきつそうなので、軽めのエッセイやコラムを探してみたいと思います。
テストの作りもイギリス英語は想定の範囲内なのですか。
確かに辞書にも(英)って書いてあるものはありますし、なんだか安心しました。
感覚で英語が読める、ですか。もう憧れちゃいますねー
現国の問題はほとんど直感で選んだものが合ってますし(でもそれって実際は良くないらしいですが)、英語もそうなれたらと思わずにはいられません。
映画も有効らしいですね!
これは僕の先生も言ってましたけど、それを声に出して真似したりするとさらに良いんですよね。
でも生憎僕は映画にはあまり興味がなくて……(汗
ハリポタもダヴィンチコードも原作(と言っても日本語の本ですが)の方が断然面白くて、映画はあんまり見ようとは思いません。
生の英語を耳から聞くというのは非常に良いらしいんですけど……残念です。
どうもありがとうございました。
高校生の方がお読みになるのなら、UK版でもUS版でもどちらでも同じくらい役立つと思いますよ。
でもハリー・ポッターの世界が好きでお読みになるのなら、UK版のほうがはまれるでしょう。
ハリー・ポッターの本でUKとUSでの異同で最も有名なのは、第一作の書籍タイトルです。
UK版(オリジナル)は "Harry Potter and the Philosopher's Stone"
US版は "Harry Potter and the Sorcerer's Stone"
で、ご心配の件ですが、基本的に、受験勉強とは切り離して考えてOKですよ。
私も、ずいぶん昔のことなのですが、UK語の原書購読をやってふつうに大学受験しましたけど、
特に何も困りませんでした。大学受験のレベルでは、「綴りが違う語がある」という程度です。
例えばUS語で "center" と綴る語は、UK語では "centre" です。
US語で "-ize" と綴るものは、UK語では "-ise" です ("realize" vs "realise" etc)。
記述式の試験ならどちらでも「○」になるはずですし(私は「試験では米語」で通しましたが)、
マークシート式などならそもそも綴りを間違えて解答すること自体がありえません。
語法・イディオムのUKとUSの違いは、大学受験レベルでは気にする必要は特にないと思います。
(ただ、米語のイディオムを知らないと試験で得点能力に影響するかも……
UK語のイディオムは知らなくたって全然影響はないと思いますけど。)
学校でUS語を習うので、余力があって自主的にやるならUK語で全然問題ないです。
(そうでもしないと、今の日本の環境ではUK語に触れずに過ごしてしまう、ともいえる。)
検索してみたら、ハリポタのUK版とUS版のテクストの比較をまとめたサイトがあったので、
一度ご覧になってみてください。
http://home.comcast.net/~helenajole/Harry.html
第一章のところだけ見てみます。
パンクチュエーション(句読法)がかなり違いますが、ほかには下記のものが目立っています。
UK: Dudley had learnt a new word ('Shan't!')
US: Dudley had learned a new word ("Won't!")
※助動詞のshallは米語では使わないので、shan'tだと「ほんとに『新語』に見えてしまう」との判断でしょう。
UK: 'Well, I just thought...maybe...it was something to do with...you know... her lot.'
US: "Well, I just thought...maybe...it was something to do with...you know... her crowd."
※英米での語彙の違いですね。この "lot" は大学受験ではそもそもまったくの範囲外なので、気にしなくてよいだろうと思います。
UK: It was staring down Privet Drive as though it was waiting for something.
US: It was staring down Privet Drive as though it were waiting for something.
※出た、as though it was/were 問題。これは英米で違いがあるので、受験では例えば文法の穴埋め問題で選択肢が示される場合は、wasかwereのどちらかしか選択肢になってないはずです。
例) She was talking as though she (were / had been / is) a queen.
あと、関係代名詞でwhichを使う (UK) かthatを使う (US) か、という違いもあります。これも試験問題では両者が選択肢になっている問題は、先行詞が最上級とかの場合に限られます。
「オススメの読みやすく勉強になる洋書」というと……著作権が切れていてネットで無料で読めるものをいくつか挙げておきます。
Alice in Wonderland
http://etext.library.adelaide.edu.au/c/carroll/lewis/alice/
The tale of Peter Rabbit
http://www.gutenberg.org/files/14304/14304-h/14304-h.htm
http://digital.lib.uiowa.edu/peterrabbit/pageflip.html
The Wind in the Willows
http://www.archive.org/download/windinwillows00grah/windinwillow...
結構違いがあるんですね!
単語の綴りの違いが多いみたいですが……
文法上の違いもややあるんですね。
でもたしかにそうたいしたものではなさそうです。
無料の洋書、どうもありがとうございます。
アリスとかなら読めそうです。
どうもありがとうございました。
え!?
そうなのですか!?
でも、日本で発売されているものとアメリカで発売されているものは違いますよね……?
それと同じようにアメリカとイギリスのも違うと思うんですけど……?