THEME:「あなたが計画・実践・体験したエコ・アクション」を教えて下さい
イエと暮らしを語らう〈イエはてな〉の夏休みスペシャル企画いわし! “エコ・ルポ”と題して、自然と暮らしにいい環境づくりについて語らいませんか? この夏に計画・実践・体験、またはレポートされた、みなさまのエコ・アクションを聞かせて下さい。ここから、気持ちのいい暮らしの環境がひろがっていきますように。
豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件*
親ツリーのみ300文字以上を条件とさせて頂きます。
参考にされた数値などがありましたら、参考サイトのURLを明記して下さい。
下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
テーマ詳細とルポ例、ご投稿要項、プレゼントについて
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080822
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
子供と一緒の夏休みスペシャルエコ探検リポート!
楽しくって、微笑ましくって、そして役立つ情報いっぱいで、
本当にすてきなアクションをされたんだなぁっていうことが伝わってきます。
ネットの検索機能を物知りの森の老木にたとえて「エコロ爺さん」と名付けたのも楽しさ満点です。
エコって、実際に実践していくためには、知識も大切ですよね。
そして何をどうやったら何が変わるのかという自分で確かめる体験も。
そういう実りある時間がすごせて、きっとそのお子さんにとって、
とても思い出深く学ぶところも大きい夏休みになったと思います。
私たち大人も、ただ感覚的にあれこれやるだけでなく、
積極的に色々な情報に接して勉強していけるといいですね。
わが家の「エコロ爺さん」にも、これからはたくさん活躍してもらいたいと思います。
私もtoughお兄ちゃんと一緒にエコ探検してみたくなってしまいました。
他のツリーとは一風変わった楽しい活動にとても引き付けられました。私も親戚の子供と会う機会があったのですが、こんな楽しい活動は思いつきませんでした。子供と一緒に学ぶことは、大人にもとても貴重な体験になると思います。
そして何より、こうやって次世代を担う子供の心にエコを根付かせていくことが、すばらしいエコアクションの一つではないかと思うのです。他のいくつかのツリーでも語られていますが、エコというアクションは、直接の実行だけでなく、それを周囲に広げていく「啓蒙」も含むんですよね。その意味で、toughさんの取り組みは本当に意義深いと思います。
こういうのは大人の押しつけになっては子供は付いてこないでしょうから、同じようなことをしようとしてもなかなか難しそうですが、toughさんの電気のメーター探検のような、何かを調べる行動から入っていくといいのかもしれませんね。私も来年の夏休みは「momokuriお兄3」と呼ばれたいですw
夏休みに数日イトコの子を預かりました。
━━お兄ちゃんなにやってんの。
━━うん、お盆休みに何かエコなことをしようと思って考えてるんだよ。
━━エコって何?
━━エコロジー。えぇと、ちょっと待って(と言いながらネットを検索)。『生態学的な知見を反映しようとする文化的・社会的・経済的な思想や活動の一部(Wikipediaより)』か。つまり人間も含めた地球の生き物がみんなで幸せに生きていくためには何をしたらいいか、みたいなことかな。
━━それはたいせつだ!
こんな会話がきっかけで、二人で夏休みエコ探求をしてみることにしました。わからないことはきっとネットが教えてくれます。この探求中、私たちはPCを、物語にでも出てきそうな何でも知っている森のヌシの老木をイメージして「エコロ爺さん」と呼ぶことにしました。
まずは最も切羽詰まった人類の課題である地球温暖化をどう食い止めるかを探求しました。温室効果ガス削減のために最も手っ取り早いのは省エネ。子供でも使う身近なエネルギーは電気。よし、電気のメーターを探検してこの家でどのくらい電気が使われているかを見てみよう、ということになりました。
メーターを見に行くと、けっこうメーターが回っています。節電に心がけているつもりでも、意外に電気は消費されていることを改めて認識しました。実際に自分の目で見てみることは大人にも大切です。
続いて各部屋の探検です。それぞれの部屋で使われている電気製品を探して、切れる物は全て切って回りました。再びメーターを見に行きます。まだわずかながら回っていますが、ずいぶん回るのが遅くなりました。
━━ちょっと待ってて。エアコン付けてみるから違いを見てよ。
━━うん。
エアコンを付けると、かなりメーターが回り始めました。
━━冷やさない除湿モードにしてみるね。それならあまり回らなくなるかな。
━━うん。
結果は、目で見た感じ、冷房モードとたいして変わりませんでした。省エネだろうと気軽に使ってしまう除湿モードも、結構なエネルギー食らいだということがわかりました。再びエアコンを切ってメーターを眺めてみます。
━━エアコン切ってもまだ回るね。
━━全部の部屋、電気切ったのにね。あ!冷蔵庫!
冷蔵庫は24時間つけっぱなしですから、これを上手に使えるかどうかで、長い間にはかなりの電気消費量が違ってくるはずです。どうすれば冷蔵庫が上手に使えるようになるのかを、エコロ爺さんに聞いてみることにしました。
・まず「熱いものはさましてから」。これはわかります。参照したページには「50℃のお湯2Lを冷やさずに冷蔵室へ入れて、5℃まで冷やすと、20℃からの場合と比べ、電気代が6%アップした例があります」と書かれていました。6%は消費税より高いね、と子供が言いました。たしかにこれは大変な数字です。
・「ドアの開閉は少なく、手早く」。これも「冷蔵室と、冷凍室のドアをそれぞれ50回と、15回開閉させると、35回と8回開閉した場合に比べ、消費電力量が約6%増加した例があります」と書かれていました。これまた消費税よりも多い増加率です。
・「食品の詰め込みすぎは禁物」。やはり庫内の冷気の流れが妨げられると、効率ががた落ちになるようです。「奥の壁が見えている程度が理想的です。隙間がないと5~15%の電気代のムダが発生します」とのことです。やはり使い方が下手だと消費税分くらいの損は簡単にしてしまうようです。
(参考:http://national.jp/product/cooking/refrigerate/use/s_energy/inde...)
子供の感想としては、冷蔵庫は使い方が下手だとただ冷えなくなるだけだと思っていた、それで使う電気の量が増えるのは初めて知ったとのことでした。実はお兄さん(私)もそうでした。
ほかにもゴミとして捨てられるプラスチックの原料をガソリンに換算してどれだけ捨てると東京から大阪まで車が走るのと同じになるなど、様々な情報をエコロ爺さんに教えてもらいながら、子供と二人でエネルギー問題を探求しました。
そのほか花火の前に打ち水をして涼しさの効果を試してみたり、マイトングを持ってゴミを拾いながら何分で空き缶10個に出会ってしまうかを当てっこしたりしながら、屋外でもエコを探求しつつ楽しく過ごしました。
ほんの数日のことでしたが、子供と共にエコについて考え、実際に自分の目で確かめていく取り組みをしたことは、大人の私にとってもとても貴重な体験になりました。また子供の言葉はいちいち鋭く、大人が必要悪と考えていることも、子供から見るとそれは違うと指摘されてしまうようなことが多々あり、子供は考え方が純粋なだけにエコのいい先生だと考えさせられる場面が多々ありました。冬もまた一緒にエコを探求しようと言って別れました。以上が私のECO ACTION 2008 Summerレポートです。