久しく自作からは遠ざかっていたのでプラッタ枚数の数がHDDの性能に影響するレベルがどうだったか忘れてしまいました。
条件として、以下の内容になります
- 同じメーカー・同じモデルでプラッタ枚数のみ違う
- 1プラッタあたりの容量も同じ
- ディスク全体の容量に関する評価はしない(最近のHDDは一番少ないモデルでも十分な容量があるため)
この条件下で以下の内容を評価するとどういう感じになるのでしょう?
- HDD全体の信頼性
- HDDの読み書きのスピード
- 発熱
- 騒音
できれば根拠となるURLも付けてください。
プラッタの枚数だけが違う場合ですね。
信頼性は故障の確率ですから部品の数が多いほど信頼性は下がります。
プラッタ1枚につきヘッドが両面にあるのでヘッド関係の故障がプラッタの枚数分だけ増えます。またモーターの負担もプラッタが増える方が大きくなりますので信頼性は落ちてきます。つまり、プラッタ密度が同じであればプラッタ1枚のものが部品点数が最小になるので信頼性は最も高くなります。
HDDの読み書きに関しては現状市販されているディスクの場合は同じシリンダにある複数ヘッド同時書き込み&読み出しはしていません。トラック密度が高くプラッタの表面ごとにトラッキングしなくてはならないからです。ですからプラッタ枚数と読み書き速度については相関はありません。
発熱に関しては、HDDの発熱の大部分はディスク表面と空気との摩擦による熱(風損)によるものです。つまりプラッタの枚数が多くなれば空気との摩擦を生じる表面が増えるので発熱は大きくなる傾向にあります。
騒音に関してもディスクの風切り音がプラッタの数に比例して大きくなるのでプラッタ数の多い方が騒音レベルは高くなります。
プラッタの枚数だけが違う場合ですね。
信頼性は故障の確率ですから部品の数が多いほど信頼性は下がります。
プラッタ1枚につきヘッドが両面にあるのでヘッド関係の故障がプラッタの枚数分だけ増えます。またモーターの負担もプラッタが増える方が大きくなりますので信頼性は落ちてきます。つまり、プラッタ密度が同じであればプラッタ1枚のものが部品点数が最小になるので信頼性は最も高くなります。
HDDの読み書きに関しては現状市販されているディスクの場合は同じシリンダにある複数ヘッド同時書き込み&読み出しはしていません。トラック密度が高くプラッタの表面ごとにトラッキングしなくてはならないからです。ですからプラッタ枚数と読み書き速度については相関はありません。
発熱に関しては、HDDの発熱の大部分はディスク表面と空気との摩擦による熱(風損)によるものです。つまりプラッタの枚数が多くなれば空気との摩擦を生じる表面が増えるので発熱は大きくなる傾向にあります。
騒音に関してもディスクの風切り音がプラッタの数に比例して大きくなるのでプラッタ数の多い方が騒音レベルは高くなります。
部品数が増えるため信頼性は低下します
http://mcn.oops.jp/wiki/index.php?HDD%2Fterm%2F%BF%AE%CD%EA%C0%A...
プラッタ、ヘッド、回転数が同一であるのならプラッタ枚数で読み書き速度は変化しません
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111405...
一般にプラッタ枚数が少ない方が低発熱と言われていますが、回転数が同じであれば心持ち程度の差です
発熱量を重視するなら、低回転、低消費電力を重視した方がより効果を得られます
部品点数に比例してノイズも増えます・・が、騒音についてはプラッタ枚数よりメーカごとの音の違いの方が大きい気がします
また静音と銘打ってあるHDは5400rpmがほとんどであることから、発熱と同様にプラッタ枚数より回転数、メーカがポイントになりそうです
1プラッタHDDをお探しであれば290あたりに製品一覧が載っています
WESTERN DIGITALはプラッタ違いラインナップが豊富なので、スペック上の数字になりますが、ある程度の比較は可能と思われます。プラッタ枚数などの諸元については英語の「ホワイトペーパー」などが参考になります。
プラッタ数に応じてヘッド数が増え、モーターへの負荷も増えます。
メーカーによってはプラッタ数の多いモデルに合わせてMTBFを掲示しているので大丈夫だという話もありますが、私は仕事でサーバ向けHDDを選定するときは、同じ容量でプラッタ数の少ないものを選ぶようにしています。
冒頭でご紹介したように、公式には変わりません。
プラッタ数が多いものほど発熱が大きくなります。
冒頭で紹介した資料などから、プラッタ数に応じて消費電力が増えることが分かります。モーターの負荷が増えるためです。
これは体感の範疇になってしまうのですが、気になったことはありません。
HGST Deskstar E7K1000 技術資料(英文)より
- ラインナップ
500GB,750GB,1TB
- error rate
1e15
- MTBF
1,200,000
- Acoustics Idle (Bels, typical)
1TB 2.7 (db)
750GB / 500GB 2.4 (db)
- Idle (W)
1TB 5.2
750GB / 500GB 4.4
- Weight (typical, g, max.)
680
重さが同じなので、500GB/750GB/1TB全部プラッタ2枚なんでしょうね。
500GB 2枚2面,750GB 2枚3面,1TB 2枚4面
ヘッドの数の多いほうがノイズも消費電力も大きい。
読み書きスピードはディスクドライブのファームウェアが同じであったとしても、ホストコントローラーやデバイスドライバ、OSのつくり、アクセス方法(シーケンシャルか、ランダムか、リードかライトか)によっててんでばらばらなので論評を避けます。
品質については…SATAのディスクなんておっかなくて使えねぇとしか言えません。
Deskstar 7K1000は750GB(4枚8面)と1TB(5枚10面)しかラインナップに無くて同様に1TBのほうがノイズも消費電力も大きい。
Ultrastar 15K450は450GB 4枚8面ですが、error rate だけみれば 1桁違います。10e16。これはプラッタの系が小さく、セクタ構成も違うからね。
ヘッドの数の多いほうがノイズも消費電力も大きい。
理屈としてはそうだと思いますが、提示していただいている資料にはその項目は内容に思います。
品質については…SATAのディスクなんておっかなくて使えねぇとしか言えません。
特に SATA には限定していませんので好きに定義していただいてかまいません。
情報自体はありがたいのですが、漠然と示していただいてもどこを見れば良いのかわかりません。
出来れば2~3例を提示していただけますか?
公式のどこに書かれているかを提示していただけますか?
自分が見た限りではインターフェイスのスループットとシークタイムあたりしか見つけられなかったので。