特に、
Aさんに取材して、Bさんが文を起こした記事で、
かつ、文の調子が「...と、Aは話す」ではなく、Aさんの口調で全ての文章が書かれている
場合に著者表示はどうするのか?
について教えてください。
出典表示法 ~ 引用符 & 書誌データ ~
◆ 凡例(さまざまなルールが混在し、ほとんど統一されていない)
1.西暦年月日を8ケタで表示する(元号や英文表記を排除する)。
2.著・訳・編(詞・曲・編・唱)のように、制作順に併記する。
3.書籍・音声・映像などを、―― 《 》のフォームに統一する。
―― 原著者/訳者/編者《題名(誌紙名)~ 副題 ~ 発行年月日 出版社》
―― 原著者/訳者/編者《題名 ~ 副題 ~ 発行年月日 誌紙名・巻号》頁
―― 作詞/作曲/編曲/歌唱《題名 ~ 副題 ~ 発売年月日 レコード会社》
罫線2字分で「引用開始・聞き手・書誌データ」の三機能を担わせる。
URL(Webアドレス)を「書誌データ」の代りに記すこともある。
つぎの三者いずれもが、著者となる可能性がある(講演録など)。
A=語る人(スピーカー)複数の場合(鼎談・座談)もある。
B=聞く人(インタビュアー)質問代行者の場合(要約)もある。
C=書く人(ライター)「文責=C」など著者・編集者の場合が多い。
◆ 独白型(A=ブロッホ/BC=マーテンス)
――「しかし、メンゲルベルグ自身あのような教え方をする瞬間まであ
のような考えは持っておらなかったでしょう。私はあえて言いますが、
『英雄の生涯』(Heldenleben)の下稽古はメンゲルベルグにとっても、
またオーケストラの団員にとっても新たな体験でした。ですからこのオ
ーケストラは真に偉大な師を持ったと言うべきであります。稽古はすべ
て創作的活動であって、きまりきった仕事ではないのであります。」
── アレキサンダー・ブロッホ《バイオリン教授における精神的態度》
── マーテンス,F.H./高杉 忠一・訳《弦楽技法 19720310 全音楽譜出版社》P004
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030309
── 《弦楽技法》目次 ~ 英雄の生涯 ~
◆ 対談型(A=渡邉 美樹/B=鈴木 愛子/C=末永 稔)
―― 最後にもう一度聞きますが、店長は管理職であるべきですか。
「もちろんです。今問題になっている『名ばかり管理職』では、決して
幸せになれません。残業代うんぬんではなくて、店長にとって、どうい
う処遇で働くのが幸せなのかを、外食産業の経営者はもう一度考えるべ
きだと思います。日本人の労働観、我々経営者の価値観が問われている
と思います」(聞き手・文=末永 稔、インタビュー写真=鈴木 愛子)
http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20080709_2/
―― 《日経レストラン 20080709 日経BP社》
◆ 鼎談型(A=法主夫妻/BC=阿波 雅敏)
── ご夫妻のご意見は だいたいにおいて一致されますか
裏方 どうでしょうかしら(笑)
法主 音楽に関しては 私はジャズでも歌謡曲でも聴くのですが こち
らは クラシック一本やりというぐあいです(19690422 東本願寺にて)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19690422
―― 《一聴一席②楽苑二重奏 ~ 大谷 光暢・智子御夫妻をたずねて ~
19690501 月刊アルペジオ・5月第2号 edited by Awa Library》
リンク先を読みましたが、そのページに質問の答えは記述されていないと判断します。
つまり、取材対象者、取材者、文責者を明示して全て表記するということですね。
これを取り入れて、自分なりに * 引用形式を書くと、こんな感じでしょうか。
冨永 敦子=語り, 澁川 祐子=取材・文 : 総力特集 読まれる文書vs.捨てられる文書, 上司顧客の評価が上がる文書vs.下がる文書. THE21, 285, pp.34-35 (2008-08).
* 科学技術情報流通技術基準SIST02風...だけど完全準拠じゃない。中途半端はダメなんだろうけど