第二言語ではなく母国語の習得の場合、どの国の人でも(聴覚障害がない人は)まずは音から言葉を覚えるのではないでしょうか。
幼児期に言葉を覚えるのなら「あ」から始まる言葉、「a」から始まる単語というような覚え方はしないと思いますし、実際にそのものを見て、「これは『いぬ』」、「こういうときに『いいね』と言う」という覚え方をするので文字は必要ないでしょう。
http://kanazawa-houshiki.org/kanazawa_houshiki_toha/kennjyouji_n...
参考になるかわかりませんが、言語発達について簡潔にまとめられたページです。
そもそも、「言葉にはすべてそれを表す文字がある」訳ではありません。たいていの場合、文字を「わざわざ作る」のです。アフリカまで行かなくても、日本国内にその例があり、アイヌ語は文字を持ちませんでした。
言語習得は、一般的には、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの順番です。これは第一言語習得の場合普通にこうなると思います。外語の場合は、多少かわってくると思います。
ですので、「イメージと、それを表す単語をくっつける」ことで語彙を増やすということになるでしょう。「何やら赤い小さなぶつぶつのある、けれども食べることが出来、結構甘くておいしい」ものを見て、それを「イチゴ」と認識するわけです。
イラストなどでイメージできないものもありますが、それでも私たちは、それらの語を使うことができます。それは、先人たちの使っていたものを真似することによって、その語彙を吸収するということ(つまり覚える)ということでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B5%CA%B8%BB%FA%BC%D2%B2%F1
ありがとうございました。アイヌ語も無文字社会だったとは知りませんでした。
イメージと、それを表す単語をくっつけることで語彙を増やすのですね。
イチゴも、生まれて初めて食べる時は、なんだろうこれ、ちょっとすっぱいけど、甘くって、、、という風に味わって、それからイチゴという言葉が意味ある言葉として自分の辞書に掲載されるということなのでしょうか。
絵や味わうことのないものは、まねするのですか。たとえば共産主義とかは、「貧乏人が幸せになる夢の社会だよ」と教わって覚えるものなのでしょうかね。現実はどうあれ
そうですね、文字と言葉をいっしょに覚えるのではなくて、まず、耳で言葉を覚えるのですね。
そうすると、アフリカの無文字社会も、日本人も、同じようにして言葉を覚えるということになるのでしょうか。
わかりやすいHPをご紹介くださりありがとうございました。
じゃあ、あのひらがなとイラストがいっしょになっている絵本は、言葉ではなくて字を覚えるための本なのでしょうか。