現在、大学4年で卒論のテーマを検討中の身です。
修士へ行くことを前提としています。
博士は行かないつもりですが、将来的にプラスになるなら行くかもしれない程度の認識です。
卒論テーマとして
「暗号」
「BDD」
のどちらかという選択肢があります。
ちなみに付加情報は以下です。
・前者が教授、後者が准教授の担当になっています。
・前者へ行くと、会話は全て英語になります。後者は日本語。
・ステータスは、「勉強が苦手なプログラマー」だと自分では思っています。
将来的なプランを厳密に考えているわけでもなく、自分が何をしたいのか、は不透明です。
教授や准教授、学生の先輩に聞いても返答は抽象的でした。
大学のランク的には高くもなく低くもなくですが、将来的には安定志向が好ましいです。
答えにくい質問かもしれないですが、過去の経験や体験談、卒業してみて感じたこと、外から見た意見など、忌憚無くお聞かせください。
私も大学院修士課程まで行き、今は企業経営しています。
結論から云うと、卒論テーマはどちらでも良いでしょう。あなたが興味をもち、良いものが書けそうな方が良いと思います。(英語が苦手なら後者にするとか)
それよりも今は大学院入試に努力するのが良いと思います。
そして将来のことですが、現在大学院を博士まで行っても、これと云ったポストが得られる訳ではありません。私も修士を出てから、これから如何生きていこうと真剣に悩み、起業の道を選びました。これは誰に聞いても明確な解答は得られない質問です。しかしあなたが修士課程に進もうと思っているなら、進むべきだと思います。(私も当時、大学院に進学すべきだと思い、進みました)その結果、あなたが修士をでる頃に、はっきりと人生の目的が見えているかもしれないし、見えていないかもしれません。しかしどちらにせよ、大学院に進もうと希望して進学したのなら、修士課程終了は何かしらのステップアップを果たしてた結果となるはずです。
一応、情報科学を専攻しました。
#最初、「BDDってなんだろう?」と思いましたが、、、二分決定図のことですね。(^^;
いまは博士課程に進むつもりは無いとのことですが、あとあと心変わりしたことを考え、「それぞれの卒論課題が属する専門分野について、どちらが興味をみてるか?」、あるいは、「人間的な部分も含め、どちらの指導教官に魅力を感じるか?」を基準に考えるのがよいかと思います。
もし、そこまで深く考えるつもりがないようでしたら、、、私ならBDDを選びます。BDDはグラフィカルに整理でき、取り組むにしても、容易に興味を持てそうであるのに対し、暗号については、素因数分解とか、数学的な部分が多いであろうことが想像され、「もし、興味をもてなかったときに、キツそう」だと思うからです。
がんばってください。
ありがとうございます。
指導教官についてですが、検討できるほど好き嫌いも無いですね…。
分野の総合で見ると、暗号の方が興味があります。
本来であれば人工知能もやりたかったのですが、自分のいる大学では権威の先生がいないので…。
そういう意味ではBDDは色々なジャンルで活躍できる、いわば総合的な内容だそうです。
自分の向き不向きや好き嫌い、興味のあるジャンルを考え始めるとキリがなく、際限なく思考がループしている最中です。
自身は確たる見通しもなく博士まで行きました。純粋文系です。理系は別にして文系は専門が深まれ深まるほど就職先が絞られてきます。教職ですね。が、これも就くのは難しいですね。大学は学生好みのコースを開いてはいますが、その先の就職はかなり限定されますね。
進学をするのなら逞しく研究すべきだと思います。中途半端だとものになりませんね。「自分が何をしたいか不透明」であればなおさらですね。「不透明」という辺りの文脈にはとりあえず修士へ行くというという気持ちが透けて見えるように思います。
具体的に参考になること、答えるのは難しいですが。思いついたままの考えを記します。1,プレゼンテーション能力を高めること
研究もその価値を最終的には発表するわけですが、人に伝わるものでなくてはならないことはあると思います。どう手際よくプレゼンテーションができるか。
結局われわれは人間の中で生きているわけですから人間に伝わることが大事。
研究を通してプレゼンテーション能力を磨くという観点も大事ではないかと思います。
2,テーマは面白い方がいい
なんとなく選んだテーマよりも、好きだから選んだテーマの方がよいと思います。好きだから面白くなるということはあります。それを極めようとすると可能性の追求領域まで踏み込んでいくことになると思います。主体的にテーマは選ぶ方が後々のためにもいいと思います。
3,人とのコミュニケーション
研究的ということは個別的になりやすいものだと思います。が、社会に出てから求められるのは生身の人間と接することの大事さです。研究をいいことに人とのつき合いをさぼらないことです。純粋に研究だけで生きていけるのなら別ですが、それはなかなか難しい。多くの考えを持った人の中で生きるには異文化とのつき合いを含めても大事です。
研究は伝達だと思います。他者が意識されるもの、社会も生身の人間で構成されています。
感じたことを書きました。
読ませて頂きましたが、確かに的を得た答えだと思います。
自分の中で”とりあえず修士”な部分は多いです。何をどう生かせるか、その後どうするか、その2年で決めようと考えています。
文系理系とスパッと分けるのは躊躇しますが、しかし確かに理系はコミュニケーションやプレゼンは苦手な傾向があるように思います。
1と3は、自分が逃避していた部分で、改めて考えさせられました。2ですが、実際に博士まで行った方の意見なので、大いに参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。
どっちにしろ大した違いはないのでは。学校で教えてくれることなんてたかがしれています。ご自分でなにをやるか、やりたいかを考えて、上記以外でもかまわないではありませんか。
わかりやすい内容ですね。実に明快です。
ただ、”何をやりたいか”が明確でないので、”何ができそうか”を考え始めているところです。
色々な意見、参考になります。
なかなか抽象的な卒論テーマですね。
(1)「暗号」:通信における暗号化 素数を使った暗号化・量子暗号化など、アルゴリズム的なネタはいくらでもあると思います。理工学の場合は、あまり英語であることはネックにはならないと考えます。
(2)「BDD」:lisp 辺りを使ってナリッジデータベースのモデルを作ると面白そうですね。prologでバックトラック、フロントトラックが出来るエキスパートシステムの構築なども面白そうです。(既に死語かもしれませんが。)
ご自分で、「勉強が苦手なプログラマー」とおっしゃって見えるのがキーかと。
GNUなど、現在は良質のプログラムツール、数学ツール、文章・図表作成ツールが有るわけで、本人がその気になれば何でも出来るはずです。年齢的にもまだ若いので、やれる事に何でもトライすることが肝要かと。その年でしか実現できない事があります。そして、その時々に成果物を生成すれば良いのです。
ご自身で気がつかれていないかもしれませんが、自分の特技を生かせ、それを最大限に発揮できる年齢にいるという事は大切です。
とても恵まれた環境にいるのですから、生かして下さい。今、出来ることを、今しかできない事をやることが肝心です。
今日が締め切りで、暗号分野に進んで研究することにしました。
今しか出来ないこと、というのが大切だと思いました。
就職を選んだ友達と話したりしてみても、やはり学生のうちに出来ることを成すのが大事だと感じました。
あとは、とにかく邁進するのみです。
ありがとうございました。
大学生(院生)には「特権」があります。
それは「学生は起業やら何やらチャレンジすることに応援してもらいやすいこと」「ハメをはずした遊びもやりやすい」「膨大な自由時間(といってもぼーっとしてたらすぐなくなるけど)」「社会に出てからでは出来にくい研究・得られにくい人脈」等いろいろあります。
あとで後悔しないように、本当に自分が求めていて(本当に求めているのであれば低俗なものっぽいからと目をつぶらない)今しかできなさそう、今やるのが社会にでてからやるよりはるかに効率がよさそうなこと、に是非取り組んでください。
とはいってもリキみすぎないように、ね。
あ、あと成功している人(というより、自分にとって「こうなりたい」とあこがれている人)からアドバイスもらったり、その人を真似てみるのもよいかと思います。
何か具体的に聞きたいこと等あれば言ってください。
僕なんかでよければ相談にのりますので。
何かに挑戦するのは若いうちが一番効率が良く、勢いだけで進めていける時期だと自覚はしています。
ただ、何をしたいのかという質問をされると、とても難しいです。
「お金を稼ぎたい」よりは「名前を売りたい」方が(どちらかと言えば)強いので、やはり研究者として進む道を考えています。
青色ダイオードみたいな画期的な内容は自分に出来そうも無いですが、せめて専門分野で将来的に残る論文を書くのがとりあえずさしあたっての目標でしょうか。
もし挑戦したいことが出てきた時には、またハテナで相談に乗ってもらうこともあるかもしれません。
その時はまたよろしくお願いします。
貴重なお話をありがとうございます。
将来的に起業は一つの選択肢として有ると思うので、そういう方のお話は参考になります。
今の状況ですが、院試が2ヶ月後に迫っている状況で「来週までに卒論テーマを決めるので選んできてね」というお知らせが来たので、迷っていたところでした。
英語は確かに苦手なのですが、個人的な動機として今の研究室に”入った時は”暗号に興味があり、進みたいと思って入った次第です。(サイモン・シンさんが書いた「暗号解読」を読んでいるときでした。)
そして今も興味は…寝ても覚めても飽きないぐらい好きだ!とは口が裂けても言えませんが、あります。
ただ、BDDも面白いテーマではあり、具体的にやるべきことがわかりやすい分失敗しないだろう、という・・・まぁハッキリ言えば妥協したいのだと思います。
最終決定は来週木曜日ですが、書いている今は暗号に進もうと思って書いています。
結局どちらを選んでも、それなりの結果を残さなければならない点では同じですよね…。
ありがとうございました!