“TeX”が「てふ」と呼ばれるようになった由来を教えてください。
TeXは英語じゃなくて、ギリシャ文字ですね。
ギリシャ語のXはハとカの中間のような音みたいですが、ラテン文字では、chやkhにおきかわるので、英語圏ではテックって発音されます。
テフは、ギリシャ語を元にしたのだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E5%A3%B0%E5%8F%A3%E8%93%8...
http://www.is.akita-u.ac.jp/pukiwiki/?%C6%F1%C6%C9%B8%EC
によると、
TeX Book 直々に書かれたこの説明を読んだ日本人は、 X を「ッフ」と発音するのだと解し、日本では「テフ」と発音するのが定着してしまった。ドイツ語をはじめとする中央ヨーロッパ系言語圏の人々は、「テヒ」と発音する人が多い。
だそうです。
クヌース先生のTeXBookにそんな説明があったのですね。
TeXは英語じゃなくて、ギリシャ文字ですね。
ギリシャ語のXはハとカの中間のような音みたいですが、ラテン文字では、chやkhにおきかわるので、英語圏ではテックって発音されます。
テフは、ギリシャ語を元にしたのだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E5%A3%B0%E5%8F%A3%E8%93%8...
なるほど。
http://nlogn.ath.cx/archives/000423.html
>TeX を「テフ」と読むのは,実は勘違いが原因の間違いなのだが,
それでもちゃんとした理由がある。
「テフ」という不思議な言葉ができた経緯についてまとめておこう。
そもそもの原因は,TeX の作者である D. Knuth の
「TeX は何と発音するか?」の説明で使った例が適切でなかったのと,
読者が Knuth 大先生はアメリカ人であることを忘れていたことによる。
・・・・
『ドイツの作曲家「Bach」のように発音する』とある。
これで明確になった。日本では「バッハ」と発音する。
だから「X」は「ッハ」とか「ッフ」のようになるはずである。
したがって,「TeX」は「テッハ」あるいは「テッフ」のような感じになる。
これを発音しやすくして「テフ」となったのである。
そういう経緯があったのですね。
あくまで推測ですが、
ロシア語でxは日本語のハ行に似た発音で、ローマ字ではkhと書かれます。
tの発音は同じです。
eは単語によってeだったりyeだったりします。
なるほど。
TeXの発音については、開発者であるドナルド・E・クヌースさんが「TeX Book」の中で記述しています。
The name TeX is intended to be pronounced "tekh", where "kh" represents the sound at the end of Scottish loch or the name of the German composer Bach.
日本語ではloch「ロッホ」、Bachは「バッハ」と表記・発音します。このchの音は「kの舌の位置で強くを息を出す」音になります。音声学的には「無声軟口蓋摩擦音」と言い、
・無声:カ、ハのように無声。
・軟口蓋:口蓋(口内の上側)の奥の方で音を出す。
・摩擦:息を出し続け、擦れることで音を出す。
ということになります。
日本語のハ行は、
・ハヘホ:無声声門摩擦音
・ヒ:無声硬口蓋摩擦音
・フ:無声両唇摩擦音
で、一方カ行は無声軟口蓋破裂音なので、その両方の特徴を合わせた音ということになります。
日本語では外国語の末尾が子音で終わる場合、当該音に近い子音+ウの文字で表現することが多い(マップ、ブック、ストライク等)ため、TeXも「テフ」と表記・発音するようになったと考えられます。
英語圏ではHの音が末尾に来ることは通常なく、「Bach」も「バーク」のように発音する(にしか発音できない)ため、TeXも「テック」のように発音します。この発音を元に日本語での表記「テック」を採用する方もいらっしゃいます。
なるほど、ありがとうございます。
いくつか答えが出そろってきたようですので、ここで質問を終了させていただきます。
なるほど。