今、ダウ平均が急落しています。
史上最高値をつけた2007年10月の14,000ドルから比べると、
現在の8,000ドル後半は、4割程の値下がりです。
一方、長期的にみると、ダウ平均がここ20年間でかなり上昇していたことがわかります。
ダウ平均が上昇した主な理由として考えられるのは、何でしょうか?
具体的にいえば、
10年前が8000ドル付近、20年前が2000ドル付近。
急落している現在値でみても、10年前と同程度、20年前と比較して4倍。
最高値の14,000ドルでは、10年前の1.7倍、20年前の7倍。
上昇の理由を、根拠となる参考URL、または参考文献とともに教えてください。
(「あの本に載っていたような記憶がある」という程度でも結構です。)
ちなみに、米国の物価は、ダウ平均ほどの上昇ではありません。
消費者物価指数(CPI)
1986年を100として、1988年114、1998年140、2008年で157。
■数字の出展
Dow Jones
http://finance.yahoo.com/echarts?s=%5EDJI#chart10
CPI
http://www.economagic.com/em-cgi/data.exe/blscu/CUUR0000SEAG02
主な理由として考えられるのは「経済が成長したから」です。
一般にある国が経済成長するとその国の株価は上がります。
以下のURLの本にそのような事が書いてあったと思う。
http://www.amazon.co.jp/%E8%B2%A7%E4%B9%8F%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%...
なぜ経済が成長すると株価が上がるのかについては
難しい話になりますがすごく単純化して書くとこんな感じですかね。
経済が成長する
=経済取引額が増える
=企業業績が良くなる
=企業の株価が上がる
=平均株価が上がる
長期的に株価が上がり続けているのは「単なる事実」であって、明確な理由はないのかもしれません。長期的に株価が上がることは、投資の世界では常識扱いにされているのですが、「昔と比べて経済全体の価値(技術とか)が上がっている」とかの理由は後付けっぽいので、今回調べてみました。が、いい資料が見つけられませんでした。
http://teahut.sakura.ne.jp/b/2006-10-31-1.html
チャートを長期的に分析されたページです。参考になりました。
>「長期的に株価が上がることは、投資の世界では常識扱いにされている」
個人的には、この『常識』を信じる人の増加も1つの大きな理由なのかなと思っています。
昔の土地神話のように、「長期的にみればあがっていく」という考えを信じる人が増えるに連れて、
勝手に上がっているのではないかと。
リンク先のページ、後ほどじっくり拝見させていただきます。
参考文献ありがとうございます。
最後の等式の部分が定義と因果関係にもう少し整理できそうなのですが、
こういう意味でしょうか。
「ある国の経済が成長する」とは、経済取引額(GNP?)が増えることである。
経済取引額が大きくなるとき、個々の企業業績が良くなっていく。
国全体の経済取引額が大きくなっていて、個々の企業業績も上がっているとき、個々の株価はあがる。
つまり、平均株価もあがる。」
感覚的には、概ね正しいんじゃないかなと思います。
というのも、米国のGNPの伸び率が他国に比べて大きければ、投資が米国に集まると思うので。
すると、以下のグラフに出ている米国のGNP成長率が、
他国に比べて比較的高いということなのですかね。
http://www.data360.org/graph_group.aspx?Graph_Group_Id=150