一般企業が提携カードを発行するメリット、カード会社にとってのメリット、私たちカード会員にとってのメリットを教えてください。
最近増え始めた芸能歌手アーティストとクレジットカード会社の提携カードを例に挙げてみます。
(ちなみにこのようなカードはファンクラブ会員カードを兼ねています。)
【一般企業(芸能プロダクション)が提携カードを発行するメリット】
利用者がアーティストのグッズなどを提携カードで購入してくれた場合には独自の特典やポイント(例えば500ポイントためると直筆サインがもらえる、1000ポイントためると本人に会える等)等が付くので、そのアーティストの関連商品を出すごとにリピートして買ってもらえやすくなるのがメリットです。
【カード会社にとってのメリット】
カード会社の収入源は主に年会費・分割払い時に発生する手数料等ですので、会員が増えれば増えるほど儲かりますので、会員の増加=利益増がメリットです。
【カード会員にとってのメリット】
現金がいらずにカード1枚で支払えることや、提携カード会員になることによってコンサートの優先チケットが取れることや、提携カードを利用する額が多いほどアーティストに関する特典やポイントが得られます。
企業にとってのメリット
ポイント付加等のサービスで良く買い物をする優良顧客の囲い込みが出来る。
個人情報を把握できるので顧客の購買分析が容易になる。その結果を広告展開などに利用する。
企業から決済手段を提供することで現金の持ち合わせがない時などの購買の障壁を下げる。
カード会社にとってのメリット
カード入会を企業が受け付けるので入会機会が増え、会員増に繋がる。
現金の持ち合わせがあるのに、ポイントや特典目当てにカードで買い物して貰うことでカード利用手数料が増える。
企業との提携によりカード会社単体では出来ないようなデザインのカードを発行でき、それが宣伝効果をもたらす。
カード会員にとってのメリット
会員向けのポイントや特典を利用できる。
一部会員のメリットですが、一般的に新規発行の提携カードは審査がゆるく、カードを持てない属性でも審査を通ってカードを持てることがある。
把握してることを書き出してみました。
なるほど、参考になります。
上の2つの回答に補足です。
■カード会員のメリット
提携カードの場合、年会費無料でクレジットカードが持てる。
提携カードが年会費無料カードが多いですもんね。
企業側
1 会員の多くはその企業でお金を使う人であり、かつ優良顧客の可能性が高い(使いもしない会社の提携カードを作る人は少ない)
2 購買傾向が把握できる
3 上とも関連するが、それによって効果的なDM(請求書同封物など)が利用できる
3 カード会員優待と称して、割引セールができる
4 提携のクレジットカードを発行できる程に信頼性があると広く宣伝できる(まぁ、古くはセゾン、ここ数年ではアプラスやオリコが提携カードを発行しまくったせいで、今はそれほどでもありませんが)
会員側
1 多くは無料カード(提携企業が負担)で、費用負担が無い(もしくは少ない)
2 割引セール(常時5%オフや、バーゲン時10%オフ、年間購入額○○円突破でさらに優待など)や、ポイント優待(たとえばJAF《セゾン》カードと他の《セゾン》カードを比べると、ポイントで翌年度会費を払う場合は、倍計算となる)が期待できる
3 プロパーカードよりもカードフェイスが良いものがある。(逆になることもあるが…PARCOカード-Sなどは男性が持ちにくい色合い)
カード会社
1 提携企業がカード会費を負担すること、会員の拡販活動を提携企業がすることで、多くの会員を集められる
2 一定のショッピング利用が見込め、提携先企業によってはリボ払いや分割払いをする顧客が多ければ(家電など)、収益率も上がる
3 既存会員の幽霊化を防止できる(プロパーや他提携カードを持っていても使ってない人が、新たに提携カードを作る場合、カード利用の復活が見込める)
詳しい回答ありがとうございます。
企業とカード会社と会員が3者ともメリットを受けられることはすばらしいことですよね。
一般企業が提携カードを発行するメリット=発行することによってカード会社から発行成約手数料が見込める
カード会社にとってのメリット=自社のみでプロモーションを行うよりも会員を獲得しやすくなる
カード会員にとってのメリット=出資元がカード会社のみだけでなくなるため、単体カードよりも高いポイント還元等のメリットが期待できる。
回答ありがとうございます。参考になります。
実際プロパーカードよりも提携カードのほうが
発行枚数が多いようですね。
3者とも利益になることが提携カードのメリットですよね。