THEME:「今だからありがとう!ボクの好きな先生&学校の思い出」を教えて下さい
「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきた“イエ・ルポ”の続編コーナーです。“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか? 愛するマチ、好きな風景、家族とのエピソード、イエでの思い出…。毎回のテーマに沿って、あなたのイエとマチのルポをご投稿下さいね!
次なる〈イエはてな〉ライブラリーの本の実現を目指して――豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
※モラルのない一行レス等コメントの内容によってはポイント送信を控えさせて頂く場合もございますのであらかじめ御了承下さい。
※コチラのテーマ詳細とルポ例をご覧になってご投稿下さいね!
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080718
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#Repo2
※今回の「いわし」ご投稿は7月24日(木)正午で終了とさせて頂きます。
文化祭でそういう思い出ってドラマや物語の中だけだと思ってたんだけど
実際あるんですね。
なんか青春って感じの思い出でいいですね。
先生と生徒の垣根が取り払われて、心と心が通い合って、みんなでもうすぐお別れの名残を惜しんでそれぞれが密かに枕を濡らして…。本当にドラマのようなすてきなお話です。
一番瞼を腫らしていたのが先生っていうのもいいなぁ。かけがえのない思い出。そして大人になっても続いていく友情。高校生活が与えてくれたすてきな出会い。いつまでも大切にしてください。こころがほんわか温まりました。
私も、一番瞼を腫らしていたのが先生だった、というところにホロリときてしまいました。箸が転んでも笑っちゃうオトメ達ですから、そんなのも笑っちゃいますが、でも思い出すとまたホロリ。そんな思い出なのではないかと思います。
先生というと年齢は近くても、お互いに壁を作り合って、理解し合うことを避けている、みたいなことが多々ありますよね。でもTinkerBellさん達とこの先生はぜんぜん違う。お互いを深く思いやる姿が、とっても素敵です。
熱血青春先生の話が別のツリーにありましたが、これもある意味ほんとに青春。こんなふうに先生と生徒が一緒の夜を過ごしながら心を通わせていくなんて、めったに出来るものではないと思います。本当に素敵な先生です。そしてTinkerBellさん達も素敵です。
以前、TinkerBellさんの、高校生になりたての頃のお話を伺いましたが、そこから始まって、本当にキラキラ輝くような高校生活を送ってこられたんですね。なんか、いいなあ。私も心がほわんとしてきました。
私たちの高校は文化祭ってすごく味気ないものだったので、なんかこういうお話は本当にうらやましいです。
それこそTomCatさんのおっしゃる壁を作っていただけだったのかもしれませんが、親友だよね!なんていうことができる先生はいませんでした。いいなぁ。
TinkerBellさんたちと本当に心が通い合っていたのですね♪先生は、ホントにいろいろなことがこみあげてきて瞼がはれちゃったのでしょうね。そんな先生をおばけ役にしてしまうなんておちゃめなところも出てしまう先生も残り少ない思い出をつくろうとしていたんですね♪ほんと青春だなぁ・・なんて感じました
文化祭の準備がきっかけとはいえ、先生と生徒の垣根を越えた友情・・・って堅い文で書くと雰囲気台無しですが、読んでいて本当に涙がじんわり出てくるエピソードでした。
女性の先生の場合、結婚で退職される方もいらっしゃるのですよね。
話はそれますが、私の大学でお世話になった女性の先生にも結婚・退職された方がいらっしゃいます。退職の時「またいつか研究の場に戻ってきたいです」という決意を述べられていて、私としてはあまり一緒の時は凄さなかったけどその思いに胸打たれました。
しかしその時、私も信頼していた男子研究員の方が「女で結婚で研究職を離れちゃ、もうお終いだ・・・」ってポソッと言われたのです・・・。他の女性研究者で結婚後に復帰され、見事な成果を残されている方も少なからずいらっしゃるのですけどね。確かに道は険しいのだけど、リベンジなんて無理と否定的な決め付けをする方もいるのは残念でショックな事でした。
さて、人の人生の幸せは何によって決まるか、その人その人で決まってくると思うのです。何かを止めたら何かを始める時であったり、またその道に回帰する道だってあっていいと思うんです。
TinkerBellさんの先生はお嫁さんになったけど、TinkerBellさん達と固い友情で結ばれたことは、きっと福井に行かれた先生にとっても忘れられない幸せのひと時だったと思うのです。今は先生ではないけれど、TinkerBellさんたちが遊びに行ったとき、きっとまた幸せな思い出が沢山その人の人生に刻まれるんじゃないかと、私は感じました。
高二の文化祭。
おそらく高校生活の中で一番盛り上がる特別な行事だと思います。
一年の時はまだほとんど初体験の文化祭でしたから、
もっとあんなことがしたかった、こんなふうにしたかったと、
色んな反省がありました。
そして三年生になれば、きっとあまり文化祭に集中したりはできないだろうなぁという予感があります。
だから今年に全力投球。二年の文化祭って、そんな特別な文化祭なんですよね。
私たちもクラスの出し物に、めちゃくちゃ燃えていました。
やったのはただのお化け屋敷でしたが、
みんな思い出に残る文化祭にしたいと、本当に思っていたんです。
男子は教室の中に迷路みたいな順路を作っていく係。
女子はお化けの衣装やメイクなどを担当します。
全ての準備が終わって女子だけが数人残って、
いよいよ明日だねぇ、なんて言いながら窓の外を眺めていると、
そこに先生が入ってきました。
先生はまだ若い女の先生で、年が近いので友だちみたいな感じでした。
差し入れの紅茶が残ってるよ、一緒に飲んでいかない?
なんて誘ってみんなでお茶をしていると、窓の外がきれいな夕焼けになっていました。
先生がぽつりと言いました。
実は今年度で退職する予定なのよ、って。
ええっ、まだ先生になったばかりでしょ、なんでなんで?
結婚するのよ。
結婚したって先生続けられるじゃない。
彼がね、親の仕事を継がなきゃならないのよ。だから東京にはいられないの。
えー、どこいくの?
福井。
うわ、遠い…。
そして誰言うとなく、今夜最終準備の合宿をしようよ、ということになりました。
先生が、それなら私の家に来る?と言ってくれて、
みんなの家に電話をかけてくれたので、あっという間に合宿が決定。
みんないそいで家に帰って、先生の家の近くの駅に再集合。
迎えに来てくれた先生と一緒に夜のお楽しみのお菓子や飲み物をいっぱい買って、
先生の家に急ぎました。
ご家族の方とご一緒に夕食をいただいて、かわりばんこにシャワーを浴びて、
あとは夜通し先生を囲んでおしゃべりです。
あ、もちろん文化祭の準備もしましたよ。
おばけのメイクの練習とか。
先生の顔も猫娘。猫耳もつけて、みんなで大笑い。
笑って笑って、そして、ちょっと泣いてしまいました。
そのあと、先生の恋バナなどを聞かせてもらいながら、夜更けまで過ごしました。
あかりを消して、みんなで寝ます。
しばらくしてお約束の、まだ起きてる?の声。
起きてるよ。
先生は?
まだ寝てないよ、なぁに?
あのさ、先生、先生としては今年で最後かもしれないけど、私たち今夜親友になったから。
そうだね、親友はどんなに離れてもずっと親友のままだよね。
うん、先生をやめてもずっと親友。いつか遊びに行くね。
みんな口々にそんなことを言いました。
そしていつの間にか眠ってしまいました。
翌朝。起きてみると、みんな目が腫れぼったいんです。
ぎゃははは、何その顔!
あんただって!
全員が全員、程度の差はありますが、揃ってまぶたがぼてっとしています。
ゆうべ、みんな泣いちゃったんですね。
そしてなんと一番ひどかったのが先生!
みんなでお腹を抱えて笑ってしまいました。
私たちはタオルで冷やしたりして出かける前にはほとんど目立たなくなりましたが、
先生だけはなかなか瞼の腫れがおさまりません。
先生、今日はおばけの役やらせてあげるよ、きっとぴったりだよ、
なんて言いながら、みんなで学校に急ぎました。
そしてその日は本当に先生をおばけの役にしてしまいました!
今先生は嫁ぎ先で二人のお子さんに恵まれて、幸せに暮らしているそうです。
いつかみんなで会いに行きたいなぁ。
先生を囲んで、またあの思い出の夜みたいな夜を過ごしてみたいと思います。
先生、今でも大好きだよ、親友だもん、私たち。