人類の言語がデジタルであるというとき、個々の人間の脳内には、言葉(記号、符号, シニフィアン)と、意味(シニフィエ)を結び付ける「個別脳内辞書」のようなものが存在していて、我々は考えたり、話したり、聞いたりする瞬間瞬間に、言葉と意味を参照していると考えられます。


何かの現象や物体を見たときに、それを言葉にすることは、デジタルの世界でいう「量子化(quantization)」、そして「符号化(coding, encoding)」にあたるといえるでしょう。また、言葉を意味へと還元するときにも、「復号化(decoding)」が行われます。これらの量子化、符号化、復号化の処理の際に、量子化誤差・符号化誤差・復号化誤差のようなものが生まれるから、言葉によるコミュニケーションには誤解や勘違いが生まれるのではないでしょうか。

禅が、言葉に依存するな、言葉を使ってものを考えるな、不立文字というのも、言語のデジタルな処理による誤差を排除することが目的ではないでしょうか。

皆様、いかがお考えになりますか。

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  • 終了:2008/09/08 21:53:44
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回答96件)

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境目の曖昧な意味の類型化を超立体的に行っている。 miharaseihyou2008/09/02 19:57:51ポイント4pt

デジタル情報の塊としての意味の境目が判別不能になるほど立体的に整理分類された複合体に見える。

意味の配置の次元が何次あるのか見当も付かない。

時と所によっても変わるでしょうしね ShinRai2008/09/03 08:24:48

同じ人間が使い分けした言葉であっても、時と所が変われば、込めた意味や量子化の基準も変わってしまう。

あるいは、同じ人間であっても、相手を選んで、言葉を違った意味に使うことがある。

言語というのは、実にとらえどころがないということを理解するためにも、デジタル処理で、個別脳内辞書が使われていることを理解しておく必要があるかもしれませんね。

結節点が不規則に無数にある。 miharaseihyou2008/09/03 23:46:01ポイント3pt

単純なブランチの内部からでも絶えず変動する複数の接点が開いている。

意識して接点を増やしている場合もある。

意思による調整も完全には利かない。

また、全体の活性化された領域自体が絶えず変動する。

主要な活動領域が一瞬で切り替わる場合もある。

リレーショナル hiko3karasu2008/09/04 16:12:15ポイント2pt

外部からの入力に対して、入力を数値化していると膨大なさまざまなパラメータが必要となり比較検証には時間がかかる。瞬時に認識する必要がある場合、時間的に間に合わない。

それよりも、外部刺激から連想される接点を伝っていって全体像を結ぶ。接点はより強い結びつきを伝う。この結びつきは個人の体験により強化され個々人が連想する像はそれぞれ違うだろう。

これが高じればトラウマのように精神的抑圧になるのかもしれない。

広大な情報空間に浮かぶ結節点から発信される情報 miharaseihyou2008/09/07 00:08:26ポイント2pt

まるでピンポン玉のように発信された複数の情報が次第に衰えながら結節点を目指す。

絶えず無数の情報群を内包する空間。

結節点に命中した情報は一定時間の後に変換されて新しい情報となって空間に再投射されることもあれば、その場で減衰していくこともある。

もちろん多くの情報の塊に分割されて増幅された後に再投射される場合もある。

多次元空間に伸びるブランチと不規則に出現消滅する結節点。

順位付けされた情報が複雑に交差する。

そして、ブランチですら次第に減衰していく。

生命の力で駆動されるそれらは、生命群のようにも見える。

または海を伝う波紋 hiko3karasu2008/09/08 12:51:01ポイント1pt

入力情報に喚起された刺激は複数の波に起こす。ニューラルネットの複雑に入り組んだ網目の海に情報の刺激は波紋を伝える。無数のポイントを通過し減衰し、増幅する波は次々と接点を刺激していく。やがて波紋によって結ぶ像をすくい取る。

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