1216356466 【イエはてな】“イエ・ルポ 2” #017


THEME:「今だからありがとう!ボクの好きな先生&学校の思い出」を教えて下さい

「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきた“イエ・ルポ”の続編コーナーです。“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか? 愛するマチ、好きな風景、家族とのエピソード、イエでの思い出…。毎回のテーマに沿って、あなたのイエとマチのルポをご投稿下さいね!
次なる〈イエはてな〉ライブラリーの本の実現を目指して――豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!

※モラルのない一行レス等コメントの内容によってはポイント送信を控えさせて頂く場合もございますのであらかじめ御了承下さい。

※コチラのテーマ詳細とルポ例をご覧になってご投稿下さいね!
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080718

プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#Repo2

※今回の「いわし」ご投稿は7月24日(木)正午で終了とさせて頂きます。

回答の条件
  • 1人20回まで
  • 5000 ptで終了
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  • 終了:2008/07/24 12:51:08

回答496件)

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落語の先生 CandyPot2008/07/23 22:13:10ポイント5pt

小学校の時、落語が大好きな先生がいました。落語は子供には難しい話が多いですが、その先生は子供にもわかりやすいようにお話を組み立てなおして聞かせてくれました。笑いは笑いでも、落語の笑いは優しさにあふれています。その先生も、あったかい、優しい先生でした。

ある時、クラスの中に、ちょっとした問題が起こりました。いじめというほどのことではありませんが、クラスの男子にちょっと天然パーマっぽい髪の毛の子がいて、それを一人の男子が、女みたいで気持ち悪いとしつこくはやし立てはじめたんです。あまりに何日も続くので、私たち女子が数人でやめさせようとしました。そうしたらその男子は意地になったみたいで、女にかばってもらってますます気持ち悪い、などと言い出しはじめてしまいました。

責任を感じた私たちは、先生の所に相談しに行きました。放課後、先生は問題の男子を呼び止めて、○君に聞いてもらいたい落語があるんだよ、○君はいつも面白いことを言ってみんなを笑わせるのが上手だから、先生の落語の批評をしてほしいんだ、みたいなことを言っていました。私たちも一緒に呼び止められて、観客が少ないとやりにくいから一緒に聞いてよと誘われました。私たちは小声で、落語どころじゃないのにね、なんてぶつぶつ言いながら席に座りました。

先生が話してくれたのはこんな話でした。

これは一眼国という昔から伝わる落語です。さて江戸時代の昔、ある男が、全国を巡礼して回っている人から、目が一つしかない人ばかりが住んでいる珍しい村のことを聞きました。話を聞いて男は、一つ目小僧を捕まえれば儲けになると考えて、さっそくその村を探して旅に出ました。

江戸から北へ百里ほど行くと、話に聞いたとおりの大きな野原が広がっていて、聞いた通りの木が生えている場所にたどり着きました。子供がいたので呼び止めると、振り返った子供の顔には、本当に目が一つしかありません。男はしめたと思い、ぱっと子供を小脇に抱えてさらおうとしました。

でも子供はびっくりしてキャーッと叫びます。それを聞きつけた村の人たちが、今で言うサイレンの役目をする法螺貝を吹いたり半鐘を鳴らしはじめたので大騒ぎ。男はとうとう捕まって、幼児誘拐の現行犯で代官所に引き立てられてしまいました。さっそくお代官様のお取調べです。

何々の守様おなーりー。かどわかしの件につきこれより吟味いたす。これ、おもてを上げい。

そこでお代官様はハッと息を飲みます。

その方、目が二つもあるではないか!二つ目小僧じゃ、二つ目小僧が出た!!

お代官様がバタバタバタッと大慌てしておしまいです。私たちはお代官様の演技がとても面白くて笑いました。問題の男子も笑っていました。その日はそれでおしまいでした。

翌日、すっかりその男子は、いつもからかっていた子をいじめなくなっていました。放課後先生に声をかけられて様子はどうだと聞かれたので、今日はぜんぜん何でもなかったですと答えると、そうか、○君、わかってくれたのかな、あと数日様子を見て問題があるようならしっかり話をしてみるから安心してほしいと言われました。

まわりと一人だけ違うと、それがからかいやいじめの種になりがちです。でもそんなことはおかしいんだということを落語で教えてくれた優しい先生。あとで親から聞いた話ですが、この先生は父母会の時、こんなことを行っていたそうです。私(先生)は頭から子供を叱りつけることはしません、叱るのはご両親の役目だからです、教師は叱る代わりに、何がどう悪いのかを考える手助けをします、教師は教える役目だからです、って。大人になった今思い出しても、本当に立派な先生だったなぁと思います。今は退職されたそうですが、校長先生まで務められたそうです。大好きな先生でした。また先生の落語を聞きたいよぅ。先生、今でも大好きです。

なんと素晴らしい!! TomCat2008/07/24 06:00:31ポイント4pt

叱るのは親の役目、教師は叱る代わりに何がどう悪いのかを考える手助けをする。なんと芯の通ったポリシーなのでしょう。こんなことを明確に保護者の前で宣言できる先生は、ちょっと数少ないのではないかと思います。

 

落語を使ったご指導のエピソードも素晴らしいですね。まだ相談を受けた初日で状況がよく分からない。普通の先生ならここで、数日慎重に様子を観察してまずは状況把握だ、となるところでしょう。しかし万一それが深刻なイジメなら、時間に余裕はないかもしれません。

 

でもこの先生は考える手助けをするのがポリシーですから、相談を受けた初日から、仮に誤解や現状認識に間違いがあったとしても、全く対象生徒を傷つけることがないやり方が採れたんですね。

 

そして語りかけた落語がその子の心にジャストミート。一言も叱りも注意もせず、楽しく笑わせただけで「気付き」を与えた。これって本当にすごいことだと思います。

 

もちろんこんなこと、誰にでも出来ることではないでしょう。日頃から対象生徒と深く心を通わせ、その性格や考え方などを熟知している先生だからこそ出来た方法だったのだろうと思います。その土台が無く形だけ真似しても、子供の心を動かすことなんておそらく出来ませんよね。

 

あ、それから「一眼国」という噺。これ、本当は「見せ物小屋」が絡むんです。男は祭りなどに小屋掛けするのがなりわいの香具師。一つ目小僧を捕まえて見せ物小屋に出して一儲けしようとたくらんでいたんですよね。そして最後のお代官様のくだりも、本当はお代官様が二つ目お化けを見て慌てるのではなく、この男を見せ物小屋に売れ、と言って終わるんです。

 

でも、そういう噺のままでは、人と見かけが違えば見せ物にしていいんだ、という話になりかねません。そこでこの先生は、見せ物や人身の売り買いといった要素は噺からすっぽり取り去って、子供の心に、『そうか、もしアイツの髪が世間の標準だったら、俺がからかいの対象にされていた可能性だってあるわけだ』という気付きに必要な要素だけを取り出して、新しい演出の噺に作り替えていらっしゃるご様子です。

 

これ、もしかして即興でそうされたのかもしれませんね。教師としても、噺家としても、素晴らしい心づかいと、そして才能です。

 

いやー、世の中には本当に素晴らしい先生がいらっしゃるものですね。驚きました。そして感動しました。そしてそして、本当に勉強になりました。いいお話をありがとう!!

よい先生もいるのにねえ アトムアトム2008/07/24 06:49:43ポイント3pt

 こどもの目線で物事をとらえる。なかなかできないんですよね。なぜなら、大人になると自分が子供のころどんな風に物を考えていたのかを覚えていられなくなるから。

 子供のころの気持ちを忘れてしまっても、その代わり大人には経験があります。こんなときにはこうするといい。少なくとも悪くない。

 そういう経験をうまく使える大人になりたいです。

 教師を志す若い人たちは理想を高く持って、一生生徒たちの心に残る仕事をしてもらいたいです。教師という仕事は打ち込む値打ちのある仕事だと思います。

落語 vivisan2008/07/24 09:57:48ポイント2pt

うわーっ!すばらしい先生!

落語っていろんな意味をもっているお話が多いですよね。落語話から、生徒に教えようとするのって、本当にちゃんと落語の話の本当の中身を理解していないと無理ですよね。あくまでも指導って気づかせないようにして理解させるのはすごく難しいことだと思います。

私もその先生の落語のおはなし聞いてみたいです!!

先生の役目・親の役目・・・ Lady_Cinnamon2008/07/24 11:23:57ポイント1pt

 

私(先生)は頭から子供を叱りつけることはしません、叱るのはご両親の役目だからです、教師は叱る代わりに、何がどう悪いのかを考える手助けをします、教師は教える役目だからです・・・

 

 昨今ではモンスターなんちゃら、なんて世間をにぎわしているようですが、こういう先生、先生としての役割を自己流(落語を使って)で通されている先生の存在は子供社会にとってはとても大事なことだと思います。 

 

 私がお世話になった校長先生(国語担当)も、CandyPotさんの落語の先生に似ていて、ショートショート作品などを例にあげて何かしら私たちの影響を与えてくれる先生でした。その校長先生とCandyPotさんの落語の先生、機会があるのならいつかお話を聞かせてもらいたいものです・・・。

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